改善意識と改善ノウハウ 物流現場改善の成功のポイント(その1)

投稿日

 
  SCM
 
 生産現場の改善は何十年も前からとことん実施されてきました。今では「歩行一歩」を詰める改善レベルにまで来ていると思われます。このような現場改善ですが、塵も積もれば山となる、のたとえではないですが、日本の製造業の強さを象徴しています。
 
 真面目に、かつ愚直に取り組むことが企業収益に大きなメリットをもたらすのです。実は物流現場でも同じ取り組みをしていけば、もっと会社の利益は上がりますし、従業員の給料にも反映されることになると思われるのです。にもかかわらずなぜ物流現場では改善がそれほど進んでいないのでしょうか。その大きな要因が「改善のノウハウがない」ということでしょう。
 
 さらに「改善に対する意識も低い」という点も注目すべきだと思います。特に物流を生業としている会社では改善意識を高め、真剣に取り組むことで会社の利益率向上と給与向上のオポチュニティにつながること間違いありません。ですから、ここで物流現場改善について、真剣に考えてみたいと思います。改善意識と改善ノウハウの向上からスタートです。
 
 まず「改善意識の向上」について考えてみましょう。なぜ製造業では改善が進んだのかというと、グローバルでの熾烈な競争があったことが挙げられます。日本国内だけで競うだけではなく、海外の企業とも競い合わなければならなかったのです。ですから生産現場では常に改善が求められました。その手を緩めればあっという間に競合他社に負けてしまうからです。
 
 そして改善を続けた結果、間違いなく会社の利益が向上します。その結果が従業員に還元されてきたわけです。ベースアップや賞与という形で。また、改善に対する報奨制度も充実していました。改善提案制度は多くの会社で導入しています。優秀な提案にはそれなりの報奨金が与えられるとともに、「改善王」などの呼称で評価されるしくみがあります。ですから、まず社内に改善に取り組むことの動機づけとなる...
 
  SCM
 
 生産現場の改善は何十年も前からとことん実施されてきました。今では「歩行一歩」を詰める改善レベルにまで来ていると思われます。このような現場改善ですが、塵も積もれば山となる、のたとえではないですが、日本の製造業の強さを象徴しています。
 
 真面目に、かつ愚直に取り組むことが企業収益に大きなメリットをもたらすのです。実は物流現場でも同じ取り組みをしていけば、もっと会社の利益は上がりますし、従業員の給料にも反映されることになると思われるのです。にもかかわらずなぜ物流現場では改善がそれほど進んでいないのでしょうか。その大きな要因が「改善のノウハウがない」ということでしょう。
 
 さらに「改善に対する意識も低い」という点も注目すべきだと思います。特に物流を生業としている会社では改善意識を高め、真剣に取り組むことで会社の利益率向上と給与向上のオポチュニティにつながること間違いありません。ですから、ここで物流現場改善について、真剣に考えてみたいと思います。改善意識と改善ノウハウの向上からスタートです。
 
 まず「改善意識の向上」について考えてみましょう。なぜ製造業では改善が進んだのかというと、グローバルでの熾烈な競争があったことが挙げられます。日本国内だけで競うだけではなく、海外の企業とも競い合わなければならなかったのです。ですから生産現場では常に改善が求められました。その手を緩めればあっという間に競合他社に負けてしまうからです。
 
 そして改善を続けた結果、間違いなく会社の利益が向上します。その結果が従業員に還元されてきたわけです。ベースアップや賞与という形で。また、改善に対する報奨制度も充実していました。改善提案制度は多くの会社で導入しています。優秀な提案にはそれなりの報奨金が与えられるとともに、「改善王」などの呼称で評価されるしくみがあります。ですから、まず社内に改善に取り組むことの動機づけとなるしくみを築いていくことが重要だと思います。
 
 改善を行うことが、巡り巡って自分のメリットとして感じられるしくみが必要なのです。単にやらされるだけでは続きません。一番効果的なことは改善を行った人が評価されることでしょう。そうすることによって、改善意識が向上します。特に会社の管理者の方にはこのしくみの構築を考えていただきたいと思います。そして次に考えていくべきことが改善ノウハウです。
 
 次回に続きます。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その12)

1.どこに何がいくつあるか、そのどこには国内とは限りません    前回のその11に続いて解説します。商品はグローバルに流通しています。シリー...

1.どこに何がいくつあるか、そのどこには国内とは限りません    前回のその11に続いて解説します。商品はグローバルに流通しています。シリー...


海外工場支援者のための「物流指導7つ道具」(その2)

第2回 道具1「現地物流診断シート」   ◆関連解説『サプライチェーンマネジメントとは』 1.工場立地と物流    工場が海...

第2回 道具1「現地物流診断シート」   ◆関連解説『サプライチェーンマネジメントとは』 1.工場立地と物流    工場が海...


ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その9)

1.平成28年、熊本震災に学ぶ    前回のその8に続いて解説します。「必要な時に、必要なものを、必要なところに」というのはSCMのコンセプ...

1.平成28年、熊本震災に学ぶ    前回のその8に続いて解説します。「必要な時に、必要なものを、必要なところに」というのはSCMのコンセプ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
物流協力会社との連携

  1.利益が出ない受注 私たちがビジネスを実施していくうえで、協力会社の存在は欠かせないもです。協力会社とは常に連携を取り合って、効果...

  1.利益が出ない受注 私たちがビジネスを実施していくうえで、協力会社の存在は欠かせないもです。協力会社とは常に連携を取り合って、効果...


物流改善とともに大切なこと(その3)

◆「責任と権限をセットで与える」とは  前回のその2に続いて解説します。社員みんなが本気になることで物流改善を通して会社を変えていくことができるよう...

◆「責任と権限をセットで与える」とは  前回のその2に続いて解説します。社員みんなが本気になることで物流改善を通して会社を変えていくことができるよう...


物流に表れた現象の要因について関係部門に発信せよ 物流側からの情報発信の重要性(その4)

  ◆ 会社への貢献、そのメリットの裏に隠れた非効率な物流  物流にはすべての活動の結果が表れる傾向がある、というお話を前回させていただ...

  ◆ 会社への貢献、そのメリットの裏に隠れた非効率な物流  物流にはすべての活動の結果が表れる傾向がある、というお話を前回させていただ...