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◆こんな方におすすめ!=危機に対する正しい認識とその適切な管理がなされない=
本当の危機とは、財産や物などの目に見える価値の喪失ではありません。本当の危機とは、「社会の価値観」に背いた時に訪れるのです。社会の価値観を見誤ることによって、取り返しのつかないダメージとなってしまいます。
「危機」とは、姿形の無いもの、つまり「信頼・信用」に傷がついた時にそれが拡大して、企業ブランド価値を一瞬にして失ってしまうことなのです。しかし、「社会の価値観」は決して一定ではなく揺れ動きます。最近は「昨日の常識は今日の非常識」であることをよく認識しなければなりません。それを見極める目が必要になってきます。
◆危機管理の難しさ
不祥事を起こすと企業は、あっという間に奈落の底に落ちていきます。危機管理の仕組みを導入しても、「本当の準備」はできていないということになります。危機管理は何をどうすればいいでしょうか。
なぜ危機に対する正しい認識とその適切な管理がなされないのでしょうか。1つには、「人は(組織は)、危機に対し楽観的である」という根本的な特質を持っていると考えられます。これは、がんや心臓病が致命的な病気だということを知らない人がいないにもかかわらず、毎年検診に行く人はごく僅かかであり、手遅れとなる、ということと本質は同じではないでしょうか。次の連載は、4回に分けて、 ものづくりドットコム登録専門家の濱田氏がリスクマネジメントへの取り組みを紹介している貴重な解説記事です。
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【リスクマネジメント 連載一覧】
1、企業が不祥事を起こす兆候とは
2、なぜ危機管理がうまくいかないのか
3、対応の誤りが重大な危機を招く
4、日常問題の放置・無関心
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