アイデア発想法とは(その3)

 前回のその2に続いてアイデア発想法を解説します。商品企画七つ道具では、ポジショニング分析で得られた方向で、アイデアを出すことが重要です。今回は、焦点発想法の実例について解説します。
 
 焦点発想法は、短時間で大量のアイデアを発想したい時に有効です。自分な好きな対象に焦点を当て、そこから出てくる「中間アイデア」をキーワードにして、そのイメージをアイデアに連想します。
 
   ◯ + △ → 新しいアイデア
 
 これをIoTのアイデアに活用するために、生産財メーカーで実施した焦点発想法の事例を紹介致します。
 
 技術で考えるとなかなかIoTと言われてもよくわからない。何かいい方法はないでしょうか?と相談があって実施したものです。
 
 IoTはものがインターネットに繋がることを意味します。焦点発想法は好きなものに焦点を当てますが、ここはものがインターネットに繋がることを想定して、焦点に当てるものは「スマートフォン」にしました。
 
 最初はものがインターネットなので、「インターネット」に焦点を当てて、アイデア発想法しましたが、焦点があまり出てきませんでした。そこで、もう少し視点を変えて、インターネットに繋がるものを想定して「スマートフォン」を焦点に当てました。
 
 スマートフォンは今では多機能で便利な道具です、持ち運びもできるし、特徴は多義に渡ります。
 
 インターネットの件もあったので、まずは練習で、アイデアを出すものを傘、焦点に当てるものをスマートフォンにして、焦点発想法を実践しました。
 

 ◆出てきたアイデアの例

 特徴要素は、機能やアプリを列挙しました。ここは名詞表現が使いやすい。中間アイデアは、特徴・要素から連想できるできることを列挙しました。ここは動詞、形容詞の表現がアイデアが出やすいです。中間アイデアのできることを傘にして欲しいことに繋げます。
  
アイデア発想法
 

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[東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階G会議室 

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 【アイデア】

 ① 傘を電車の中に忘れるので、GPSが教えてくれるといい。
 ④ ビニール傘は特徴がないので間違えやすい。
 ⑩ 水滴が払えないし、水滴が手について濡れるので、水滴を払ってくれるのはいい。
 
 この練習の後、生産財メーカーの部品のアイデア出しをしました。傘でアイデアの出し方の流れを練習したので、既存部品でも意外にアイデアが出ました。アイデア発想というと生産財では活用しにくいと言われますが、焦点発想法は、部品や素材でも新規アイデア出しに有効です。
  

この記事の著者

石川 朋雄

日本のものづくりは品質向上に切磋琢磨し,高品質な商品を開発しました。高品質商品と顧客価値創造を融合する商品企画のシステム化を提案します。

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