アイデア発想法とは(その2)

 前回のその1に続いてアイデア発想法を解説します。商品企画七つ道具では、ポジショニング分析で得られた方向で、アイデアを出すことが重要です。今回は、焦点発想法について解説します。
 

1. 焦点発想法とは

 発想法は、「既存の要素の新しい組み合わせを導き出す方法」、「量は質を生む」といわれ、様々異質な対象を組み合わせると、アイデア出し方が見えてきます。
 
  ◯+△=新しいアイデア
 
 何かと何かと組み合わせることによって、新しいアイデアが生まれます。既存商品と対象要素にそれぞれの特徴を組み合わせることにより、アイデアを導き出し、その対象の選定がポイントになります。
 
 『焦点発想法』は、アイデアを出す商品、テーマとは無関係な対象を選定して、焦点を当ててその要素をヒントにして強制的にアイデアを発想する方法です。焦点を当てる対象は、アイデアを出す本人が好むものにして、商品とは全く異質なものにするとユニークなアイデアが出ます。
 
 本人が好むものを選定する理由は、好むものであるとイメージが膨らみやすく、アイデアがたくさん出やすいのです。なるべく単機能ではなくバラエティー豊かで、楽しいイメージがでる対象の方がやりやすいのです。
 

 ◆単語リストの例

 旅行、趣味、スポーツ、料理、デパート、テーマパークなど
 単語リストは次のアイデア出しでも使えます。 
 
アイデア発想法
 

2. 焦点発想法の手順

① テーマを決めます。

 創造性が高いアイデアを必要とする商品とならさら有効です。
 

② 焦点を当てる対象を選び、その要素を列挙します。

 多くの要素を持っているものがよいでしょう。 例えば、コーヒーのアイデアを出すのにココアを焦点対象にすると、ココアの要素をコーヒーに移植したくなります。ポリフェノール配合のコーヒーとなります。
 
アイデア発想法
 

③ 中間アイデアを出します。

 各要素、特徴のイメージは何か、連想したものを書きます。
 
アイデア発想法
 

④ テーマのアイデアを出します。

 中間アイデアで連想したイメージを活用して具体的商品アイデアを出します。
 
アイデア発想法
 
アイデア発想法
 

3. 焦点発想法の活用

 焦点発想法は個人で実施、グループで実施、どちらもできる方法です。慣れない時はグループで行うことをお勧めします。なぜなら、「三人寄れば文殊の知恵」であり、他の人のアイデアを有効に活用しましょう。焦点発想法シートを模造紙やホワイトボードに書いて、グループでワイガヤしながら実践すると盛り上がります。
 

◆1時間で焦点発想法を行う場合の時間配分

・10分で焦点発想法の実施方法を説明します。
・10分にテーマを決めます。
・10分で焦点を当てる対象を決めて、特徴要素を列挙します。
・20分でアイデア出しをしましょう。
・10分で出にくくなりますが、さらにアイデア出しをしましょう。
 
 焦点発想法はアイデア発想法を手軽に実施できる方法です。是非、利用して下さい。
 
【参考文献】
神田範明編著:『ヒットを生む商品企画七つ道具 よくわかる編』、日科技連出版社、(2000)
  

この記事の著者

石川 朋雄

日本のものづくりは品質向上に切磋琢磨し,高品質な商品を開発しました。高品質商品と顧客価値創造を融合する商品企画のシステム化を提案します。

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