技術者のためのUV/EB硬化技術 入門

UV/EB硬化材料の基礎と応用について学ぶ


基礎を理解して新材料開発のヒントにしよう


★ 本セミナーでは、UV(紫外線)硬化とEB(電子線)硬化の反応メカニズムや関連法規制、市場動向、応用技術動向等などについて、どれぞれの違いを明らかにしつつ解説する。


セミナー講師


(株)大城戸化学研究所 代表取締役 大城戸 正治 氏

【略歴】
・1974年 大阪工業大学 工学部卒業
・中堅塗料会社にて塗料研究
 1.有機合成化学 染料中間体化合物合成研究 5年
 2.塗料合成研究 5年
・多官能モノマー、オリゴマ―、ポリマーメーカにて
 3.アクリル樹脂の合成 30年 (溶剤型、エマルジョン型の研究)
 4.アクリル系モノマー、オリゴマ―研究の研究開発 30年
・2015年10月に現会社設立
 技術コンサルタント、講演、原稿執筆活動等で活躍中


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


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【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


セミナー趣旨


 紫外線、電子線硬化樹脂は、電子業界、半導体業界、建材、塗料印刷業界の分野で幅広く応用されて使用されている。しかしこの紫外線、電子線硬化技術は普及したのは約30~40年前でありまだまだ未知の分野が多い。
 紫外線/電子線硬化樹脂とは、紫外線の光エネルギー、電子線照射にて反応することにより、液体から個体に化学的に変化する合成樹脂である。電子線、紫外線の光エネルギーであり、紫外線、電子線照射により樹脂がわずか数秒~数十秒で硬化する事で、乾燥の時間短縮による生産性の効率が上がり大幅な生産効率アップする。紫外線硬化により二酸化炭素の排出がないため環境に優しいことが利点になる。欠点としては、複雑な形状のものに対して紫外線の光が当たらない、また顔料を含んだ樹脂の場合紫外線が当たらないので硬化しないことが挙げられる。しかし電子線は顔料、透明性の悪い材料(鉄、アルミ等の金属)も電子線は透過し硬化する。特に電子線の有用使用方法(活用方法)はグラフト重合による継ぎ手により新たな性能付与につながり新たな物性が得られる事になる。
 本セミナーではEB/UV硬化の違いを明確にしつつ、それぞれの反応メカニズムや材料技術動向、関連市場動向等について解説する。新たな製品開発を模索する際のヒントとしてほしい。


セミナー講演内容


【基礎編】
 1.アクリル酸エステルモノマー、オリゴマーについて
 2.アクリル酸エステルモノマーの分類
 3.硬化方法
 4.UV硬化方法について
 5.光開始剤のタイプ及び構造
 6.アクリル酸モノマーの特性及び反応性
 7.アクリル酸オリゴマー特性及び反応性
 8.反応性オリゴマー(光開始剤内蔵型オリゴマー)トピック
 9.有機―無機ハイブリット化樹脂の応用
 10.低屈折―高屈折樹脂の特性トピック
 11.UV照射器(紫外線ランプ)の種類特性
 12.ランプは波長領域と特性
 13.EB硬化法
 14.EB発生機構と開始反応
 15.EB硬化の現状
 16.熱硬化―UV硬化併用反応
 17.湿気硬化―UV硬化型併用反応
 18.UV/EB硬化方法の違い
 19.EBの応用分野(グラフト反応)
 20.モノマー物性
 21.Tgと硬化収縮の関係
 22.モノマー、オリゴマー等の安全性
 23.モノマー、オリゴマーの法規制
 24.化審法、CAS 、TSCA等法規制
 25.安全性について
 26.トラブル対応
  26.1 硬化不良
  26.2 硬度不足
  26.3 黄変対策

【応用編】
 1.用途の分類
 2.UV硬化樹脂の市場動向
 3.UV硬化塗料の市場
 4.UV硬化インキの世界市場
 5.光学用透明粘着テープ(タッチパネル用)世界市場
 6.OCAの世界市場(最新市場情報)
  6.1 薄膜OCA
  6.2 厚膜OCA
  6.3 OCAの用途別市場
  6.4 UV―OCA,OCAの世界市場
 7.ArF(フッ化アルゴン)レジストの世界市場
 8.各種プラスチックの改質
 9.成形物への応用
 10.塗料、コーテング剤応用
 11.紙用塗料
 12.金属塗装への応用
 13.UVインキ応用
 14.プリント配線用レジストインキへの応用
 15.UV硬化材料の高分子設計と高機能化
  15.1 有機―無機ハイブリット材料
  15.2 シリカハイブリットコート材
  15.3 高屈折コート材に設計
 16.接着剤
  16.1 UV硬化型接着剤の応用及び市場動向
  16.2 UV硬化型粘着剤の応用及び市場動向
 17.歯科用硬化型レジンの組成及び応用
 18.光学レンズへの応用
 19.バイオ関連への応用

【トピック】
 1.光開始剤内蔵型樹脂の開発
 2.光開始剤内蔵型樹脂の低―高屈折化
 3.新規開発品
  3.1 UV/EB硬化型帯電防止剤の開発
  3.2 UV/EB硬化型防汚剤の開発
  3.4 F系オリゴマー(新規開発品)
  3.5 F/Si系オリゴマー(新規開発品)
 4.F系、F/Si系オリゴマーの応用分野(新規開発分野)
 
 □ 質疑応答 □


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料

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