インクジェット技術入門

インクジェット(IJ)を上手に使いこなすための基礎知識と今後の応用展開


講師


富士ゼロックス(株) 研究技術開発本部 マーキング技術研究所
研究主席 藤井 雅彦 氏

<専門>

インクジェットヘッド,システム,インクジェットの各種応用,
デジタルファブリケーション,3Dプリンタ

<学協会>
日本画像学会 インクジェット技術部会 主査, DF技術部会委員
日本画像学会 理事,国際交流委員長
画像関連学会連合会3Dタスクフォース委員
IS&T DF2009~2012 Program Chair,2013, 2014 Publication Chair,
 2015 General Chair IS&T Tokyo Chapter Director inkcube.org代表


受講料


■ R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。


(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


受講対象・レベル


インクジェットの応用分野の技術者、品質保証担当者、管理者
・プリンタ ・大判広告 ・パッケージ ・ラベル印刷 ・医療分野
・プリンテッドエレクトロニクス

インクジェットの技術者、設計、開発、製造、品質保証担当者
・ヘッド ・装置 ・インク ・ハードウェア ・ソフトウェア など


習得できる知識


☆ インクジェットの基礎
☆ インクジェットの要素技術 プリンタシステム
 ・プリントヘッド ・インク・メディア ・画像処理
☆ インクジェット技術の応用、展望


趣旨


 これからインクジェット技術に従事しようとしている方、インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方のために、インクジェット技術の基礎から応用まで幅広く解説します。
 最初にインク吐出方式により方式を分類し、産業用途の特殊な方式も含めそれぞれの特徴を説明します。次にインクジェットプリンタ、インクジェットを用いた装置の概要、およびプリンタのみならずインクジェットを用いた各種システムにも必須であるメンテナンスやインク供給、負圧制御、インク循環、欠陥検出技術などを説明します。
 さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッドについて構造や駆動方法、各種インク・メディア、欠陥検出に基づく補正方法や、メディア上での最適画像形成などの画像形成技術についてそれぞれ説明します。
 最後にインクジェットの今後の展望について、ますます広がりを見せるインクジェット技術の応用について紹介するとともに、各種応用における技術的課題を事例を交え説明し,その対策アプローチについて解説します。実用化が進んできたインクジェットによるものつくり:デジタルファブリケーションの現状と課題についてもお話しします。


プログラム


第1章 インクジェット方式の分類と特徴
 1.1. インクジェットとは (インクジェットの定義)
 1.2. 電子写真方式との比較
 1.3. インクジェット方式の特徴
 1.4. オンデマンド型と連続噴射型
 1.5. 連続噴射型 (荷電偏向制御型)
 1.6. 新しい連続噴射型 (Stream,Ultra-Stream)
 1.7. サーマルインクジェット方式 (バブルジェット)
 1.8. ピエゾインクジェット方式
 1.9. サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
 1.10. その他のオンデマンド型
 1.11. 連続噴射型とオンデマンド型の比較

第2章 プリンタシステム技術
 2.1. プリンタシステム基本構成
 2.2. シリアルプリンタのメカニカル動作
 2.3. シリアルプリンタの用紙搬送パス
 2.4. インク供給方式 (プリントカートリッジ含)
 2.5. 負圧制御
 2.6. メンテナンス基本動作
 2.7. 吐出異常検出手段
 2.8. 気泡発生メカニズムとインク循環機構
 2.9. シリアルプリンタとラインプリンタ
 2.10. ラインプリンタの市場におけるポジショニング

第3章 プリントヘッド技術
 3.1. サーマルインクジェット
  3.1.1. 吐出原理
  3.1.2. 駆動方法 (駆動波形)
  3.1.3. プリントヘッドの基本構成
 3.2. ピエゾインクジェット
  3.2.1. 基本動作原理
  3.2.2. メニスカス運動と周波数特性
  3.2.3. 駆動方法 (駆動波形)
  3.2.4. プリントヘッドの基本構成
  3.2.5. 薄膜ピエゾとMEMS
 3.3. プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
 3.4. 吐出インク範囲と課題
 3.5. ヘッド開発会社

第4章 インク・メディア技術
 4.1. 水性インクの基本組成
 4.2. インクの分類
  4.2.1. 溶媒による分類と特徴
  4.2.2. 浸透性による分類と反応インク
  4.2.3. 色材による分類と特徴
 4.3. UV硬化型インク、ソルベントインク
 4.4. 水性熱硬化性インク (ラテックスインク)
 4.5. 白インク、メタリックインク、MICR
 4.6. メディアの分類
 4.7. 普通紙、コート紙、光沢紙
 4.8. カールとコックリング
 4.9. 紙の目

第5章 画像形成技術
 5.1. 画質上の問題と改善技術
 5.2. 画像処理プロセス
 5.3. 色変換
 5.4. ハーフトーン処理 (2値化)
 5.5. マルチパスプリント (分割プリント)
 5.6. その他処理技術例
 5.7. プリンタドライバと画像処理
 5.8. 欠陥補正技術

第6章 インクジェット技術、今後の展望
 6.1. 高画質化
 6.2. 高速化とSpeed Factor
 6.3. 高速化を目指した新しいオンデマンド
 6.4. 基本性能による市場分類
 6.5. 商業印刷市場への展開と課題
  6.5.1. 水性インクアプローチ
  6.5.2. UVインクアプローチ
  6.5.3. フィルム印刷への対応
 6.6. インクジェットの応用市場
  6.6.1. 高画質応用
  6.6.2. 小形化応用
  6.6.2. 広幅応用
  6.6.3. Archive
  6.6.4. 高速化応用
  6.6.5. ダイレクトプリント応用
  6.6.6. その他応用
 6.6. デジタルファブリケーション
  6.6.1. インクジェット法とフォトリソとの比較
  6.6.2. Display
  6.6.3. Printed Electronics
  6.6.4. Optical Elements
  6.6.5. Bio / Medical
  6.6.6. 3D printer

第7章 各種産業応用における課題と対応
 7.1. 産業市場からの要求と対応
 7.2. 液体範囲の拡大
  7.7.1. 高粘度対応
  7.7.2. 強酸,強アルカリ対応
 7.3. 非浸透基板におけるパターン形成
 7.4. 大滴対応
 7.5. ヘッドの使いこなし

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