初心者向けセミナーです エポキシ樹脂用硬化剤・硬化促進剤の特性把握、選択・配合技術と硬化・反応解析と評価方法

※本セミナーは都合により9/29に延期しました。

~ エポキシ樹脂硬化技術の基礎知識 ~
有効な硬化物の分析手段、反応解析法、
組成-物性-特性との相関関係など解説


硬化剤・硬化促進剤の正しい理解、扱い方と活用法にも触れます

 
アミン系、酸無水物系、フェノール系、イミダゾール系、ポリチオール系…
硬化物の物性を左右する各種硬化剤の選択、配合、評価、分析技術
硬化剤、添加物によって物性の何が変わるのか、どう評価するのか
エポキシ樹脂の特性を引き出す、物性を制御する硬化剤の技術の総合知識

セミナー趣旨

 エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がっている。 しかしながら、エポキシ樹脂硬化物の物性は用いる硬化剤によって大きく左右されるため、それぞれの用途に相応しい樹脂設計は、非常に困難になっている。
 本セミナーでは、エポキシ樹脂の硬化剤並びに硬化促進剤を中心に解説する。また、硬化剤の種類ごとに用途を説明する。さらに、エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析手段、反応解析法、組成-物性-特性との相関関係などを具体例を挙げて詳説する。その他、変性剤、添加剤の種類、エポキシ樹脂並びに硬化剤の安全性などについても解説する。

セミナープログラム

1.緒 言
 1.1 エポキシ樹脂の定義
 1.2 エポキシ樹脂の歴史
 1.3 世界の需要
 1.4 他の樹脂系との比較
 1.5 エポキシ樹脂の特徴
 1.6 エポキシ樹脂配合の特殊性
2.エポキシ樹脂
 2.1 エポキシ樹脂の分類
 2.2 汎用エポキシ樹脂
 2.3 特殊エポキシ樹脂
3.硬化剤
 3.1 アミン系
 3.2 酸無水物系
 3.3 フェノール系
 3.4 イミダゾール系
 3.5 ポリチオール系
4.エポキシ樹脂用硬化促進剤
 4.1 アミン系
 4.2 イミダゾール系
 4.3 紫外線(UV)硬化用
 4.4 電子線(EB)硬化用
5.変性剤,添加剤
 5.1 エラストマー
 5.2 難燃剤
 5.3 カップリング剤
 5.4 無機充填材
 5.5 希釈剤
6.エポキシ樹脂,硬化剤の評価法
 6.1 赤外分光法 (IR)
 6.2 核磁気共鳴法 (NMR)
 6.3 高速液体クロマトグラフィ (HLC)
 6.4 ゲル浸透クロマトグラフィ (GPC)
7.硬化性の評価法
 7.1 ゲル化時間
 7.2 赤外分光法 (IR)
 7.3 示差走査熱量計 (DSC)
8.モデル化合物による反応解析
 8.1 モデル化合物とは?
 8.2 モデル化合物の選定
 8.3 HLCによる反応解析
 8.4 NMRによる生成物の同定
9.硬化物の分析
 9.1 無溶媒ワニスからの樹脂板の作製
 9.2 溶媒含有ワニスからの樹脂板の作製
 9.3 粘弾性解析 (VEA)
 9.4 熱機械分析 (TMA)
 9.5 熱重量分析 (TGA)
 9.6 熱分解ガスクロマトグラフィ質量分析 (GC-MS)
 9.7 機械的性質
 9.8 解重合生成物分析-HLC,NMR,GC-MS
10.エポキシ樹脂配合の設計
 10.1 組成-物性-特性の相関関係
 10.2 相関関係に影響を与える因子
 10.3 具体例1 PWBドリル加工性-熱分解温度-熱溶融
 10.4 具体例2 銅箔接着性-耐塩酸性-還元性
11.各種硬化剤の用途
 11.1 アミン類
 11.2 カルボン酸
 11.3 酸無水物
 11.4 フェノール類
12.エポキシ樹脂・硬化剤の安全性
 12.1 人体有害性
 12.2 環境汚染性
13.結言
 13.1 結論
 13.2 今後の課題

  □質疑応答□

セミナー講師

溶解技術(株) 代表取締役 博士 (工学) 柴田 勝司 氏
名古屋大学客員教授
※元日立化成(株)
略歴
1980年3月 京都大学工学部合成化学科卒業
1980年4月 日立化成工業株式会社入社
1981年~  日立化成工業株式会社の研究所に在籍
2014年  プリント配線板用エポキシ樹脂の開発
     熱硬化性樹脂複合材料リサイクル技術を担当
2011年4月 熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程 (社会人コース)入科
     炭素繊維強化複合材料(CFRP)リサイクル技術を研究
2014年3月 同科修了 博士(工学)取得
2015年8月 日立化成株式会社を定年退職
2016年4月 溶解技術株式会社を設立
2019年4月 名古屋大学客員教授を兼任
専門
高分子合成 エポキシ樹脂配合設計 高分子リサイクル(熱硬化性樹脂)
所属学会
高分子学会 日本化学会 日本複合材料学会 プラスチックリサイクル化学研究会
受賞歴
プラスチック化学リサイクル研究会 2006年度技術功績賞
日立環境財団 第34回「環境賞」

セミナー受講料

49,500円( S&T会員受講料46,970円 )
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料

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