人財教育・人材育成、共感と強要、認識のズレ、共感によってチームをまとめること

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人財教育・人材育成、共感と強要、認識のズレ、共感によってチームをまとめること

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    1. 共感と強要

    相手の気持ちや立場を理解することは重要です。相手をよく理解したうえで考えや意見に賛同することを共感と言います。共感することによって多くの人が同じ考えや意見になったり、一つの考えに賛同します。共感において、周りの人は自主的に賛同します。様々な話を聞いた結果自分で決めます。これに対して、相手から強制的に賛同させられることを強要と言います。結果だけに注目すると、どちらも一人の意見や考えを周りの人が賛同する構図ができます。しかし強要の場合、自分の意志に関係なく相手の賛同させられます。嫌々、渋々でも賛同しています。

     

    「共感する力がある」という人は話...

    人財教育・人材育成、共感と強要、認識のズレ、共感によってチームをまとめること

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      1. 共感と強要

      相手の気持ちや立場を理解することは重要です。相手をよく理解したうえで考えや意見に賛同することを共感と言います。共感することによって多くの人が同じ考えや意見になったり、一つの考えに賛同します。共感において、周りの人は自主的に賛同します。様々な話を聞いた結果自分で決めます。これに対して、相手から強制的に賛同させられることを強要と言います。結果だけに注目すると、どちらも一人の意見や考えを周りの人が賛同する構図ができます。しかし強要の場合、自分の意志に関係なく相手の賛同させられます。嫌々、渋々でも賛同しています。

       

      「共感する力がある」という人は話す人ではなく聞く人の能力です。聞き上手に通じるものがあるでしょう。一方、相手を共感させるのが上手い人ももちろんいます。それは話す能力、伝える能力など、コミュニケーションスキルの高い人が当てはまります。強要は強引な力業なので、繰り返すと不平や不満がたまっていきます。「とにかく指示通りにしろ」と言われるといい気分にはなりません。聞く人はしっかりした説明が欲しいのです。きちんと相手の意見を聞いた上で、改めて自分の考えを話しましょう。共感によってチームの意見がまとまっていると、組織として力強くなります。

       

      2. 認識のズレ

      会話によって相手との意見や考え方のズレを感じ、ズレを少しずつ修正するのがコミュニケーションです。しかし、全ての人とコミュニケーションによって意見や考えのズレを修正できるとは限りません。相手によっては意見や考えのズレが大きくて修正ができないような人もいます。その人の経験や知識によって作られる認識が自分の認識と違いすぎると、全く話がかみ合わなくなります。するとどれだけ話し合っても単にお互いの主張をするだけになってしまいます。

       

      会社など色々な人、色々な立場、役職がある状況では起こりやすいです。社長と新卒社員では考え方、経験、目標などが全く違います。また、能力差が大きい人や全く別の分野の人でも起こりやすいです。仕事における人間関係やコミュニケーションにおいて最もやっかいな状態です。分かり合えるように出来る限り努力しても限界を感じる時があります。残念ながら無理なものは無理です。そこまでにしておきましょう。しかし多くの場合、認識のズレが大きい相手とはあまり長く一緒にはいられない性質があります。自分または相手から自然に離れていきます。認識のズレは、単に考え方が違うだけなのです。

       

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      この記事の著者

      福﨑 昌宏

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