現業管理:物流管理監督者の仕事の仕方(その1)

投稿日

SCM

 

◆現業を管理するために

物流に日々携わる皆さんの中には管理監督者の方もいらっしゃることでしょう。そこで少し物流管理監督者はどのように仕事に取り組むべきかについて考えてみましょう。物流の管理監督者の皆さんは直接物流現場を持っていらっしゃる場合もあれば、間接部門を管理している方もいらっしゃることでしょう。

 

まず現業を管理されている方の仕事について見ていきましょう。

 

後にも先にも必要となるのが「現場管理」です。目標とされる安全、品質、コストについて日々達成すべく努力をされていることと思います。これらについて今の水準がわかるKPIで部下の仕事を評価していくことが管理監督者の仕事です。たとえば倉庫内でのピッキングミス率は重要な物流品質管理指標です。

 

同様に物流作業者1人あたり出荷件数はコストを評価する指標です。ヒヤリハット件数では安全を評価します。要は物流現場の出来不出来をきちんと把握し、それが日々改善していくことを推進していくことが管理監督者に課されているのです。

 

そしてこれらが目標通り行くためには仕事を標準化し、それを部下にきちんと守らせることです。仕事を標準化せず、部下に好き勝手にやり方を任せてはいけません。部下の自主性を尊重するといったもっともらしい言い訳をしながら標準化をしないことは管理監督者の責任放棄に他なりません。

 

時々見かけますが管理監督者であるにもかかわらず、実作業を行っている人がいます。「急に部下が休んでしまって・・・」という言い訳が聞こえてきそうですね。突然インフルエンザで大勢の部下が一斉に休んでしまった場合は別として、部下の欠員対策も上司である管理監督者の責任です。

 

1人欠員が出た場合はどうするのか、2人だったら・・・。こういったことを想定しながら作業編成を組むことが望まれます。管理監督者の現場入りはよほどのことがない限り、あってはならないことだと考えましょう。管理をしたくないので現場に逃げる人がいますが、これでは管理監督者失格です。

 

次回に続きます。

◆【特集】 連載記事紹介連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

 

 


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その8)

1.ネット社会では商品のライフサイクルも短く、口コミで売れ行きが急激に変わる    前回のその7に続いて解説します。次のグラフを見てください...

1.ネット社会では商品のライフサイクルも短く、口コミで売れ行きが急激に変わる    前回のその7に続いて解説します。次のグラフを見てください...


SCMの適切な評価指標 SCM最前線 (その11)

1. SCMには適切な評価指標がない    自社のSCMがどのレベルにあるのかは、興味深い問題でしょう。競合する企業のSCMレベルが自社に対...

1. SCMには適切な評価指標がない    自社のSCMがどのレベルにあるのかは、興味深い問題でしょう。競合する企業のSCMレベルが自社に対...


化学装置のサプライチェーンとキャッシュフロー

 ビジネスは企業間もしくは企業内の金の流れと、その反対方向のモノの流れと、それらの流れを制御するデマンドとサプライを駆動させる情報系でモデル化でき、供給オ...

 ビジネスは企業間もしくは企業内の金の流れと、その反対方向のモノの流れと、それらの流れを制御するデマンドとサプライを駆動させる情報系でモデル化でき、供給オ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
「物流業での困りごと」とは

  1. 物流業と女性労働者  急な雨が降り出し、台車を押しながら配達する宅配業者を見かけました。トラックから台車に荷降ろししている担当者は台車に...

  1. 物流業と女性労働者  急な雨が降り出し、台車を押しながら配達する宅配業者を見かけました。トラックから台車に荷降ろししている担当者は台車に...


付加価値のある物流 生産と物流の関り(その3)

        物流が生産と同じラインに立てたとしたら、そこからは物流のステータスを向上するために、そして会社をよくするために貢献していかなければな...

        物流が生産と同じラインに立てたとしたら、そこからは物流のステータスを向上するために、そして会社をよくするために貢献していかなければな...


購買業務の要点:サプライヤー評価

 前回のその9に続いて解説します。購買業務として欠かせない重要業務があります。それがサプライヤーマネジメントです。取引先であるサプライヤーと厳格な関係を築...

 前回のその9に続いて解説します。購買業務として欠かせない重要業務があります。それがサプライヤーマネジメントです。取引先であるサプライヤーと厳格な関係を築...