作業系ITサポートツール 物流をマネジメントできるシステム(その1)

投稿日

 
  SCM
 
 世の中多くの領域でIT化が進み、業務効率も以前に比べて見違えるほど効率化しました。これはエラーでも同じことです。ミスを回避する手段が増えてきたからです。このようなIT化は物流領域でも全く同様です。物流業務はどちらかというと人手に頼る部分が大きいため、工数を要し、ミスも発生しがちです。
 
 これをITが大きく変えようとしています。もちろん工数がかかる部分は多分に残されていますが、人の力に頼らずに改善できるところは大きく変化したのです。
 
 物流工程で必須となる検品も、従来の目視からバーコード照合に変わってきました。棚入れ作業でも出荷作業でもそれをサポートするツールが開発されました。一時期とは様変わりし、素人でも作業できる工程が増えてきました。
 
 この流れはまだまだ続くことと思います。そしてこれから期待したいところは作業系もさることながら、マネジメント系のITサポートツールが欲しいところです。
 
 今までどちらかというと作業系サポートツールが主体でした。それはそのニーズが大きかったからです。工数を削減したい、ミスを無くしたいという物流現場における切実な願いからそれを叶えるツールが開発されました。
 
 しかしこれからはもっと物流全体を良くしていくためのサポートツールが欲しいところです。現時点での物流マネジメントはやや弱いところがあり、ツール以前の問題が大きかったようです。端的に言うと、マネジメントそのものが存在しないかおろそかにされてきたと言っても過言ではありません。
 
 マネジメントの不存在から、そのサポートツールのニーズそのものも発生...
 
  SCM
 
 世の中多くの領域でIT化が進み、業務効率も以前に比べて見違えるほど効率化しました。これはエラーでも同じことです。ミスを回避する手段が増えてきたからです。このようなIT化は物流領域でも全く同様です。物流業務はどちらかというと人手に頼る部分が大きいため、工数を要し、ミスも発生しがちです。
 
 これをITが大きく変えようとしています。もちろん工数がかかる部分は多分に残されていますが、人の力に頼らずに改善できるところは大きく変化したのです。
 
 物流工程で必須となる検品も、従来の目視からバーコード照合に変わってきました。棚入れ作業でも出荷作業でもそれをサポートするツールが開発されました。一時期とは様変わりし、素人でも作業できる工程が増えてきました。
 
 この流れはまだまだ続くことと思います。そしてこれから期待したいところは作業系もさることながら、マネジメント系のITサポートツールが欲しいところです。
 
 今までどちらかというと作業系サポートツールが主体でした。それはそのニーズが大きかったからです。工数を削減したい、ミスを無くしたいという物流現場における切実な願いからそれを叶えるツールが開発されました。
 
 しかしこれからはもっと物流全体を良くしていくためのサポートツールが欲しいところです。現時点での物流マネジメントはやや弱いところがあり、ツール以前の問題が大きかったようです。端的に言うと、マネジメントそのものが存在しないかおろそかにされてきたと言っても過言ではありません。
 
 マネジメントの不存在から、そのサポートツールのニーズそのものも発生してこなかったと考えられます。
 
 しかし時代は変化しました。人材不足の時代に突入したのです。人を採用したくても採用できないのが物流現場の辛いところです。そうであるならば、現有資源を有効に活用し、業務をより一層効率化していくしか手はありません。つまり好む好まざるにかかわらず、物流マネジメントの必要性は発生してきたのです。
 
 次回に続きます。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その7)

1.韓国の事例    前回のその6に続いて解説します。今回使用するデータは「読者が理解しやすい」を前提に、数字は円表示するとともに多少まるめ...

1.韓国の事例    前回のその6に続いて解説します。今回使用するデータは「読者が理解しやすい」を前提に、数字は円表示するとともに多少まるめ...


SCM効率を評価するKPIの新提案 SCM最前線 (その14)

 前回のその13に続いて解説します。   1. SCMの改善・改革    前回までの連載では、現在SCMには効率を適切に評価す...

 前回のその13に続いて解説します。   1. SCMの改善・改革    前回までの連載では、現在SCMには効率を適切に評価す...


サプライチェーンマネジメント(SCM)とは?メリットや注目される背景を簡単に解説

インターネットの普及やグローバル化などによる事業環境の変化に伴い、サプライチェーンマネジメント(SCM)が改めて注目を集めています。ものづくりに関わる...

インターネットの普及やグローバル化などによる事業環境の変化に伴い、サプライチェーンマネジメント(SCM)が改めて注目を集めています。ものづくりに関わる...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
  物流サプライヤーを探す:物流購買の勘所(その4)

  ◆物流サプライヤーを探す 物流購買を行うに当たって調査が必要になってくる物流サプライヤーには、保管業務を実施してもらう倉庫事業者、輸...

  ◆物流サプライヤーを探す 物流購買を行うに当たって調査が必要になってくる物流サプライヤーには、保管業務を実施してもらう倉庫事業者、輸...


材料費と加工費の計算:購買業務の要点(その8)

  ◆ 材料費と加工費の計算 コストドライバー分析とあわせてコスト構造分析について確認しておきましょう。   コスト構造に...

  ◆ 材料費と加工費の計算 コストドライバー分析とあわせてコスト構造分析について確認しておきましょう。   コスト構造に...


購買業務の要点:サプライヤー集約

 前回のその10に続いて解説します。サプライヤー評価を実施したらその結果に基づきAランクからDランクまで分類します。Dランクは取引停止対象だというお話を前...

 前回のその10に続いて解説します。サプライヤー評価を実施したらその結果に基づきAランクからDランクまで分類します。Dランクは取引停止対象だというお話を前...