データを流れとしてまとめる技法 「 ストーリー法 」とは

1.ストーリー法の概要

 ストーリー法とはその名のとおり、データを流れとしてまとめる技法で、収束技法・系列型の基本手法で筆者が考案しました。イベント計画、講演の内容や文章のまとめをする等に便利な手法です。

 進め方は、カードへテーマに関して思いついたものを書き出し、それを流れとしてまとめあげていきます。簡便な手法ですので、堅苦しいルールなどはありません。手軽に誰でも使えるもので、基本的には個人技法です。そして発想はカードへ直接にデータを書き込む方法です。カードブレインストーミング法やカードブレインライティング法を用います。そして収束技法のストーリー法に入るのです。

アイデア発想法ストーリー法の実例

2.ストーリー法の活用手順

 ストーリー法の手順は次のとおりです。

(1)データやアイデアをカードへ記入する。

カードBS法などを用い、思いついたアイデアをカードへ直に書きます。

(2)カード広げと用紙準備をする

カードを机上にならべ、その右側にB4の用箋を縦に何枚か並べます。

(3)カードを用紙にレイアウトする

カードで主行動となるものを用紙の左側の欄に、上から下へと順序を考えて置いてゆきます。主行動カードの内容や並行作業になるカードは真中の欄に置いていきます。
より細かな行動カードは右側の欄にレイアウトします。

(4)追加カードの作成

新たに発想したカードをなるべく多く追加します。

(5)カードレイアウト、そして完成

全体の流れが決まったらカードを貼り、使用しないカードは捨て、矢印などをつけます。

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3.文章作成への応用

 ストーリー法は、文章の下書きづくりに大変便利です。文章作成には「内容」「構想」「表現」の3つのステップがあります。

 (1)内容の発想(カードブレインストーミング法で、テーマに関連するありとあらゆるアイデアをカード化します。)

 (2)構想の発想(カードを、流れを考えてストーリー法でまとめます。ここでは流れだけ考えれば良いのです。レイアウトが終わったら、用紙に執筆配分の枚数や追加データを書き込みます。)

 (3)表現(上の用紙が下書きになりますから、ここでは表現に最大限の注意を払います。)

 このように文章づくりのステップを明確に区分するので、それぞれのステップごとに思考が集中できるというわけです。講演もストーリー法の用紙さえあれば、わざわざ草案をつくる必要は全くありません。手軽ですが利用価値のある方法です。


この記事の著者

髙橋 誠

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!

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