技術士第二次試験対策:論文を時間内に書くための時間管理方法(その1)

更新日

投稿日

技術士

 

「解答がわかっていたが、それを時間内で書くことができなかった」という受験生の声を何度が聞いたことがあります。頭の中に60点以上の解答があってもそれを時間内で答案用紙に書くことができなければ60点以下の評価です。そのため、論文を時間内に書くための時間管理が必要になります。

 

【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイントについての記事を紹介しています。

 

1.論文を時間内に書くための時間管理方法

論文を時間内に書くための時間管理方法とは、「解答を考える時間」と「解答を答案用紙1枚(600字)に書く時間」を確認することです。以下は、令和3年度の機械部門での必須科目(Ⅰ-2)の問題です。

 

技術士

 

例えば、(1)の問題を読んだ瞬間に解答が頭の中に出てきてそれを答案用紙にすぐに書き出せる人は少ないと思います。多くの受験生の方は、「3つの課題とは何か?」と考えてから解答を書くと思います。つまり、ここで解答を考える時間が発生します。この解答を考える時間がわかれば、所定の時間から考える時間を引けば解答を書く時間が出ます。「解答を考える時間+考えた解答を答案用紙に書き出す時間」が所定の時間以内ならば時間内に論文を書き上げることができます。

 

2.必須科目での時間管理方法

必須科目での時間管理の方法を解説します。必須科目は、答案用紙(600字)3枚以内に2時間で解答を書きます。ここで、答案用紙(600字)1枚に解答を書く時間を20分と考えます。この20分は、頭の中でほぼ組み立てられている解答を書き出す時間と考えます。

 

答案用紙3枚に解答を書く時間は3枚×20分/1枚=60...

技術士

 

「解答がわかっていたが、それを時間内で書くことができなかった」という受験生の声を何度が聞いたことがあります。頭の中に60点以上の解答があってもそれを時間内で答案用紙に書くことができなければ60点以下の評価です。そのため、論文を時間内に書くための時間管理が必要になります。

 

【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイントについての記事を紹介しています。

 

1.論文を時間内に書くための時間管理方法

論文を時間内に書くための時間管理方法とは、「解答を考える時間」と「解答を答案用紙1枚(600字)に書く時間」を確認することです。以下は、令和3年度の機械部門での必須科目(Ⅰ-2)の問題です。

 

技術士

 

例えば、(1)の問題を読んだ瞬間に解答が頭の中に出てきてそれを答案用紙にすぐに書き出せる人は少ないと思います。多くの受験生の方は、「3つの課題とは何か?」と考えてから解答を書くと思います。つまり、ここで解答を考える時間が発生します。この解答を考える時間がわかれば、所定の時間から考える時間を引けば解答を書く時間が出ます。「解答を考える時間+考えた解答を答案用紙に書き出す時間」が所定の時間以内ならば時間内に論文を書き上げることができます。

 

2.必須科目での時間管理方法

必須科目での時間管理の方法を解説します。必須科目は、答案用紙(600字)3枚以内に2時間で解答を書きます。ここで、答案用紙(600字)1枚に解答を書く時間を20分と考えます。この20分は、頭の中でほぼ組み立てられている解答を書き出す時間と考えます。

 

答案用紙3枚に解答を書く時間は3枚×20分/1枚=60分(1時間)です。試験時間が2時間なので、解答を書く時間が1時間、解答を考える時間が2時間-1時間=1時間です。すなわち、

  • 解答を考える時間=1時間
  • 解答を書く時間=1時間

になります。これが、必須科目の論文を時間内に書くための時間管理の方法です。

 

次回に続きます。

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

森谷 仁

「君の書く文書は、わかりにくい」と言われる技術者から、「君の書く文書は、わかりやすい」と言われる技術者へのステップアップ!

「君の書く文書は、わかりにくい」と言われる技術者から、「君の書く文書は、わかりやすい」と言われる技術者へのステップアップ!


「人的資源マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
品質管理とは 中小製造業の課題と解決への道筋(その9)

  【中小製造業の課題と解決への道筋 連載目次】 1. 世界一の品質はなぜ生まれたか 2. 相次ぐ品質問題 3. モグラ叩きの品...

  【中小製造業の課題と解決への道筋 連載目次】 1. 世界一の品質はなぜ生まれたか 2. 相次ぐ品質問題 3. モグラ叩きの品...


教育システムの設計:多能工・技能工人材の育成(その6)

【教育システムの設計:多能工・技能工人材の育成 連載目次】 1. 教育の目的・対象 2. 信賞必罰でメリハリをつけるための信賞必罰制度を運用する仕...

【教育システムの設計:多能工・技能工人材の育成 連載目次】 1. 教育の目的・対象 2. 信賞必罰でメリハリをつけるための信賞必罰制度を運用する仕...


技術士第二次試験対策:過去問を分析する(その1)

  1. データを分析すること 【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイ...

  1. データを分析すること 【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイ...


「人的資源マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
『坂の上の雲』に学ぶ先人の知恵(その16)

   『坂の上の雲』は司馬遼太郎が残した多くの作品の中で、最もビジネス関係者が愛読しているものの一つでしょう。これには企業がビジネスと言う戦場...

   『坂の上の雲』は司馬遼太郎が残した多くの作品の中で、最もビジネス関係者が愛読しているものの一つでしょう。これには企業がビジネスと言う戦場...


人的資源マネジメント:実行力の鍛え方 (その1)

 やろうと思っているけどできないことって実はたくさんあります。私もそうですし、コーチングでもよくあるテーマのひとつです。今回は、こんなときどうしたらいいの...

 やろうと思っているけどできないことって実はたくさんあります。私もそうですし、コーチングでもよくあるテーマのひとつです。今回は、こんなときどうしたらいいの...


『坂の上の雲』に学ぶ先人の知恵(その10)

    『坂の上の雲』は司馬遼太郎が残した多くの作品の中で、最もビジネス関係者が愛読しているものの一つでしょう。これには企業がビジネ...

    『坂の上の雲』は司馬遼太郎が残した多くの作品の中で、最もビジネス関係者が愛読しているものの一つでしょう。これには企業がビジネ...