新規事業を成功に導くテーマの発掘・計画の立て方

新しい研究開発テーマをどのように生み出し、
新規事業の成功につなげてゆくか、
そのノウハウを詳しくお話しいただきます

セミナー講師

10:00~13:25
『研究者が新規事業を企画する際のポイントと計画の立て方』
~顧客価値を重視したコンセプトづくり~
ビジネス・クリエーション・コンサルティング代表 髙橋 富男 氏

 東北大学工学部金属工学科卒業後、住友金属鉱山に入社。中央研究所(研究開発)、
電子事業本部(製造・技術・品質管理)、本社新事業推進部で新規事業(プラスチック精密金型
&射出成型事業)推進、中央研究所副所長を経て、本社研究開発本部開発企画部長、
技術本部技術情報部長(戦略情報収集、新規事業探索企画)を担当時に既設の多角化事業推進子会社の
立て直し、数社の新規事業子会社を新設。その中の日本照射サービス㈱代表取締役社長を歴任。
 定年退職後、2003年に個人事務所としてビジネス・クリエーション・コンサルティング設立。
2004年から東北大学客員教授として知的財産部立上げと体制構築に従事し産学連携推進本部
副本部長を担当後、東北大学高度イノベーション博士人財育成センターを設立し副センター長として
ポスドクと博士課程学生のキャリアパス支援体制構築と推進、東北大学グローバル安全学教育研究
センターでキャリアパス支援などを2019年3月末まで担当。
 2009年から一般社団法人企業研究会R&Dマネジメント交流会議コーディネーター、
2004年から一般財団法人日本科学技術連盟TQM品質経営部課長コース、実践問題解決セミナー
マネジャーコース講師として人材育成に従事。
 
13:30~16:15
企業における研究テーマの探索と設定、および進捗管理』
京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科 非常勤講師
SHテクノリサーチ 代表 細田 覚 氏
 
※最初の講演中に40分程度の昼食時間をはさみます。
※各講演時間に5分程度の質疑

セミナー受講料

1名様 45,000円(税別)テキスト及び昼食を含む

セミナープログラム

 
1. 研究者が新規事業を企画する際のポイントと計画の立て方
  ~顧客価値を重視したコンセプトづくり~ 髙橋 富男 氏  

1 役員会でつぶされないために必要な要素はなにか
  事業戦略、中長期計画、経営ビジョンとの整合性、リスクマネジメントなど

2 提供しようとする商品・サービス(候補テーマ)について
  ・どんな社会的な課題の解決につながるか。
  ・SDGs、ESGなど地球環境等へ配慮した新事業提案が望まれる。
  ・対象とする顧客はだれか、その顧客は何が困っているか?何が解決したいのか。
  ・顧客にどんな価値を提供するか。
  ・魅力的な市場として期待できそうか。競合はどうなっているか。Blue oceanか。

  うそつきはだめだがほら吹きは許される。

  ・もの売りにとどまらず、こと売りになっているか。大きな事業ビジョンを描けるか。
  ・ニッチ狙いで次第に大きくする戦略もよし

3 自社に適した事業であるか(適社度が高いか)

  ・自社にとって有利に展開できるか
  ・コアコンピタンスがあるか、相乗効果が期待できるか。
  ・コア技術が活用できるか。特許によるガードがあるか。
  ・必要なコア技術などの整理はできているか。
  ・自社にないものは調達できる連携先があるか。
  ・継続した技術開発力や企画力があるか、知の探索体制はどうなっているか。
  ・推進上の強みと弱みが把握整理できているか。
  ・社内関係者、経営トップからの強力な支援をえるには。

4 広角度範囲の情報収集活動と連携体制

  ・推進上で想定される障害(悲観ルート)に対する対策の検討はされているか。
  ・関連する情報が常に収集できる体制・人脈ネットワークができているか。
  ・こと作りは、自社のみではむつかしい。産学連携、ベンチャーとの連携、企業連携を検討する。
  ・顧客の困りごとはお客とのキャッチボールで把握して詰めていく。
  ・市場要求品質を技術に展開するためのQFD
  ・お客様の困りごと情報収集の仕組みや人材はあるか。
  ・地域の課題、現地ローカルの課題解決に注力。
  ・発案は、研究シーズからか、市場ニーズ(顧客価値)からか。

2. 企業における研究テーマの探索と設定、および進捗管理 細田 覚 氏
要旨
 一般に開発テーマを探索し、それを事業化するまでには長い時間とコストがかかる。
その上、事業化の確率は決して高いものではなく、蜃気楼をいつまでも追いかけないためにも、
テーマの絞り込みや進捗管理は特に重要である。 また全て自前主義で完結させるのではなく、
オープンイノベーションを積極的に取り入れる工夫も現在の研究開発においては必須である。
 
1.新たなイノベーションのための研究開発
  ・研究開発を取り巻く状況
  ・新たなイノベーションのためのテーマ設定
2.研究開発テーマの探索と絞り込みのプロセス
  ・フェーズゼロのテーマの創出と管理
  ・フォアキャストとバックキャスト
3.テーマの進捗管理とリスク評価
  ・研究開発テーマの管理手法
  ・研究開発の生産性と評価
  ・Go/No Goの判断と進捗管理
  ・研究開発におけるリスクマネジメント
4.オープンイノベーションの活用
  ・企業と大学にとってのオープンイノベーションの重要性
  ・個別連携から事業共創方式へ