ハイエントロピー合金の基礎と力学特性および応用展開

~通常の合金との違い、構造と力学特性の関係、構造材料や耐熱材料等への応用など~

 受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ 

◎ハイエントロピー合金(HEA)の定義、設計法、通常の合金との違い、各構造(FCC・BCC・HCP)の力学特性、析出強化合金の力学特性、高温力学特性、生体材料や形状記憶合金等への応用などについて解説します。HEAの応用に向け、ぜひこの機会をご活用ください!


 日時

【Live配信受講】2025年8月8日(金)  13:00~16:30
【アーカイブ受講】終了翌営業日から7日間[8/18~8/24]を予定

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     ハイエントロピー合金は、2004年に提唱された合金であり、5種類以上の元素が等原子比で混合したものである。現在では、定義をもう少し広げて、主要元素が2種類以上、構成元素3元素以上の合金を多主要元素合金と呼ぶこともある。ハイエントロピー合金は、原子サイズが異なる元素が高濃度で含まれることから、結晶格子が大きく歪み、それにより、転位運動を妨げることで高強度を示すことが期待されている。またエントロピーを増大させることで、固溶体が安定化し、脆い金属間化合物の析出が抑えられることで、高延性が発現するとも言われている。
     本講演では、ハイエントロピー合金について、通常の合金との違いを、その開発史を通して紹介する。また、ハイエントロピー合金の力学特性がどのように発現するのかを、通常の合金と比較しながら解説する。さらに、最近の研究を紹介することで、ハイエントロピー合金がどのような分野で応用可能であるかについて示唆する。これらの講演を通して、ハイエントロピー合金に関する知識が深まり、新たなビジネス展開につながることを期待する。

    受講対象・レベル

    ・新しい金属材料の製造に興味がある方
    ・新しい金属材料の応用展開に興味がある方
    ・新しい金属材料の設計に興味がある方

    習得できる知識

    ・ハイエントロピー合金に対する基礎知識
    ・ハイエントロピー合金の力学特性
    ・ハイエントロピー合金の今後の開発要素

    セミナープログラム

    1.ハイエントロピー合金の基礎
     1.1 ハイエントロピー合金の定義
     1.2 ハイエントロピー合金の開発史
     1.3 ハイエントロピー合金の設計法
     1.4 ハイエントロピー合金のプロセス
     
    2.ハイエントロピー合金の力学特性
     2.1 一般的な合金の力学特性
     2.2 ハイエントロピー合金の力学特性
      2.2.1 FCC構造のハイエントロピー合金の力学特性
      2.2.2 BCC構造のハイエントロピー合金の力学特性
      2.2.3 HCP構造のハイエントロピー合金の力学特性
      2.2.4 析出強化合金の力学特性
      2.2.5 高温力学特性
     
    3.ハイエントロピー合金の応用
     3.1 生体材料
     3.2 構造材料
     3.3 耐熱材料
     3.4 形状記憶合金

     □質疑応答□
     

    セミナー講師

    東京大学 新領域創成科学研究科 教授 博士(工学) 御手洗 容子 先生

    <主なご経歴>
    1989年3月東京工業大学工学部金属工学科卒業
    1994年3月東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程金属工学専攻修了(博士(工学))
    1994年4月日本学術振興会特別研究員(PD)
    1995年4月金属材料技術研究所 技官
    2001年4月独立行政法人物質・材料研究機構 主任研究員
    2006年4月物質・材料研究機構 グループリーダー
    2016年4月物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 副拠点長
    2020年4東京大学大学院工学系研究科教授を経て1999年4月より現職

    <ご専門>
    金属構造材料・耐熱材料

    <ご研究内容>
    耐熱材料は、航空機ジェットエンジンや火力発電所のガスタービンなどに使われています。本研究室では、ジェットエンジン圧縮機に使われているTi合金や、種々の高温機器で使われることが期待される高温形状記憶合金に注目して、鍛造などプロセスを駆使した組織制御とそれに伴う高温力学特性向上を目指しています。さらに、最近注目されているプロセスである3次元積層造形による高性能材料創製、新規構造材料として期待されているハイエントロピー合金の耐熱材料や形状記憶合金への応用に挑戦していきます。具体的な研究テーマは下記の通りです。
    (1) クリープ-疲労特性バランスの取れた航空機ジェットエンジン用耐熱Ti合金の創製
    (2) 3次元積層造形を用いた耐熱材料創製
    (3) ハイエントロピー合金の高温変形機構解明
    (4) 高温における形状記憶特性発現機構解明と新規高温形状記憶合金の創製

    【Webページ】https://www.k.u-tokyo.ac.jp/materials/mitarai/
           https://webpark2173.sakura.ne.jp/index.html

    セミナー受講料

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    (備考)※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
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    キーワード

    金属材料

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