~ 反応機構/分子設計/骨格導入/他物性との両立 ~


★ エポキシ樹脂の特徴を損なわずに、200℃以上の高温環境に耐える高耐熱化を実現するには?


講師


1.近畿大学 理工学部 応用化学科
  教授 博士(工学) 須藤 篤 氏

2.三菱ケミカル(株) 四日市研究所 高機能化学研究室 電子光学材料グループ
  グループマネジャー 博士(理学) 高橋 淳 氏

3.大阪ガスケミカル(株) ファイン材料事業部 製品開発部
  部長 宮内 信輔 氏


受講料


1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕


プログラム


<10:30〜12:10>
1.エポキシ樹脂の反応機構と耐熱性向上
近畿大学 須藤 篤 氏

【講座概要】
 エポキシ樹脂にはさまざまな硬化方法があります。それらを反応機構によって分類し、整理することは、硬化方法のより深い理解と、諸問題への対処、目的に応じた要求特性を実現することにつながります。本講座がその一助になるよう、わかりやすい解説を心がけます。

1.エポキシ樹脂の化学構造と反応性 〜概要〜
 1.1 エポキシ化合物の環歪み
 1.2 1置換エポキシドと2置換エポキシドの違い
 1.3 求核剤との反応・求電子剤との反応

2.逐次重合系に基づくエポキシ樹脂の硬化反応
 2.1 アミン類との反応
 2.2 チオール類・フェノール類との反応
 2.3 その他

3.連鎖重合系に基づくエポキシ樹脂の硬化反応
 3.1 アニオン開環重合
 3.2 カチオン開環重合
 3.3 その他

4.硬化剤の分子設計

5.耐熱性向上を目指したエポキシドの分子設計

【質疑応答・個別質問・名刺交換】



<13:00〜14:40> 
2.エポキシ樹脂の高耐熱化の考え方と設計手法
三菱ケミカル(株) 高橋 淳 氏

【講座概要】
  近年、エポキシ樹脂には非常に高い耐熱性要求があります。その背景や、実用的な材料開発のために「耐熱」をどう捉えるか、またその分子設計についての考え方をご紹介します。

1.エポキシ樹脂の耐熱性向上
 1.1 ガラス転移点の向上
 1.2 耐熱分解性の向上
 1.3 熱伝導性の向上

2.フェノキシ樹脂の耐熱性向上

3.複合化による耐熱性向上の技術動向

【質疑応答・個別質問・名刺交換】



<14:50〜16:30> 
3.フルオレン誘導体の特性と高耐熱、柔軟エポキシ樹脂の開発
大阪ガスケミカル(株) 宮内 信輔 氏

【講座概要】
 フルオレン誘導体の基本的な特徴(高屈折、低複屈折、顔料分散、低硬化収縮、高耐熱性等)と応用事例を学び、エポキシ樹脂配合品の高屈折率化、高耐熱化(高Tg化、耐熱黄変性向上)や柔軟性を向上するための方法を紹介します。

1.フルオレンとは
 1.1 フルオレンの特徴(高屈折率、低複屈折、高耐熱、樹脂分散性、カーボン親和性等)
 1.2 フルオレンの用途例

2.フルオレン系熱硬化性樹脂(エポキシ)
 2.1 主な物性(高屈折率×高Tg化、高屈折率×耐熱黄変性、高屈折率×高柔軟性)
 2.2 主な用途

3.フルオレン系光硬化性樹脂
 3.1 主な物性(高屈折率×高耐熱黄変性×高柔軟性)
 3.2 主な用途と配合技術

4.フルオレン系熱可塑性樹脂
 4.1 主な物性(高屈折率×低複屈折)
 4.2 主な用途と成形性・使いこなすための技術

5 その他フルオレン材料

【質疑応答・個別質問・名刺交換】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

59,400円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

59,400円(税込)/人

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高分子・樹脂技術

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