スラリー・ペーストの調整および分散性コントロール、粘弾性測定とその応用

スラリー・ペースト中の粉体−媒体の分散状態と物性との関連性の把握 ,
分散の安定化や粘弾性制御のコツ

リチウムイオン電池,電気電子分野用ペースト,食品,
化粧品,医薬品,コーティングなど,幅広い分野に対応


★ 講義 + 最新の粘弾性測定装置の見学付きセミナー


講師


【第1部】
山形大学 学術研究院 システム創成工学分野 教授 博士(工学) 木俣 光正 氏

【第2部】 
(株)アントンパール・ジャパン 粘弾性プロダクト プロダクトマネージャー 宮本 圭介 氏


受講料


1名につき50,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき45,000円〕


プログラム


【10:00〜12:30】 ※ 途中休憩を挟みます 
第1部 スラリー・ペーストの調製・分散と安定化
● 講師 山形大学 木俣 光正 氏 


【講座の趣旨】 
 粉体分散系のスラリー・ペースト中に含まれる粉体間の付着力,粉体-液体間の親和性やDLVO理を知ることにより,分散,凝集のメカニズムについて理解を深め,スラリー・ペーストの分散性に関するトラブルに対処できるように,積極的な分散安定化手法について概説します。 
 
【セミナープログラム】 
1.はじめに(不思議な粉)

2.粉体,スラリー・ペーストの分散・凝集メカニズム
 2.1 スラリー・ペーストの調製
 2.2 粉体間にはたらく付着力
 2.3 粉体の力学的特性(粉体の流動性)
 2.4 粉体と溶媒との親和性(濡れ)
 2.5 スラリー・ペースト中の粉体の表面電位
 2.6 液相における粉体の分散と凝集 (DLVO理論)

3.粉体の表面改質・スラリー・ペーストの分散安定化法
 3.1 吸着の原理
 3.2 界面活性剤の吸着による表面改質
 3.3 水溶性高分子の吸着による表面改質
 3.4 カップリング剤処理による表面改質
 3.5 粉砕法(メカノケミカル法)による表面改質
 3.6 粉砕機を用いたスラリー・ペーストの調製

4.おわりに(まとめ)

【質疑応答】



【13:15〜17:00】 ※ 途中休憩を挟みます 
第2部 粘弾性測定によるスラリー・ペーストの分散性・塗工性評価技術
● 講師 (株)アントンパール・ジャパン 宮本 圭介 氏 


【講座の趣旨】
 電子材料からセラミックス,化粧品や食品,医薬品に至るまでサンプル中に含まれる粒子の微小化,微細化が進められており,その分散状態(均一,不均一,凝集,長期安定性,粒度分布)の評価が必須となっている。これまでサンプルの流動特性の評価手法として,粘度測定が一般的であったが,サンプルの多様化,複雑化によりその分散挙動等の評価が困難となっている。そこで,近年サンプルの粘性特性と弾性特性の同時評価を行う粘弾性評価(レオロジー評価)による数値化が注目を集めている。
 本講では,粘弾性測定の基礎から微粒子分散系サンプルの分散特性,塗工特性,塗膜形成過程の評価方法を実際の測定事例と共に,測定機器や設備見学を交え紹介する。 
 
【セミナープログラム】
1.粘弾性測定とは
 1-1 粘弾性・粘弾性体とは 〜身近に存在する粘弾性物質〜
 1-2 従来の粘度特性評価機とは 〜回転粘度計の特徴と測定の限界〜
 1-3 粘弾性測定装置とは 〜最新の粘弾性測定装置の特徴〜

2.粘弾性測定の基礎
 2-1 粘弾性測定の概要 〜回転測定と振動測定〜

3.回転(静的)測定の概要と応用例
 3-1 回転測定の概要 〜変形方法,粘弾性変数〜
 3-2 回転測定応用例(流動性評価)
  1) ニュートン流動現象 〜粘度が回転によらず一定?〜
  2) ダイラタント現象 〜粘度が回転と共に上昇?〜
  3) シアシニング現象 〜粘度が回転と共に下降?,そのメカニズム〜
  4) 塗工特性評価 〜塗工性能評価(タレ性,レベリング性)〜
  5) 塗膜形成評価 〜塗布後の塗膜形成過程評価(溶剤系塗料の溶媒の揮発過程)〜

4.振動(動的)測定の概要と応用例
 4-1 振動測定の概要〜変形方法,粘弾性変数〜
 4-2 振動測定応用例(分散性評価)
  1) ひずみ分散測定 〜分散性(均一,不均一,凝集),粒度分布の違い〜
  2) 周波数分散測定 〜分散性(長期分散安定性評価)〜
  3) 温度分散測定 〜塗膜形成過程評価(熱硬化性塗料の熱硬化過程)〜

【質疑応答】


【スケジュール】
 9:55 現地集合,受付
 10:00~12:30 講義 (木俣先生,途中休憩系あり)
 12:30~13:15 昼食休憩
 13:15~14:45 講義 (宮本先生)
 15:00~16:15 施設見学
 16:15~17:00 総合質疑 
 17:00 現地解散

 ※ 終了後の個別相談は自由


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

54,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【墨田区】(株)アントンパール・ジャパン

【東武】東向島駅

主催者

キーワード

生産工学   化学反応・プロセス

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