
★2025年10月3日会場セミナー。【(元)日本ペイントホールディング/(元)クボタ/ブライトン塗料塗装研究所:赤堀氏】による、塗料・塗装・塗膜の専門家が塗装工程の一連の工程と欠陥対策について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
※こちらは会場開催となります(名刺交換&お弁当付き!)
塗料の初心者から経験者まで、現場で役立つ知識を一日で習得できる講座です。塗料の基礎から欠陥対策について、電着塗装、溶剤系・水性系塗装の全工程を解説します。会場で講師と会話することで、現場での悩みや課題への対策を知ることができます。
セミナー趣旨
塗料業界に新しく参入された方だけではなく、既に活躍されている方々にも、塗料(脱脂剤、化成液、電着塗料、溶剤&水性塗料)から、塗装(種々の塗工方法:建浴塗装、スプレー塗工、ロール塗工)までの流れを概説します。
各塗装工程では、正しい塗膜(製品)を得るため、塗料の特徴、工程管理や塗装時のポイントを復習し、それぞれの塗装の目的や注意する点など、広く知識を習得することで、現場での対応力(不具合への対策を講じること)を得ることができます。
また、塗膜(製品)に生じる欠陥(はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物など)について、実現象と発生メカニズムを考え、その対策(含:欠陥分析)を具体的に考えます。
習得できる知識
①塗料の基礎知識
②塗膜構成(塗装系)と塗膜形成の知識
③塗膜・塗装欠陥の原因と対策
セミナープログラム
【講演のポイント】
一連の塗装工程を概観することで、製品までの流れをつかむことができます。外観品質向上に向けて、欠陥塗膜の現象や発生メカニズム、その対策を講じる対応力を得ることができます。
【講演キーワード】
塗料、塗装工程、塗装系、塗膜欠陥、欠陥分析
【プログラム】
1. 塗料の基礎:
1.1 序章:塗料の歴史から塗料の変遷を考える
1.2 塗料とは、元来どのようなものか
1.3 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
1.4 塗料、塗装の基礎用語
1.5 塗料の種類(天然樹脂系、合成樹脂系)
1.6 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
1.7 塗装工程とその目的
1.7 塗装方法、塗装系の考え方
2. 表面処理工程とその目的・必要性:
2.1 物理的処理:ショットブラスト工程
2.2 化学的処理:脱脂工程(酸脱脂とアルカリ脱脂の違い)
2.3 表面調整工程(りん酸亜鉛化成だけの前処理)
2.4 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウムなど)
2.5 表面処理の不具合事例
3. 電着塗装工程:(含:プライマー処理(下塗)
3.1 電着塗料の基礎、プライマー塗料との使い分け
3.2 電着塗装のメカニズム(電気泳動法)
3.2 電着塗装の管理項目
3.3 電着塗装の特徴:つきまわり性(プライマーとの比較)
4. 溶液型塗料の塗装方法:
4.1 溶剤系塗料vs水性塗料 その特徴と欠点
4.2 スプレーガンの特徴(エアスプレーとエアレススプレー、ベルカップ型スプレー)
4.3 スプレー塗装の適正粘度
4.3 メタリック塗料、パール塗料、クリヤ塗料の特徴
5. 製品、塗膜の一般試験
5.1 塗料成分の分析
5.2 塗料の性状/性能試験
5.3 塗膜の性能試験
5.4 外観観察の基礎(標色系と光沢測定)
6. 塗膜欠陥の解析
6.1 分析の進め方(3つの方向)
6.2 様々な分析装置
6.3 欠陥(塗料・塗装・塗膜)の正しい用語
6.4 欠陥の発生時点
6.5 各欠陥現象(わき、膨れ、たれ、へこみ、はじき、割れ、異物など)
6.6 各欠陥の原因(発生メカニズム)とその対策
6.7 塗膜欠陥の分析事例
【質疑応答】
セミナー講師
ブライトン塗料塗装研究所 特別顧問/(元)日本ペイントホールディング株式会社/(元)株式会社クボタ 赤堀 雅彦 氏
セミナー受講料
●1名様 :49,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
受講料
49,500円(税込)/人
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