表面処理薬品開発におけるQFD,TRIZ事例

 これは、2013年9月に開催された第9回日本TRIZシンポジウムで、メルテックス株式会社の田嶋和貴さんが発表した「表面処理薬品開発におけるQFD,TRIZ事例」を要約したものです。

 表面処理薬品は産業材の位置づけであり、サプライチェーンの上流に位置していますが、このテーマでは顧客への新たな製造法を提案するために、QFDとTRIZ、品質工学を活用して新たなコンセプトを創造することができました。

 具体的には、VOCの分析結果からQFDで設定した「回路の微細化とめっき被膜の剥離」の 問題を、TRIZの思考プロセスで170件強のアイデアを生み出し、最終的に「切削工程 を含んだセミアディティブプロセス」という画期的なコンセプトを生み出すことができています。

 実際の活動に当たっては、いろいろな苦労があったようですが、発表者を中心としたメンバーが、これまで難しいと言われてきた化学材料分 野で画期的な表面処理技術を生み出していく流れが臨場感あふれる語り口で発表されました。

 中小企業の材料メーカーが開発でQFD、TRIZ、品質工学を使いこなした事例として、大いに参考になりかつ、勇気づける内容でした。


この記事の著者

桑原 正浩

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