購買業務の要点(その13)サプライヤー指導の重要性

 
SCM
前回のその12
に続いて解説します。購買担当者が実施するサプライヤーマネジメントの中で大変重要な項目があります。それは、サプライヤー指導です。とかく購買担当者は、サプライヤーに対していろいろな指摘をしがちです。ああでもない、こうでもない、と指摘はしますが、それに対する対策案を話合っているでしょうか。

 購買担当者がサプライヤーの抱える問題点を明らかにすることは重要です。それらの問題を解消することで自社の調達改善につながるからです。問題によっては、サプライヤー自体の生産性や品質の向上につながるものもあるはずです。
 
 ここで気を付けなければならないことは「指摘に終わってはならない」ということです。サプライヤーは上流に行けばいくほど小さい会社になりがちです。
 
 下請、孫請けなどと表現をすることが多いと思いますが、先に行けばいくほど規模が小さくなり、管理技術力も不十分という経験をされたことがあるのではないでしょうか、ということは問題点を指摘されても、それを自ら解消することができないという可能性があるのです。
 
 そこで必要になってくることが「サプライヤー指導」です。品質改善やコスト改善、技術指導や管理技術の指導などあらゆる範囲に及びます。これは購買担当者にもよい勉強になりますが、指摘するからにはそれに対する処方箋を持っていることが必要です。
 
 指摘だけなら誰でもできますが、その処方箋となるとどうでしょうか。購買スタッフは指摘したことに対して自分なりの見解を持っておく必要があります。必ずしもその方策がベストな解でなくてもいいのです。自分なりの考え方を持ってほしいということです。『言いっぱなし』はやめましょう。いろいろなことを教える力量を持ちましょう。サプライヤーのレベルが向上すれば結果的に自社のレベル向上として返ってくるのです。
 

この記事の著者

仙石 恵一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参きました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

「えっ!物流改善ってそんなに儲かるの?」と驚かれる方がいらっしゃいます。はい、物流を効率化することは会社の利益率に影響するほどの効果があります。 皆さんこんにちは!物流改革請負人の仙石惠一と申します。弊職は日本でも屈指のサプライチェーン…

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