【エキスパート会員インタビュー記事】多角的視点で革新を導く製造業コンサルティング(鈴木 崇史 氏) エキスパート会員インタビュー(その7)

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【目次】
     

    はじめに、製造業に新風を吹き込む中小企業診断士の鈴木崇史氏は、製造業界内外のアイデアを取り入れて経営や現場の改善に取り組んでいます。鈴木氏に、製造業に対する考え方や経験について伺いました。

     

    鈴木氏のキャリア

    鈴木氏のキャリアは、北洋銀行での金融商品販売からスタートし、建設業や製造業の融資を担当しました。東京のコンサルティング会社への転職を経て、製造業のクライアントと多く関わり、独立後は補助金・融資・経営改善計画関係の支援の経験も積みました。

    鈴木氏がコンサルティング業界に進んだのは、よりよい社会を次世代に残すのが人生の意味という想いからです。銀行員時代に中小企業の支援を始め、その後コンサルタントとして独立し、企業の収益力向上が社員の所得の増加、納税の増加に直結し、社会の維持に貢献しています。鈴木氏がこの仕事にやりがいを感じるのは顧客からの感謝の声をいただくときです。

     

    コンサルティングのアプローチ

    日本の製造業の強さを生かし、製造業界内外の視点から新たな発想を提供することで、多くの企業に新しい気付きを与えています。鈴木氏は、他業種の知識や経験を活かし、製品の用途や対象ユーザーを見つけ出すアプローチを重視しています。

    コンサルティングでは、相手の業界について事前に学び、興味を持って接することを心掛けています。部外者の立場から他業種の成功事例を引き合いに出し、新たな視点で問題解決を図ります。話を聞き、共に解決策を模索するプロセスを大切にしています。

    どんな企業にも課題はあり、社内だけの考えでは新しい答えが見つかりにくいことを指摘。多業種との関わりを持つことで新しい視点が得られると強調し、気軽に相談してほしいと呼び掛けています。

    鈴木氏は、製造業の顧客へ新たな視点を提供することで、多くの企業の発展に貢献していることが明らかになりました。そのプロセスと思考方法は、多くの中小製造業の現場に示唆を与えるものです。

     

    相談者へのメッセージ

     私が若い頃からよく言われてきたのは「その会社の社長以上にその会社のことを考える」ということと、稲盛和夫氏が言われていた「脳に汗をかく」ということです。お客様が実施できそうなこと、実施したら良さそうだと思うこと、いろんなことを日々考えます。また、複雑に見えることを解きほぐして次に進んでいただくこと、それらに関しては自信を持っています。生産効率の改善、生産計画の立案、新製品開発といったご担当の方に対してお役立ちできると思います。計画を立てて、そのまま計画通りに進むことはまずありませんので、計画はシンプルなものを立て、実行しながらズレを見つけて修正して、の繰り返しだと考えており、PDCAのどの段階でもお手伝いいたします。 
    課題が全く無い企業や現場はありません。問題がある、課題がある、という状況で、今まで通り社内で考えるだけでは新しい答えが出にくいという方は、私にお声がけください。気軽な雑談からいろいろなものが見えてきますので、お気軽にお声がけください。

     

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    エキスパート会員情報

    氏名 鈴木 崇史(スズキ タカフミ) 


    経歴概要 
    2008年 株式会社北洋銀行に入行。融資業務等担当。 
    2013年 中小企業診断士登録。 
    2014年 株式会社NIコンサルティング入社 
    営業コンサルティングの分野にて多くの製造業の営業支援、新製品開発支援、社内組織改革支援に携わる。 
    2016年 着物レンタルサービスの社長秘書・新店舗店長に就任。 
    2018年 大志経営コンサルティング開業。 
    2019年 関東経済産業局より経営革新等支援機関に認定。 
    2021年 合同会社SDGs経営サポート設立。 


    雑誌投稿掲載 
    経済法令研究会『銀行法務21』(2023年9月) 
    川崎市『かわさき労働情報』(2023年6月) 


    資金調達分野の実績 (2024年3月1日現在) 

    事業再構築補助金 支援件数27社(採択26社 不採択1社) 
    ものづくり補助金 支援件数 8社(採択8社 不採択0社) 
    IT導入補助金   支援件数14社(採択12社 不採択2社) 


    その他プロフィールの詳細はこちら:https://monodukuri.learning-forest.com/users/41983/career_book 
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