物流作業訓練道場とは:物流4M管理の重要性(その3)

投稿日

サプライチェーンマネジメント

 

◆ 物流作業訓練道場

 新製品は、すべての担当者が初めての仕事になるので、新製品立ち上げに向けた人材育成についてきちんと計画を作成し実行していくことが重要です。まずその製品についてどのような仕事が発生するのかについて整理します。

 

  • その製品の特性は?
  • 品質上特に注意すべき点は?
  • 梱包仕様をどのようにするのか?
  • 保管における条件はあるのか?

 

 このようなさまざまな物流条件について一つひとつ整理していきます。そして条件に見合った物流作業の仕方についても検討していきます。そうすると実作業を行う際に「作業上の留意点」が明確になってきます。その点についての事前勉強会を開くという方法もあると思います。これは会社の会議室の中で行うことで問題はありません。

 一方で物流倉庫の中に「物流作業訓練道場」を設け、そこで実作業のトレーニングを実施することも考えられます。作業訓練道場は工場では一般的ですが物流倉庫ではあまりなじみが無いかもしれません。

 新人作業者が入ってきた時に基礎的な作業については実際に現物を目の前にして訓練していくことが望ましいことは間違いありません。作業訓練道場ではハンディーターミナルの操作方法、段ボール梱包の訓練、簡単な組立作業訓練、フォークリフトによる荷扱いなど、会議室の中ではやりづらい実作業について教えていきます。

 訓練結果については作業者ごと作業ごとにその習熟度を把握し、それを訓練道場の壁に掲示しておきます。作業習熟の見える化を図ることで「人」について何が足りているのか何が不足しているのかが瞬時に把握できることになります。

 この新製品立ち上げ時には計画的に「同一作業を複数名が作業できる」環境を作り上げていきましょう。このような環境を整備しておくことで自社が安心して仕事を進められることは当然として、顧客もその状況を把握し安心す...

サプライチェーンマネジメント

 

◆ 物流作業訓練道場

 新製品は、すべての担当者が初めての仕事になるので、新製品立ち上げに向けた人材育成についてきちんと計画を作成し実行していくことが重要です。まずその製品についてどのような仕事が発生するのかについて整理します。

 

  • その製品の特性は?
  • 品質上特に注意すべき点は?
  • 梱包仕様をどのようにするのか?
  • 保管における条件はあるのか?

 

 このようなさまざまな物流条件について一つひとつ整理していきます。そして条件に見合った物流作業の仕方についても検討していきます。そうすると実作業を行う際に「作業上の留意点」が明確になってきます。その点についての事前勉強会を開くという方法もあると思います。これは会社の会議室の中で行うことで問題はありません。

 一方で物流倉庫の中に「物流作業訓練道場」を設け、そこで実作業のトレーニングを実施することも考えられます。作業訓練道場は工場では一般的ですが物流倉庫ではあまりなじみが無いかもしれません。

 新人作業者が入ってきた時に基礎的な作業については実際に現物を目の前にして訓練していくことが望ましいことは間違いありません。作業訓練道場ではハンディーターミナルの操作方法、段ボール梱包の訓練、簡単な組立作業訓練、フォークリフトによる荷扱いなど、会議室の中ではやりづらい実作業について教えていきます。

 訓練結果については作業者ごと作業ごとにその習熟度を把握し、それを訓練道場の壁に掲示しておきます。作業習熟の見える化を図ることで「人」について何が足りているのか何が不足しているのかが瞬時に把握できることになります。

 この新製品立ち上げ時には計画的に「同一作業を複数名が作業できる」環境を作り上げていきましょう。このような環境を整備しておくことで自社が安心して仕事を進められることは当然として、顧客もその状況を把握し安心することにつながるのです。

 もし物流事業者が顧客の荷物について作業を行うのであれば上記のような取り組みは顧客から言われる前に実施しましょう。そうすることで顧客の信頼を得ることにつながるからです。顧客によっては発注先である物流事業者の準備状況を評価することがあります。評価があるからあわてて対応するのではなく、ぜひ計画的に自ら取り組んでいくように心がけましょう。

 次回に続きます。

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
輸送改善はなぜ『おいしい』のか 儲ける輸送改善 (その1)

  【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...

  【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...


海外工場支援者のための「物流指導7つ道具」(その4)

第4回 道具4「物流会社選定ツール」(上)   ◆関連解説『サプライチェーンマネジメントとは』 1.今の物流会社に満足していますか &n...

第4回 道具4「物流会社選定ツール」(上)   ◆関連解説『サプライチェーンマネジメントとは』 1.今の物流会社に満足していますか &n...


サプライチェーンもTビジネスからeビジネスへ

 あらゆるビジネスが、伝統的な従来の商売のやり方(トラィデショナル:Tビジネス)から、コンピュータとインターネットを使った商売のやり方(エレクトロニクス:...

 あらゆるビジネスが、伝統的な従来の商売のやり方(トラィデショナル:Tビジネス)から、コンピュータとインターネットを使った商売のやり方(エレクトロニクス:...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
  運送パターンとカタログ:お客様に喜ばれる物流営業(その2)

  ◆物流カタログを作れ 運送事業者にとって営業は仕事です。時間と経費を要して潜在顧客のもとへと行くわけですから。顧客にとってみて営業に...

  ◆物流カタログを作れ 運送事業者にとって営業は仕事です。時間と経費を要して潜在顧客のもとへと行くわけですから。顧客にとってみて営業に...


今の状況が良いのか悪いのか 本当の見える化で効率向上(その4)

◆ 物流現場を管理状態に置く  仕事の「計画」と「実績」がわかるということは、物流現場が管理状態にあるということです。それがわからなければ残念ながら...

◆ 物流現場を管理状態に置く  仕事の「計画」と「実績」がわかるということは、物流現場が管理状態にあるということです。それがわからなければ残念ながら...


物流情報の一元化によるコスト削減とは

1. 社内コミュニケーション  物流を効率化するためには荷物を集めるという原則があります。物量が集まれば一単位当たりのコストは下がります。そこでもの...

1. 社内コミュニケーション  物流を効率化するためには荷物を集めるという原則があります。物量が集まれば一単位当たりのコストは下がります。そこでもの...