新型コロナウイルス感染症と顧客価値創造

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顧客価値創造


 今回は2020年8月初旬現在、再び猛威を振るう感染症と共存を図るべく、商品企画の考え方についてお伝えします。

 生命の危機に達したとき、人間はその危機を乗り越えるために、強烈な要求が出ることが分かっています。新型コロナウイルス感染防止が叫ばれる中、新しい生活様式と見えないウイルスとの戦いが続くと考えられます。このような時の顧客価値創造は、強烈な欲求があればあるほど、顧客要求が高く、これを克服する商品やサービスが求められます。

◆ マズローの欲求五段階説

 マズローの欲求五段階説では、次のように欲求は高くなります。

  • 第一段階:生理的欲求:生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求
  • 第二段階:安全欲求:安心・安全な暮らしへの欲求
  • 第三段階:社会的欲求:社会から受け入れられたい欲求
  • 第四段階:自我欲求:他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求
  • 第五段階:自己実現欲求:自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求

 新型コロナウイルス感染以前は、商品は成熟期に入り、欲求が多様化して個別の要求に対応します。また、顧客要求が細分化して、その要求度の検証が重要でした。

 マズローの欲求五段階説でいえば、高次の段階である自己実現欲求を達成するための、要望を満たす価値創造が必要でした。新型コロナウイルス感染防止対策を施す時代は、コロナの感染の恐怖を払拭したい安全欲求や、感染して死亡しないための生理的欲求を欲しています。

 今後、新しい生活様式になるため、新たな顧客要求が出てきます。強い欲求が必ず出てきます。

 例えば、在宅勤務です。

 顧客欲求としては、

  • 会社に出勤せずに人と、会社以外で接触せずに仕事をする
  • 会議はインターネットを介してリモートで実施する

 長所

 ・通勤時間が空く、移動時間
 ・満員電車に乗らなくてよい、接触防止
 ・化粧しなくてよい
 ・音楽を聴きながら仕事ができる、並列処理
 ・子育てしながら仕事ができる、並列処理
 ・移動がなくなる
 ・昼食代が浮...

顧客価値創造


 今回は2020年8月初旬現在、再び猛威を振るう感染症と共存を図るべく、商品企画の考え方についてお伝えします。

 生命の危機に達したとき、人間はその危機を乗り越えるために、強烈な要求が出ることが分かっています。新型コロナウイルス感染防止が叫ばれる中、新しい生活様式と見えないウイルスとの戦いが続くと考えられます。このような時の顧客価値創造は、強烈な欲求があればあるほど、顧客要求が高く、これを克服する商品やサービスが求められます。

◆ マズローの欲求五段階説

 マズローの欲求五段階説では、次のように欲求は高くなります。

  • 第一段階:生理的欲求:生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求
  • 第二段階:安全欲求:安心・安全な暮らしへの欲求
  • 第三段階:社会的欲求:社会から受け入れられたい欲求
  • 第四段階:自我欲求:他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求
  • 第五段階:自己実現欲求:自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求

 新型コロナウイルス感染以前は、商品は成熟期に入り、欲求が多様化して個別の要求に対応します。また、顧客要求が細分化して、その要求度の検証が重要でした。

 マズローの欲求五段階説でいえば、高次の段階である自己実現欲求を達成するための、要望を満たす価値創造が必要でした。新型コロナウイルス感染防止対策を施す時代は、コロナの感染の恐怖を払拭したい安全欲求や、感染して死亡しないための生理的欲求を欲しています。

 今後、新しい生活様式になるため、新たな顧客要求が出てきます。強い欲求が必ず出てきます。

 例えば、在宅勤務です。

 顧客欲求としては、

  • 会社に出勤せずに人と、会社以外で接触せずに仕事をする
  • 会議はインターネットを介してリモートで実施する

 長所

 ・通勤時間が空く、移動時間
 ・満員電車に乗らなくてよい、接触防止
 ・化粧しなくてよい
 ・音楽を聴きながら仕事ができる、並列処理
 ・子育てしながら仕事ができる、並列処理
 ・移動がなくなる
 ・昼食代が浮く、などなど

 短所

 ・自己管理が必要
 ・インターネット環境が心配
 ・セキュリティー環境が心配
 ・オフィスなら直ぐ解決することが、リモートだとなかなか伝わらない
 ・一人で寂しい、など。

 在宅勤務した方なら、まだまだ多くの不満、要望ができてきます。

 ものづくりはこれらの顧客要求を満たす製品、商品、サービスを発掘することによって、イノベーションが起こります。ぜひ、新しい生活様式の中での顧客価値創造活動を行ってもらいたいと切に望みます。

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この記事の著者

石川 朋雄

日本のものづくりは品質向上に切磋琢磨し,高品質な商品を開発しました。高品質商品と顧客価値創造を融合する商品企画のシステム化を提案します。

日本のものづくりは品質向上に切磋琢磨し,高品質な商品を開発しました。高品質商品と顧客価値創造を融合する商品企画のシステム化を提案します。


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