保管方法とは 構内物流の勘所(その1)

投稿日

 
  SCM
 
 今回はモノを保管する場合の方法について整理して解説します。
 

1. ものの置き方

 最初にものの置き方を考えてみます。
 
 置き方はその製品の品質や流動性を考慮して決める必要があります。置き方には平置き、ラック置き、自動倉庫置き等、いろいろなパターンがあります。
 
 毎日出荷があるような動きが早いものは平置き、種類が多く少量のモノはラック置き、動きが比較的ゆっくりで多種類のモノは自動倉庫といったように、製品特性に合わせて決める必要があります。
 
 ただし、自動倉庫は投資を要し、一度設置すると簡単には撤去することが困難ですから、設置に当たっては慎重な判断が必要でしょう。
 

2. 保管場所

 モノを保管する場合、どこに置くのがふさわしいのかを考えてみます。
 
 例えば地域の問題があります。そのモノが売れる地域に倉庫を設置し、そこからお客様の要望にあわせ、できるだけ短納期で届けるためには地域ごとに倉庫を設けることが「売り逃し」を無くすために有効かもしれません。
 
 一方で、生産地から決められたリードタイムで運ぶことが可能であれば、生産地に倉庫を設けてそこから定期的に運べばよいと思います。また、さらに生産工場の敷地内に置き場を設けたほうがよいのか、敷地外に設けたほうがよいのかも検討する必要があるでしょう。
 

3. 倉庫の通路・荷捌きエリア

 倉庫にはモノの置き場だけではなく、通路や荷捌きエリアが必要となります。これらをどのように設置していったらよいでしょうか。
 
 倉庫作業でフォークリフトを運搬具として使用する場合、フォークリフトの回転半径分の通路幅を要します。これは約4m程度となり、大きなスペースロスとなります...
 
  SCM
 
 今回はモノを保管する場合の方法について整理して解説します。
 

1. ものの置き方

 最初にものの置き方を考えてみます。
 
 置き方はその製品の品質や流動性を考慮して決める必要があります。置き方には平置き、ラック置き、自動倉庫置き等、いろいろなパターンがあります。
 
 毎日出荷があるような動きが早いものは平置き、種類が多く少量のモノはラック置き、動きが比較的ゆっくりで多種類のモノは自動倉庫といったように、製品特性に合わせて決める必要があります。
 
 ただし、自動倉庫は投資を要し、一度設置すると簡単には撤去することが困難ですから、設置に当たっては慎重な判断が必要でしょう。
 

2. 保管場所

 モノを保管する場合、どこに置くのがふさわしいのかを考えてみます。
 
 例えば地域の問題があります。そのモノが売れる地域に倉庫を設置し、そこからお客様の要望にあわせ、できるだけ短納期で届けるためには地域ごとに倉庫を設けることが「売り逃し」を無くすために有効かもしれません。
 
 一方で、生産地から決められたリードタイムで運ぶことが可能であれば、生産地に倉庫を設けてそこから定期的に運べばよいと思います。また、さらに生産工場の敷地内に置き場を設けたほうがよいのか、敷地外に設けたほうがよいのかも検討する必要があるでしょう。
 

3. 倉庫の通路・荷捌きエリア

 倉庫にはモノの置き場だけではなく、通路や荷捌きエリアが必要となります。これらをどのように設置していったらよいでしょうか。
 
 倉庫作業でフォークリフトを運搬具として使用する場合、フォークリフトの回転半径分の通路幅を要します。これは約4m程度となり、大きなスペースロスとなります。
 
 極力通路を減らしたり、回転半径が小さくて済むリーチフォークを活用したりするなどして無駄なスペースを生まない工夫をしましょう。
 
 荷捌きエリアは製品を梱包したり、出荷準備を行ったりするスペースです。通常製品を並べて作業しますので、一度にどれくらいの作業を行うのかを決定し、製品や資材置き場、作業スペース等を計算して求めるとよいでしょう。
 
 次回に続きます。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その5)

 前回のその4に続いて、「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」その5は、商品Noの統一、仕掛品Noの逆検索について、解説します。  ...

 前回のその4に続いて、「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」その5は、商品Noの統一、仕掛品Noの逆検索について、解説します。  ...


サプライチェーン時代の歴史認識と戦略

 今回は、サプライチェーンマネジメントによる経営へのインパクトについて考察します。   多くの専門家がサプライチェーンを語り、拙著「サプライチ...

 今回は、サプライチェーンマネジメントによる経営へのインパクトについて考察します。   多くの専門家がサプライチェーンを語り、拙著「サプライチ...


サプライチェーンの構築 -プロジェクトマネジメントの観点から-

 サプライチェーンマネジメント(SCM)の構築・再構築は、経営資源を目的に沿って稼動させる複雑なプロジェクトマネジメントを必要とします。具体的には、情報シ...

 サプライチェーンマネジメント(SCM)の構築・再構築は、経営資源を目的に沿って稼動させる複雑なプロジェクトマネジメントを必要とします。具体的には、情報シ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
本気で会社が変わろうという意識 物流改善技術とともに大切なこと(その1)

  ◆ 改善戻りに対する歯止めとは  いろいろな会社で物流改善のお手伝いをさせていただく過程で非常に重要だと感じることがあります。それが...

  ◆ 改善戻りに対する歯止めとは  いろいろな会社で物流改善のお手伝いをさせていただく過程で非常に重要だと感じることがあります。それが...


発注先選定 物流アウトソース(その3)

◆ RFIとRFPの実行  アウトソース先には物流条件をできるだけ詳しく伝えましょう。アウトソースしたい物流業務それぞれについて条件を明確化し、相手...

◆ RFIとRFPの実行  アウトソース先には物流条件をできるだけ詳しく伝えましょう。アウトソースしたい物流業務それぞれについて条件を明確化し、相手...


水準評価の必要性を考える

  1. 仕事と競争力  皆さんは自社の物流について良いとか悪いとかの判断は何に基づいて実施していますでしょうか。よく会社のお偉いさんが現場に来て...

  1. 仕事と競争力  皆さんは自社の物流について良いとか悪いとかの判断は何に基づいて実施していますでしょうか。よく会社のお偉いさんが現場に来て...