
1. フォーカスとスティグマ調整
SEM観察におけるフォーカス合わせとスティグマ調整について、ピントの合ったSEM像とピントのずれているSEM像の例を下図に示します。フォーカス、スティグマのどちらがずれていてもピントがぼけたSEM像になります。そのため、ピントがぼけているSEM像からフォーカス、スティグマ(x軸)、スティグマ(y軸)のどれがずれているか判断するのは難しいです。感覚的としては3つのフォーカスがあると考えて、任意の1つのフォーカスを大きく動かしておおよそのピントの合う位置を探します。これを残り2つに対しても行い、それぞれ最もピントの合う位置を求めることで修正します。一度スティグマのピントを合わせれば、試料の観察位置を変えても大きくピントがずれることは少ないです。

図.SEM像のフォーカスとスティグマ調整の例
2. SEM観察の試料調整
SEM観察における試料調整は、基本的に光学顕微鏡の組織観察の流れに従います。しかし、SEM特有の注意事項もあります。1つ目は試料サイズ、2つ目は試料の導通またはコーティング、3つ目は鏡面仕上げです。
(1) 試料サイズ
光学顕微鏡観察において試料サイズを考慮することは少ないです。それは顕微鏡のステ...





