意見を言いたくても言えない雰囲気を、改善するには

投稿日

人的資源マネジメント

 

会議やミーティングの時、司会進行者がよく口にするセリフ「じゃ、何か 意見やアイデア のあるひと~」でも、こういったセリフって、あまり効果が無いような気がしませんか?心を開いて「どんな意見でも言ってみて!」という想いを込めてメンバーに伝えても、なかなか意見やアイデアが出ることも少なくないでしょう。今回は「 意見やアイデアを出しやすい流れ」について、お話しします。あなたの進め方次第で、多くの意見やアイデア が出てくるようになります。意見を出したくても、出せない雰囲気を改善するテクニックです。

 

1. 脳内プログラムの存在とは

それは、メンバーが何も考えていないと言うより、リーダーや他の人の意見を聴き、考える時間にエネルギーを割いてしまい、考えることが出来なくなっている状態です。

 

このような時は、シッカリと個人で考える時間をミーティングの中にとって上げる事が大切です。「いまから、このテーマについて各個人で5分間自分の考えをまとめてください。」といった感じです。このほかに、「ミーティング開始前に、個人の意見をまとめておいてください。」というのも効果的でしょう。

 

私たちの脳には、他の人の行動や考えに影響を受けるプログラムを有しています。

 

このプログラムが強く働くと「他人の意見でモノゴトを決める。」という結果につながりやすくなります。でも、ミーティングでは、多くの意見を出し、そして、その意見を融合しながら新たな 意見やアイデア を生み出したいもの。そのためにも、他人の意見でモノゴトを決めるというプログラムが、建設的なミーティングを阻害しないよう、流れを作る必要があります。

 

このプログラムは「外的基準型メタプログラム」と呼ばれる脳内プログラムです。これが脳内で、ロードされてしまうと、一人の意見に皆が賛同してしまうという行動が表れやすくなります。

 

このプログラムに対して「内的基準型プログラム」という脳内プログラムが存在します。このプログラムは、自らの考えで判断してモノゴトを決めるという行動が表れやすくなります。理想は「外的基準型と内的基準型」のバランスが取れている状態です。

関連解説記事:コーチングスキルを身につけて、リーダーシップを発揮しよう

関連解説記事:コミュニケーション、伝えることの難しさの再認識【厳選記事紹介】

 

2. 人の意見に左右されない時間の確保が重要

ミーティング中や前に、個人で考える時間を与えることが大切です。

 

人の意見に左右されない時間を確保することで、アイデアの多様性が生まれ、新たなアイデアが生まれやすくなります。そして「外的基準型と内的基準型」の...

人的資源マネジメント

 

会議やミーティングの時、司会進行者がよく口にするセリフ「じゃ、何か 意見やアイデア のあるひと~」でも、こういったセリフって、あまり効果が無いような気がしませんか?心を開いて「どんな意見でも言ってみて!」という想いを込めてメンバーに伝えても、なかなか意見やアイデアが出ることも少なくないでしょう。今回は「 意見やアイデアを出しやすい流れ」について、お話しします。あなたの進め方次第で、多くの意見やアイデア が出てくるようになります。意見を出したくても、出せない雰囲気を改善するテクニックです。

 

1. 脳内プログラムの存在とは

それは、メンバーが何も考えていないと言うより、リーダーや他の人の意見を聴き、考える時間にエネルギーを割いてしまい、考えることが出来なくなっている状態です。

 

このような時は、シッカリと個人で考える時間をミーティングの中にとって上げる事が大切です。「いまから、このテーマについて各個人で5分間自分の考えをまとめてください。」といった感じです。このほかに、「ミーティング開始前に、個人の意見をまとめておいてください。」というのも効果的でしょう。

 

私たちの脳には、他の人の行動や考えに影響を受けるプログラムを有しています。

 

このプログラムが強く働くと「他人の意見でモノゴトを決める。」という結果につながりやすくなります。でも、ミーティングでは、多くの意見を出し、そして、その意見を融合しながら新たな 意見やアイデア を生み出したいもの。そのためにも、他人の意見でモノゴトを決めるというプログラムが、建設的なミーティングを阻害しないよう、流れを作る必要があります。

 

このプログラムは「外的基準型メタプログラム」と呼ばれる脳内プログラムです。これが脳内で、ロードされてしまうと、一人の意見に皆が賛同してしまうという行動が表れやすくなります。

 

このプログラムに対して「内的基準型プログラム」という脳内プログラムが存在します。このプログラムは、自らの考えで判断してモノゴトを決めるという行動が表れやすくなります。理想は「外的基準型と内的基準型」のバランスが取れている状態です。

関連解説記事:コーチングスキルを身につけて、リーダーシップを発揮しよう

関連解説記事:コミュニケーション、伝えることの難しさの再認識【厳選記事紹介】

 

2. 人の意見に左右されない時間の確保が重要

ミーティング中や前に、個人で考える時間を与えることが大切です。

 

人の意見に左右されない時間を確保することで、アイデアの多様性が生まれ、新たなアイデアが生まれやすくなります。そして「外的基準型と内的基準型」のバランスを維持できるようになるのです。

  • 個人で考えさせる。
  • 人に意見に左右されない時間をとる。
  • アイデアの多様性を求める。

 

内的基準型メタプログラムと、外的基準型メタプログラムのバランス化。あなたの進め方次第で、多くの意見やアイデアが出てくるようになります。ミーティング中や、そのまえに、個人で考える時間をとってみましょう。

 

【ものづくり セミナーサーチ】 セミナー紹介:国内最大級のセミナー掲載数 〈ものづくりセミナーサーチ〉 はこちら!

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

坂田 和則

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。 等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。 問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。 等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。 問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!


「コミュニケーション」の他のキーワード解説記事

もっと見る
敬語を普段のコミニュケーションの場面で考える

  皆様、立場や年齢による経験値で、敬語は使いこなしていらっしゃるでしょう。とはいえ、あえて自分の言葉遣い(敬語)を振り返ってみようという...

  皆様、立場や年齢による経験値で、敬語は使いこなしていらっしゃるでしょう。とはいえ、あえて自分の言葉遣い(敬語)を振り返ってみようという...


コミュニケーション、心理的安全性を高める方法とは:オンライン会議は顔出しで

  今回は、オンライン会議での「顔出し」についておはなしします。対話への安心感が芽生え、心理的安全性がより高まります。 【目次】 ...

  今回は、オンライン会議での「顔出し」についておはなしします。対話への安心感が芽生え、心理的安全性がより高まります。 【目次】 ...


問題解決を円滑に進めるためには「なぜ」の使い方にご用心

     【目次】 1.「なぜ?」にもいろいろ 「なぜ?」を使って原因分析を進めるには、日頃から信頼...

     【目次】 1.「なぜ?」にもいろいろ 「なぜ?」を使って原因分析を進めるには、日頃から信頼...


「コミュニケーション」の活用事例

もっと見る
【SDGs取り組み事例】発想は“世界中の子供たちにサッカーを” 株式会社モルテン

一つのボールが学びと遊びのきっかけづくりに  【目次】   国内製造業のSDGs取り組み事例一覧へ戻る 1. スポ...

一つのボールが学びと遊びのきっかけづくりに  【目次】   国内製造業のSDGs取り組み事例一覧へ戻る 1. スポ...


『坂の上の雲』に学ぶコミニュケーション論 【連載記事紹介】

  坂の上の雲に学ぶコミニュケーション論、連載の全てが無料でお読みいただけます!   ◆こんな方におすすめ!=課題の共有が難...

  坂の上の雲に学ぶコミニュケーション論、連載の全てが無料でお読みいただけます!   ◆こんな方におすすめ!=課題の共有が難...


【SDGs取り組み事例】多文化共生と女性活躍推進に注力 株式会社ヤマヲ(東京都立川市)

今年、創立70周年を迎え、麺(めん)類、パスタ類の弁当や惣菜などを製造する株式会社ヤマヲ(代表取締役社長 岡部栄一氏)では、多文化共生や女性活躍推進を...

今年、創立70周年を迎え、麺(めん)類、パスタ類の弁当や惣菜などを製造する株式会社ヤマヲ(代表取締役社長 岡部栄一氏)では、多文化共生や女性活躍推進を...