QC七つ道具:層別/分類は、特異な違いを見つけて品質管理を分かり易くする

1. 層別とは

 層別とは、たくさんのデータを、その得られたデータの特徴によって、グループ分けすることをいいます。たとえば、いくつかの機械で加工した部品のある特性値のバラツキが大きい場そのバラツキの原因を調べるためにデータを、機械や作業者別にグループ分けすることです。
 
  
層別
 

2. 分類とは

 分類とは、あらかじめ用意されたカテゴリー(4M、QCDなど)に従って管理の対象を仕分ける方法および行為なので、層別と似ていますが同じ意味ではないのです。
 
 層別/分類のどちらにしても、品質管理活動に欠かせないツールと考えられます。層別/分類ができれば、問題そのものを客観的に見ることができたと判断できます。逆に、層別/分類ができなければ、迷路に入ってしまい解決は難しいと考えられます。
 

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3. 層別、分類で重要な考え方

 層別で重要なことは、データの特徴を捉えてグループ分けすることです。製造工場などでよく行なわれる層別には、次の項目があります。
 

(5M)

① 作業者別・・個人、男女、年齢、経験年数、技能など
② 材料別・・メーカー、購人先、ロット、購入時期など
③ 機械別・・機種、号機、型式など
④ 方法別・・作業方法、口ットなど
⑤ 検査測定別・・検査員、測定者、測定器、試験機、測定場所など
 

(5W1H)

① 時間別・・午前・午後、昼夜、曜日など
② 環境条件別・・温度、湿度、作業場所など
③ 作業者・・個人、男女、年齢、経験年数、技能など
④  方法・・作業方法、口ットなど
⑤ 材料・・メーカー、購人先、ロット、購入時期など
⑥ 目的・・不良をなくす、納期を守る、価格低減(QCD)
 
 層別も分類(4M、QCD)などの枠組みを使って、その中で特異な違いを見つけることで、作業が容易になると考えられます。混沌とした問題でも、5M、5W1Hなどの分類が頭に浮かび、素早く本質を捉えられるかどうかが、品質管理活動の成否を決定づけています。 
 

この記事の著者

濱田 金男

製造業の現場ですぐ使える独自の品質改善技法の開発と普及活動を行っています。 「ヒューマンエラー防止対策」「簡易FMEA/FTA」「しくみを対策するなぜなぜ2段階法」

1972年OKI高崎事業所入社、設計、製造、品質部門を経験、多くの品質問題に かかわり、失敗経験も豊富、 2014年独立「中小企業」で実務ですぐ使える技法とツール開に取り組む! ●事後対策主体の品質管理から脱却 発生した問題の原因解析…

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