OLEDを中心とした有機発光デバイスの基礎から最先端デバイスまで〜TADF-OLED、有機半導体レーザーが拓く次世代デバイス〜

好評により再開講
TADFによる新しい発光機構を用いた
第三世代OLEDの現状と今後の展開について解説!

セミナー講師

九州大学 工学研究院 応用化学部門 主幹教授  安達 千波矢 先生

ご略歴
昭和63年 3月  九州大学大学院総合理工学研究科材料開発工学専攻修士課程修了
平成 3年3月  九州大学大学院総合理工学研究科材料開発工学専攻博士後期課程修了
平成 3年4月  株式会社リコー入社 化成品技術研究所研究員
平成 8年8月  信州大学繊維学部機能高分子学科助手
平成11 年5月  米国Princeton University, Center for Photonics and Optoelectronic Materials (POEM)研究員
平成13年3月  千歳科学技術大学光科学部物質光科学科 助教授
平成16年4月   千歳科学技術大学光科学部物質光科学科 教授
平成17年10月  国立大学法人 九州大学未来化学創造センター 教授
平成21年3月  最先端研究開発支援プログラム(FIRST) 中心研究者
平成22年4月  国立大学法人 九州大学大学院工学研究院 教授
平成22年5月  国立大学法人 九州大学大学院工学研究院 主幹教授
平成24年4月  国立大学法人 九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター センター長
平成25年12月  JST ERATO 安達分子エキシトン工学プロジェクト 研究総括
現在に至る

ご専門および得意な分野・研究
有機光エレクトロニクス、有機半導体デバイス物性、有機光物理化学

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナー趣旨

 従来、エレクトロニクスはシリコン半導体を基礎とした無機半導体によって、その機能発現が支えられてきました。その一方で、新しい可能性を目指して、無限の分子設計が可能な有機パイ電子系化合物を用いたエレクトロニクスに大きな注目が集まっています。特に有機発光ダイオード(OLED)は、その優れた発光特性から次世代の情報表示端末、大型TVや照明用途として大きな期待が寄せられています。
 本講演では、九州大学で開発された熱活性化遅延蛍光(TADF)による新しい発光機構を用いた第三世代OLEDの現状と今後の展開についてお話し致します。TADFは有機化学、計算科学、物性物理の連携により研究開発が大きく進展し、現在では、量子化学計算を用いた精密な分子設計によって100%の電気-光変換が可能となりました。現在のTADF-OLEDの分子設計からデバイス設計についてお話し、さらに、有機半導体レーザー等の次世代デバイスについてお話致します。

受講対象・レベル

・ OLEDの材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方。
・ 業務に活かすため、TADF-OLEDについての知見を得たいと考えている方
・ 本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

必要な予備知識

・ OLED分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。
・ 有機ELディスプレー(オーム社)

習得できる知識

・第三世代有機ELデバイスのための分子設計 
・デバイス設計 
・劣化機構

セミナープログラム

1.イントロダクション
 1)OLEDの材料の発展
 2)TADFの黎明期

2.TADF材料の開
 1)分子設計
 2)高効率デバイス
 3)Hyperfluorescence機構
 4)青色TADFデバイス
 5)高耐久化のための分子・デバイス設計
 6)高速RISCのための分子設計
 7)長時間蓄光分子―動作メカニズムと課題―

3. ペロブスカイトLEDデバイス
 1)発光材料の可能性と問題点
 2)ペロブスカイトー有機発光体ハイブリッドデバイス
 3)超厚膜LEDの構築―キャリヤ輸送層としてのペロブスカイトー

4.有機半導体レーザー
 1)有機半導体レーザー分子の設計
 2)光励起特性
 3)電気励起特性

5.まとめと今後の有機発光デバイスへの期待