
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:10/23~11/5(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
ダイヤモンドは大きなバンドギャップ(5.45 eV)や、高い移動度(~2000 cm/V・s)、高絶縁破壊電圧(~6 MV/cm),高熱伝導度(~22 W/cm・K)等の優れた物理特性を有する事から,次世代パワーデバイス材料として期待されている。また、大バンドギャップ及び高熱伝導度に加え,化学安定性にも優れている事から極限環境下(高温や放射線下等)で動作するパワーデバイスとしても期待されている。
本講座では、ダイヤモンド半導体を用いたデバイス、特にダイヤモンドパワーデバイスに関してその作製技術や測定、解析技術及び最新の技術動向について分かり易く解説を行う。
受講対象・レベル
・ワイドギャップ半導体を用いた材料・デバイス開発に興味のある研究者・技術者
・ダイヤモンド半導体材料・デバイス開発の近年の状況に興味のある研究者・技術者
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・ダイヤモンド半導体パワーデバイス開発や研究の最前線について理解できる
セミナープログラム
1. はじめに
1-1 ダイヤモンドの物理特性と半導体パワーデバイスとしてのポテンシャル
1-2 ダイヤモンド半導体研究の歴史
2. ダイヤモンド半導体結晶の作製技術
2-1 ダイヤモンド単結晶成長技術(高温高圧合成法等)
2-2 ダイヤモンド薄膜結晶成長(ホモエピ、ヘテロエピ成長)
2-3 ダイヤモンド半導体のドーピング技術(in-situドープ、イオン注入等)
2-4 ダイヤモンド終端面と伝導特性制御
3. ダイヤモンド半導体パワーデバイス作製技術
3-1 ダイヤモンドショットキーダイオード
3-2 ダイヤモンドPNダイオード
3-3 ダイヤモンド電界効果トランジスタ(FET)
3-4 その他のダイヤモンドデバイス(バイポーラトランジスタ等)
4. まとめ
4-1 ダイヤモンドパワーデバイスの課題
4-2 今後の展望
キーワード:
ダイヤモンド半導体,パワーデバイス,結晶成長,パワーエレクトロニクス,講演,セミナー,研修
セミナー講師
早稲田大学大学院情報生産システム研究科
教授 博士(理学) 植田 研二 氏
【略歴】
・2000年3月 大阪大学理学研究科(博士課程後期)化学専攻修了、博士(理学)
・2000年4月~2001年1月 大阪大学産業科学研究所 博士研究員
・2001年2月~2009年3月 NTT物性科学基礎研究所 研究員
・2009年4月~2022年3月 名古屋大学工学研究科 准教授
(2011年3~8月 Neel Institute, CNRS, France, 客員研究員 兼務)
・2022年4月~ 現職
早稲田大学大学院情報生産システム研究科 教授
(2022年6月~2023年3月 名古屋大学工学研究科 客員教授 兼務)
【学協会での役職等】
・日本応用物理学会東海支部幹事 , 2014年4月 ~2022年3月
・日本磁気学会 企画委員会委員, 2017年9月 ~2021年 3月
・日本応用物理学会APEX-JJAP編集委員:2010年4月 ~ 2016年3月
・日本真空学会 SP部会(スパッタリング及びプラズマプロセス技術部会)幹事 、2010年4月 ~ 2014年3月
・日本真空学会東海支部幹事、2013年2月 ~ 2014年1月
・国際学会SSDM論文委員(エリア8)2011-2013 , 2011年4月 ~ 2014年3月
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
★1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
※LIVE配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合
お一人様につき、追加料金11,000円(税込)にてお申込みいただけます。
メッセージ欄に「LIVEとアーカイブ両方視聴」と明記してください。
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。※紙媒体での配布はございません。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
受講料
49,500円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
レアアースレス・モーターとは?レアアースフリーの衝撃、環境と経済を変えるモーターの進化論
【目次】 現代社会はモーターなしには成り立ちません。スマートフォンから電気自動車、産業用ロボットに至るまで、私たちの生活のあらゆる側... -
HVDC(高圧直流送電)とは?HVDCが描く未来、再エネ社会を繋ぐ革新送電
【目次】 現代社会において、電力は私たちの生活を支える不可欠なインフラです。しかし、その電力供給のあり方は、気候変動問題への対応やエ... -
エネルギーハーベスティングとは?自然の力がエネルギーの新しい形に、その現状と展望を解説
【目次】 エネルギーハーベスティングは、私たちの身の回りに存在する太陽光、熱、振動、電波といった微小なエネルギーを「収穫... -
全樹脂電池とは?その仕組み、全個体電池との違いをわかりやすく解説
【目次】 近年、エネルギー技術の進化が目覚ましく、特に電池技術はその中心的な役割を果たしています。中でも「全樹脂電池」は、軽量で安全...