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界面活性剤、乳化・エマルションの基礎から、
エマルションの不安定化メカニズムと
分散安定化へのアプローチまで!
後半は講師が研究している注目技術、乳化剤を一切使用しない
“乳化剤フリーエマルション”の長期分散安定化の
可能性と課題についても解説!
セミナー趣旨
“油”と“水”は不仲の代名詞とされるように相互に溶解せず(難溶で)、油と水は共存することはできません。しかし、“油と水を混ぜる”“乳化技術”“エマルション”は、食品、医薬品、化粧品、塗料・インク、ポリマー材料合成など多岐にわたり活用されています。つまり、“油と水を混ぜる”“乳化技術”“エマルション”は、我々の生活を支える基盤技術と言えます。
本講座では、“乳化における乳化剤の役割”から“乳化剤(界面活性剤)を使用しない乳化技術” “乳化剤フリーエマルション”について紹介します。
受講対象・レベル
本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に必要はありません。
習得できる知識
・界面活性剤の基礎
・O/Wエマルション, W/Oエマルション・乳化の基礎知識
・O/Wエマルション, W/Oエマルションの不安定化および安定化メカニズム
・乳化剤を使用しない乳化技術の実現性
セミナープログラム
- 界面活性剤の基礎
- 表面(界面)張力低下能
- ミセル形成(自己組織化能)
- クラフト点
- 曇点
- 可溶化
- 吸着能
- 乳化
- 起泡力
- 乳化とエマルション
- 油と水を混ぜること(油と水の共存)、乳化の意義
- 乳化方法および乳化剤の役割
- エマルションの特性
- エマルションの安定性と崩壊
(凝集・合一、オストワルドライプニング、クリーミングなど) - 乳化重合・懸濁重合
- 新しいタイプのエマルション
- 乳化剤を一切使用しない乳化技術“乳化剤フリー水中油滴型(O/W)、
油中水滴型(W/O)エマルション”- 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルションの分散安定性
- 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルション中の油滴はどのように成長するか?
- 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルションの長期分散安定化は実現可能か?
<質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>
セミナー講師
信州大学 工学部 物質化学科 教授 酒井 俊郎 先生
■ご略歴:
2002年 東京理科大学理工学研究科博士後期課程修了, 博士(工学)
2002 - 2003年 株式会社コンポン研究所(研究員)
2003 - 2006年 ニューヨーク州立大学バッファロー校(Research Associate)
2006 - 2007年 東京理科大学総合研究機構(プロジェクト研究員)
2007 - 2012年 信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点(助教)
2012 - 2019年 信州大学工学部物質工学科・物質化学科(准教授)
2019-現在 現職
■ご受賞歴(代表的なもの):
2002年 オレオサイエンス誌 第1回オレオサイエンス賞
2005年 J. Oleo Sci.誌 第8回エディター賞
2008年 第42回日本油化学会進歩賞
2009年 J. Oleo Sci.誌 第12回エディター賞
2010年 色材協会賞(論文賞)
2016年 2015 JSCM Most Accessed Pater Award
■ご専門および得意な分野・研究:
コロイド・界面科学
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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