★ 理論と経験則に裏打ちされた“プロセス設計、スケールアップの要諦”を解説!
セミナー趣旨
有機合成研究者でも理解できる化学工学計算を活用して、安定したプロセスを構築するためのスケールアップ技術を習得する。
セミナープログラム
1.バッチプラントとフロープラント
2.ファインケミカルプロセス
2.1 標準的なプロセス・設備
2.2 要求される技術
3.単位操作で発生するトラブル
4.スケールアップ因子
5.スケールアップと化学工学の関わり
5.1 単位操作と化学工学
5.2 スケールアップ検討の進め方
5.3 スケールアップ予測計算
5.4 ラボ、パイロット実験の考え方
6.スケールアップに向けたラボ実験でのデータ取得方法
6.1 プロセスの危険性評価
(1) プロセスの構築
(2) 事故事例
(3) プロセスの安全検討概要
(4) 単位操作と防災物性取得
(5) 爆発性物質(自己反応物質)の危険の評価
(6) 熱分解・熱安定性
・SC-DSC
・自己反応物質(第五類)熱分析試験
・熱安定性評価フロー
・T24による判定
・SC-DSCデータの測定の注意点
6.2 撹拌
(1) 撹拌翼の種類
(2) 撹拌のスケールアップ因子
(3) 動力数Np の測定
(4) 撹拌動力の目安
(5) スケールアップと混合速度の影響
6.3 反応
(1) バッチ反応のチェックシート
(2) 反応熱の測定
6.4 分液
(1) 界面張力とエマルションの生成
(2) エマルションの発生
(3) エマルションの解乳化方法
(4) コワレッサによるエマルションの解乳化
(5) 分液速度(改善指標,測定)
6.5 晶析
(1) ラボ実験とスケールアップ
(2) 溶解度曲線を利用した晶析操作
(3) 冷却晶析(晶析操作の安定化ポイント)
(4) 流動性が変化する系の晶析
6.6 ろ過
(1) ファインプロセスで使用されるろ過機
(2) 平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数nについて
(3) 平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数nの測定
(4) 平均ろ過比抵抗、ろ過時間の算出例
6.7 乾燥
(1) 乾燥実験のスケールアップ
・ラボ実験での乾燥データ取得・評価
(2) コニカル乾燥機の設備・運転上のポイント
・製品の安定性
・ダマ状物(塊状物)の生成
・材料の溶融およびスケーリング発生
・乾燥物中に溶剤が残存
・乾燥機から材料が排出できない
・粉砕による残存溶媒の削減
・溶媒和物の乾燥
・乾燥での不活性ガスの影響
・グラスライニングが静電気放電により破損
・乾燥圧力が上がらない理由
【質疑応答】
セミナー講師
スケールアップコンサルタント 高橋 邦壽 氏 【元 住友化学(株)】
セミナー受講料
1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
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受講料
55,000円(税込)/人
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