触感の知覚メカニズム、特性と定量化、再現技術

★ヒトの触感、質感の知覚原理から測定手法、情報処理技術まで徹底解説!


★触感の定量化、再現をするために必要な要素とは?


受講料


1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)


〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税抜)〕


【10:00〜11:30】

1.触感の知覚原理と特徴


名古屋工業大学 大学院工学研究科 電気・機械工学専攻 准教授 博士(工学) 田中 由浩 氏 


【講座概要】

ヒトの触知覚メカニズムは未だ明らかにされていない。ヒトは皮膚を通じて触覚を得るが、ざらざら、つるつるといった感覚を得るまでには、機械受容器や神経、脳内処理に加え、運動や皮膚も関与し、複雑である。本講座では、機械受容器の特性といった基本的に事項から、皮膚や運動の特性について解説し、さらに錯触や技術開発事例を紹介し、触知覚メカニズムの解明や活用に向けた一視点を提供する。


1.触知覚の基礎
 1-1 機械受容器の特性
 1-2 皮膚特性と運動特性


2.触知覚メカニズム
 2-1 錯触
 2-2 凹凸・硬さ・粗さの知覚
 2-3 知覚メカニズムに基づく触覚技術


【質疑応答】


【12:10〜13:40】

2.触覚センサによる手触り感数値化の実現に向けた触覚情報処理基盤技術


香川大学 微細構造デバイス統合研究センター センター長 教授 高尾 英邦 氏


 【講演概要】

本講座では,触覚センサ,触覚センシング技術の発展により実現が期待される「手触り感の計測」に関する最新の研究状況について解説します。
これまで多くの技術者・研究者によって手触り感の計測が試みられて来ましたが,人間が持つ指先な指先の感覚に匹敵するセンサが存在せず,今なお技術への挑戦が続けられています。
ここでは手触り感の計測に求められる触覚センサの性能について解説し,それを実現した触覚センサや先端研究の現状等について紹介します。また,「手触り感計測技術」の将来と新規に拓かれる様々な応用と市場について解説します。


1.触覚センシングと人間の触覚の違い
 1-1 センシングとセンサの役割
 1-2 触覚センサと触覚センシング
 1-3 物体認知(マクロ触覚)と手触り感計測(マイクロ触覚) 


2.触覚センサ技術の現状と課題
 2-1 様々な種類の触覚センサ
 2-2 手触り感計測の現状
 2-3 手触り感計測に求められる性能


3.高性能触覚センサによる手触り感計測
 3-1 形状認識と質感検知
 3-2 手触り感計測
 3-3 マイクロ触覚デバイスの事例1(表面手触りの違いを視覚化)
 3-4 マイクロ触覚デバイスの事例2(柔軟な布地の性質を測る)
 3-5 ナノ触覚技術による生体組織の手触り感計測


4.「手触り感計測技術」の展望
 4-1 期待される応用分野
 4-2 AIとの融合による質感認識
 4-3「手触り感スキャナー」の紹介


【質疑応答】


【13:50〜15:20】

3.質感とその魅力の認知メカニズムと製品開発への応用


東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 文学博士 本吉 勇 氏


【講座概要】


★習得できる知識
人間の質感認知の基本原理
人間が知覚する/知覚しない/知覚できない質感の側面
質感認知の背後にある脳の無意識的情報処理の特性と限界
映像から視覚的な魅力が生まれる情報処理の基礎


★講座の趣旨
人間の感性や欲求にまつわる技術の開発においては,最終的なユーザーである人間の心理や精神の科学的理解が必須である.優れた感性技術は常に人間の感覚器や脳の特性に適合しているものである.本講演では,人間の視覚システムが網膜に与えられた映像からどのように表面の質感を知覚し,その価値−心地よさや気持ち悪さ−を判断しているか,を豊富なデモや錯視を交えて紹介する。


1.人間の視覚情報処理
 1-1 視覚システムの基本構成
 1-2 脳科学と心理学: 理解したいのは何か


2.質感認知の情報処理
 2-1 質感の光学と逆光学
 2-2 現実世界の認知とヒューリスティクス
 2-3 画像統計量の利用とその限界
 2-4 質感知覚と材質認知


3.質感の情動的評価
 3-1 表面情報のアフォーダンス
 3-2 表面の情動的価値を決める画像統計量
 3-3 画像統計量を利用した質感価値の制御
 3-4 潜在的情動処理経

【質疑応答】


【15:30〜17:00】

4.ワイヤレスの力触覚の伝達技術

慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 専任講師 博士(工学) 野崎 貴裕 氏  


【講座概要】

「Real Haptics(リアルハプティクス)」とは、人間が創り出す優しく柔軟な動作を遠く離れた場所に伝え、保存し、再現する最先端のロボット技術である。本技術によって、時間や空間を超えて人間の動作情報を活用することが可能となり、従来人手に頼らざるを得なかった手間暇のかかる作業の自動化や、対象物が有する硬度等の物理特性の数値化が実現される。本講演では様々な応用事例と共に、リアルハプティクスが拓く新たな未来社会とそれにともなって創出されるビジネスの可能性についてご紹介します。


1.未来現場で活躍するアバターシステム 〜Real Avatar・もう一人の自分〜

2.感覚情報技術の特徴

3.力触覚の重要性

4.力触覚伝送技術

5.動作の記録・編集・再現

6.高性能ハプティクス義手

7.動作の編集(高速化・逆再生・縮小)

8.遠隔操作

9.人類の作業領域の拡張

10,Internet of Actions

11.身体感覚を伝送する双腕ロボット

12.応用事例(農業、計測、コミュニケーション、エンターテインメント、土木、宇宙開発)


【質疑応答】