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永久帯電防止・パッケージ及びディスプレイ用フィルム適用・CNT活用
★ 界面活性剤などの低分子系帯電防止剤は帯電防止機能の持続性が低く永久帯電防止性の付与が望まれている!
★ 今後の帯電防止の素材にもとめられる要求性能とは? フィルム加工への適用はいかにされているのか?
★ エレクトロニクス用途に向けた静電気トラブルを防ぐ加工技術とは?
講師
第1部 大成ファインケミカル(株) 樹脂事業部 技術グループ 朝田 泰広 氏
第2部 三洋化成工業(株) 事業研究第二本部 機能性樹脂研究部
ユニットマネージャー 徳永 浩信 氏
第3部 大陽日酸(株) 開発本部 山梨研究所 材料開発部 開発課 三好 健太朗 氏
第4部 長岡産業(株) 農学博士 小原 有策 氏
受講料
【1名の場合】48,600円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
【2名の場合】59,400円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、昼食、テキスト費用を含む)
※ AndTechの講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
※ AndTechの講座は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。
対象
帯電防止技術に関心・課題のある事業企画担当者、研究者、マーケッターなど
プログラム
第1部 新規帯電防止剤の開発とフィルムへの展開
【10:45-12:00】
講師:大成ファインケミカル(株) 樹脂事業部 技術グループ 朝田 泰広 氏
【キーワード】
4級アンモニウム塩型帯電防止ポリマー、疎水性帯電防止例、親水性付与
【講演趣旨】
帯電防止付与技術は従来から行われている技術ではあるが、界面活性剤などの低分子系帯電防止剤は帯電防止機能の持続性が低く永久帯電防止性の付与が望まれている。
帯電防止材料の付与方法や種類はいくつかあるが本講演では高分子タイプの4級アンモニウム塩含有ポリマーを中心にコーティング用で設定した、パッケージ向け及びディスプレイ用光学フィルムで開発した性能例を紹介する。
【プログラム】
1.帯電防止剤の種類及び機構
1-1 低分子系界面活性剤
1-2 イオン液体
1-3 導電性ポリマー
1-4 高分子系タイプ
1-5 導電機構
2.4級アンモニウム塩型帯電防止ポリマーの設計と性能
2-1 4級アンモニウム塩モノマー
2-2 ラジカル共重合、合成法
2-3 帯電防止評価方法
3.4級アンモニウム塩型帯電防止ポリマー開発事例
3-1 帯電防止ドライラミネート
3-2 ハードコート用帯電防止ポリマー
3-3 疎水性帯電防止ポリマー
3-4 親水性付与
【質疑応答 名刺交換】
第2部 ポリオレフィン樹脂フィルム・シート用高分子型帯電防止剤の開発
【12:40-13:55】
講師:三洋化成工業(株) 事業研究第二本部 機能性樹脂研究部
ユニットマネージャー 徳永 浩信 氏
【講演趣旨】
高分子型帯電剤についての概要、更に高分子型帯電防止剤を設計する際に考慮すべき項目について簡単に説明させて頂き、三洋化成でのポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発事例を紹介させて頂きます。
また、三洋化成の高分子型帯電防止剤の特徴、ポリオレフィン用フィルム・シートに使用した際の性能についてPRさせて頂き、実際の使用例についても紹介させて頂きます。
【プログラム】
1.高分子型帯電防止剤についての概要
1-1 一般的な高分子型帯電防止剤の紹介
1-2 低分子型帯電防止剤 (一次帯電防止剤) との性能比較
2.三洋化成の高分子型帯電防止剤 (ペレスタット・ペレクトロン) について
2-1 ペレスタット・ペレクトロンの組成、使用方法、特徴
2-2 スチレン樹脂 (ABS等) 用グレードの概要紹介
2-3 ポリオレフィン樹脂用グレードの概要紹介
3.ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発について
3-1 ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発
3-2 スチレン樹脂用グレード、ポリオレフィン樹脂用グレードの性能比較
3-3 スチレン樹脂用グレードをポリオレフィン樹脂に添加した場合の不具合紹介
3-4 高分子型帯電防止剤の設計ついて
3-5 低融点型ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発
3-6 ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の使用例紹介
【質疑応答 名刺交換】
第3部 長尺カーボンナノチューブ透明導電膜・帯電防止膜の製造と応用技術
【14:05-15:20】
講師:大陽日酸(株) 開発本部 山梨研究所 材料開発部 開発課 三好 健太朗 氏
【講演趣旨】
弊社の長尺カーボンナノチューブの特徴と分散技術および分散液を用いた透明導電膜・帯電防止膜の製造プロセスや、直近の事例を含めてご説明いたします。また、今後の応用用途の可能性についても併せてご紹介いたします。
【プログラム】
1.透明導電膜・帯電防止膜の特徴
1-1 透明導電膜の市場
1-2 カーボンナノチューブを用いた透明導電膜・帯電防止膜の特徴
2.長尺カーボンナノチューブの特徴
2-1 カーボンナノチューブ製造法比較
2-2 高配向カーボンナノチューブ 特徴・成長メカニズム・評価法
2-3 カーボンナノチューブの弊社取組・応用用途
3.長尺カーボンナノチューブの分散液の加工法
3-1 水分散液・有機系分散液
3-2 分散剤・分散法と分散メカニズム
3-3 分散の評価法
4.透明導電膜・帯電防止膜の試作・評価
4-1 透明導電膜・帯電防止膜の試作・評価
4-2 塗布方法についての検討
4-3 透明導電膜・帯電防止膜 製造プロセス
4-4 カーボンナノチューブを用いた透明導電膜の検討
5.安全性について
【質疑応答 名刺交換】
第4部 帯電防止フィルム『スタクリア』の技術的特徴と採用事例のご紹介
【15:30-16:45】
講師:長岡産業(株) 農学博士 小原 有策 氏
【講演趣旨】
エレクトロニクス分野では、回路の微小化・集積化・省電力駆動化などにより、生産時の静電破壊や製品の誤動作など、静電気に起因する障害が多く発生しています。
本報告では、弊社が開発した、圧倒的な除電スピードで異物脱落の無い永久帯電防止フィルム『スタクリア』を紹介します。さらに、エレクトロニクス分野における静電気トラブルと、スタクリアを中心としたトラブル解決事例を紹介します。
【プログラム】
1.エレクトロニクス分野で増加する静電気リスク
1-1 小型化・高性能化で顕在化する静電気リスク
1-2 生産・品質管理・製品でみられる静電気対策の課題
2.静電気対策
2-1 除電機器による静電気管理
2-2 帯電防止材による静電気管理
2-3 エレクトロニクス分野が帯電防止材に求める性能
3.帯電防止フィルム『スタクリア』のご紹介
3-1 代表的な帯電防止フィルムのタイプと特長
3-2 『スタクリア』の技術的特徴
3-3 立体物へのコーティング
3-4 帯電防止に適する『スタクリア』の機能
3-5 他社従来品との機能比較
4.スタクリアの採用事例
4-1 タッチパネルの誤動作防止
4-2 液晶の静電破壊保護
4-3 防爆メンブレンスイッチ
4-4 帯電微小粉体の付着防止
4-5 静電気ノイズ除去
4-6 その他の事例
5. まとめ
【質疑応答 名刺交換】
受講料
48,600円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:45 ~
受講料
48,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
神奈川県
【川崎市幸区】川崎市産業振興会館
【京急】京急川崎駅 【JR】川崎駅
主催者
キーワード
高分子・樹脂加工/成形
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10:45 ~
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48,600円(税込)/人
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