2026年4月 本格始動するGX ETS(排出量取引制度)
セミナー趣旨
2024年5月に成立した改正GX推進法に基づき、2026年4月にGX ETS第2フェーズが本格稼働します。これに向けた制度設計の詰めの議論が2024年末を目途に進められており、本講義では取りまとめられたGX ETS第2フェーズの詳細について、無償割当、上下限価格の設定、及び関連する制度設計について解説、今後への影響について展望します。
セミナープログラム
1. GX ETS第2フェーズに向けた議論
(1) GX推進法改正までの経緯
(2) GX推進法改正とGX ETS
(3) GX ETS第2フェーズの制度設計
2. GX ETS第2フェーズの詳細
(1) 第2フェーズの全体像
(2) 無償割当
① 排出枠の割当
② ベンチマークによる無償割当
③ グランドファザリングによる無償割当
(3) 上下限価格の設定
① 参考上限取引価格 (上限価格)
② 調整基準取引価格 (下限価格)
③ 上限価格と下限価格の水準
(4) その他の制度設計
① オフセットクレジットの利用
② コンプライアンスサイクル(割当申請、排出量算定、登録確認機関による検証、排出枠の償却、罰則)
③ 移行計画等
3. GX ETSの今後の見通し
(1) 無償割当
(2) 排出枠価格の見通し
(3) 今後の見通し
4. 関連質疑応答
5. 名刺交換・交流会
セミナー講師
一般財団法人日本エネルギー経済研究所
環境ユニット 気候変動グループ
主任研究員
清水 透 氏
2010年3月 麗澤大学大学院国際経済研究科経済・政策管理専攻修了(経済学博士)
2010年4月 財団法人日本エネルギー経済研究所 地球環境ユニット気候変動政策グループ研究員
2017年4月 一般財団法人日本エネルギー経済研究所 環境ユニット 気候変動グループ 主任研究員
主に国内外の炭素税や排出権取引等のカーボンプライシングに関する調査・動向分析、2050年カーボンニュートラルに向けた各国シナリオの比較、中国・インド・サウジアラビア・南アフリカ等の途上国での政策支援、機器のエネルギー効率向上に関する国際会議への参加等、国内外のエネルギー気候変動関連の調査研究に従事。
2028年から開始される化石燃料賦課金や2033年に導入される特定事業者負担金の単価試算(清水・坂本(2023))等、国内のカーボンプライシングに関する動向に精通、GX ETSの制度設計にも寄与している。
セミナー受講料
1名:37,520円(税込) 2名以降:32,520円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
【会場またはライブ配信受講】
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
【アーカイブ配信受講】
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,520円(税込)/人
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