
〜保護主義の時代における“EV鉱山”活用の重要性〜
セミナー趣旨
資源安全保障や新規市場創出の観点から、EV電池のサーキュラーエコノミーの実現が期待されています。しかし、わが国では未だ課題が山積しており、大半のEV電池が中古EVとともに海外に流出しています。近年、米国の関税政策や中国のレアアース輸出規制など世界各国で保護主義的な政策が推進されており、わが国としても対応が遅れると、流出がさらに加速する懸念があります。
このような状況を踏まえて、地政学的リスクが国内におけるサーキュラーエコノミー形成に及ぼす影響を分析した上で、政府や地方自治体、民間企業が国内でこれまでどのような取り組みを進めてきたのかを概観し、サーキュラーエコノミー形成をさらに加速するために必要と考えられる施策を提言します。EV電池のサーキュラーエコノミーに、サプライヤーあるいはユーザーとして関わられる可能性がある、幅広い業種の方々のご参加を期待します。
セミナープログラム
1.EV電池のサーキュラーエコノミーとは
(1)サーキュラーエコノミーの定義 (2)EV電池のサーキュラーエコノミーの概要
2.世界の動向
(1)EU・米国・中国の動向 (2)各国の動向を踏まえたわが国への示唆
3.国内の動向
(1)政策動向・行政の取り組み (2)市場動向・民間企業の取り組み
(3)中古EVの海外流出状況
4.わが国のEV電池のサーキュラーエコノミー形成に関する“現在地点”
(1)サーキュラーエコノミー形成のプロセス (2)政府・地方自治体・民間企業の“現在地点”
(3)サーキュラーエコノミー市場形成の“現在地点”
5.わが国におけるEV電池のサーキュラーエコノミー形成に向けた提言
6.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター
インキュベーションプロデューサー
籾山 嵩(もみやま たかし) 氏
京都大学工学部地球工学科卒業、京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻修士課程修了、愛媛大学大学院生物環境保全学専攻博士課程修了。2013年に新日鐵住金株式会社(現・日本製鉄株式会社)に入社、主に建設分野における鋼材の利用技術に関する研究開発、知財開発等に従事。2023年に株式会社日本総合研究所に入社。「BACE(Battery Circular Ecosystem)コンソーシアム」「EV電池スマートユース協議会」の運営や、EV電池の資源循環に関する事業可能性調査等、EV電池の循環に関する様々な活動に取り組んでいる。
セミナー受講料
1名につき 33,990円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
※複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
追記をお願い致します。
受講料
33,990円(税込)/人
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