生成AIを使用した戦略的な内部監査・供給者監査の実施方法

~監査チェックリストの作成から監査報告書の自動作成まで~ 
(受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】のみ)

【ここがポイント!】
 1.グローバル監査要件の体系的理解 - FDA、EMA、ISO等の国際的な監査要求事項を基礎から解説し、
   規制当局の期待値を明確化

 2.監査プロセスの標準化手法 - 効果的な監査計画から報告書作成まで、品質保証の観点から監査業務を体系化
 3.生成AI活用による監査業務革新 - 従来の監査手法にAI技術を融合させ、効率性と精度を飛躍的に向上
 4.実践的プロンプト設計技術 - 監査業務に特化した高精度なプロンプトの作成方法とカスタマイズテクニック
 5.コスト削減と品質向上の両立 - 人的リソースの最適化を図りながら監査品質を向上させる戦略的アプローチ
 6.リスクベース監査の自動化 - AIを活用したリスク評価と監査重点領域の自動特定システム
 7.手順書自動生成デモンストレーション - 規制要件に準拠した監査手順書をリアルタイムで作成する実演
 8.即戦力となる実用ツールの提供 - 翌日から使える監査業務専用プロンプト集とテンプレート

 ※会場受講は40席限定(先着順)のため、お早めのお申し込みをお勧めします。 

日時

【会場受講】2025年9月18日(木)  10:30~16:30
      (ビジョンセンター新橋  16F 1604室)

【Live配信】 2025年9月18日(木)  10:30~16:30

【参加特典】
・実用プロンプト集
・セミナー資料一式
・セミナービデオ
 
【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    医薬品・医療機器業界において、内部監査と供給者監査は品質保証システムの根幹を成す重要な業務です。しかし、従来の監査プロセスは人的リソースに大きく依存し、監査員のスキルや経験によって品質にばらつきが生じやすく、また膨大な時間とコストを要するという課題を抱えています。

    近年、規制当局はデータインテグリティ、リスクベースアプローチ、継続的改善といった高度な監査手法を求めており、企業にはより戦略的で効率的な監査システムの構築が急務となっています。特にグローバル展開を行う企業では、複数の規制要件に同時に対応しながら、統一された高品質な監査を実現する必要があります。

    本セミナーでは、まず国際的な規制要件と監査の基本概念を体系的に整理し、FDA、EMA、ISO等の規制当局が求める監査の本質を明確にします。その上で、生成AI技術を活用した革新的な監査手法を紹介し、従来の課題を解決する具体的なソリューションを提案します。

    生成AIの導入により、監査計画の自動生成、チェックリストの最適化、監査報告書の効率的作成、是正措置の追跡管理など、監査プロセス全体を劇的に改善することが可能です。さらに、AIを活用することで監査の客観性と再現性が向上し、人的ミスの削減と監査品質の標準化を実現できます。

    実際の業務で即座に活用できる実践的な内容に重点を置き、参加者の皆様が明日から生成AIを監査業務に導入できるよう、具体的な手法とツールを提供いたします。

    受講対象・レベル

    ★ 医薬品・医療機器業界での品質管理または監査業務の基本的な理解
    ★ GMP、QMS等の品質システムに関する基礎知識
    ★ 生成AIに関する予備知識は不要(セミナー内で基礎から解説)
    ★ パソコンの基本操作(Word、Excel等の一般的なオフィスソフトの使用経験)

    セミナープログラム

    1. グローバル規制要件の体系的理解
     1.1 FDA規制要件の詳細解説
      ・CFR Part 820(QSR)の監査要求事項
      ・FDA査察官の着眼点と指摘事例
      ・510(k)、PMA承認における監査対応のポイント
      ・Warning Letterの分析と対策

     1.2 EU規制要件の詳細解説
      ・EU MDRにおける監査要求事項
      ・Notified Bodyによる監査の特徴
      ・CEマーキング取得・維持のための監査体制
      ・EUDAMED対応と監査業務への影響

     1.3 ISO規格の監査要求事項
      ・ISO 13485:2016の監査要求事項
      ・内部監査プログラムの構築方法
      ・マネジメントレビューとの連携
      ・継続的改善のための監査手法

     1.4 各規制当局の期待値と指導方針
      ・規制当局間の要求事項の相違点と共通点
      ・データインテグリティに対する各当局のスタンス
      ・リスクベースアプローチの実装要求
      ・品質文化醸成への期待

    2. 内部監査・供給者監査の基本原則
     2.1 効果的な監査を実現するための基本的な考え方
      ・監査の目的と価値創造の視点
      ・監査員の独立性と客観性の確保
      ・プロセスアプローチによる監査手法
      ・システム思考に基づく監査計画

     2.2 監査計画の立案
      ・年間監査計画の策定方法
      ・リスク評価に基づく監査頻度の決定
      ・監査範囲の設定と優先順位付け
      ・監査員のスキルマトリックスと配置戦略

     2.3 監査実施プロセス
      ・オープニングミーティングの効果的な進行
      ・証拠収集と客観的事実の確認手法
      ・インタビュー技法と現場観察のポイント
      ・不適合の特定と分類方法

     2.4 監査後のフォローアップ
      ・監査報告書の作成要領
      ・是正措置・予防措置の有効性評価
      ・継続的改善につなげるフィードバック手法
      ・監査結果のトレンド分析と活用

    3. 生成AI基礎知識
     3.1 大規模言語モデルの基本概念
      ・GPT、Claude等の主要モデルの特徴
      ・トークン、コンテキスト、温度設定の理解
      ・生成AIの得意分野と限界
      ・医薬品・医療機器業界での活用事例

     3.2 プロンプトエンジニアリングの基礎
      ・効果的なプロンプトの構成要素
      ・Few-shotプロンプトとZero-shotプロンプトの使い分け
      ・チェーン・オブ・ソート(思考の連鎖)手法
      ・監査業務に適用する際の注意点

     3.3 監査分野での活用可能性
      ・文書レビューの自動化
      ・チェックリスト生成の効率化
      ・不適合事項の分析と分類
      ・是正措置計画の策定支援

    4. AI活用による監査プロセス革新
     4.1 監査計画の自動生成
      ・リスク評価データに基づく監査計画立案
      ・過去の監査結果を活用した重点領域の特定
      ・監査員のスキルと負荷を考慮したスケジューリング
      ・規制要件の変更に対応した計画の自動更新

     4.2 リスク評価の最適化
      ・多変量解析による包括的リスク評価
      ・外部データソースとの連携によるリスク情報収集
      ・リアルタイムリスクモニタリングシステム
      ・リスクマトリックスの動的更新

     4.3 監査員教育の効率化
      ・パーソナライズされた学習プログラムの生成
      ・ケーススタディの自動作成
      ・スキルギャップ分析と改善計画策定
      ・監査シミュレーションの活用

     4.4 業務改善アイデアの実例
      ・実際の導入事例とその効果測定
      ・段階的導入のロードマップ
      ・組織変革管理のポイント
      ・成功要因と失敗要因の分析

    5. 実践的プロンプト設計とカスタマイズ
     5.1 監査チェックリストの生成
      ・規制要件に基づくチェックリスト自動生成
      ・監査対象に応じたカスタマイズ手法
      ・過去の指摘事項を反映した重点項目の設定
      ・多言語対応チェックリストの作成

     5.2 不適合事項の分析
      ・不適合の自動分類とカテゴリ化
      ・根本原因分析の支援
      ・類似事例の検索と比較分析
      ・是正措置の妥当性評価

     5.3 是正措置の評価
      ・是正措置計画の効果予測
      ・実装可能性の評価基準
      ・フォローアップスケジュールの最適化
      ・有効性評価指標の設定

     5.4 具体的な業務シーンでの活用実演
      ・ライブデモンストレーション
      ・参加者による実際のプロンプト作成演習
      ・カスタマイズのベストプラクティス
      ・トラブルシューティングとQ&A

    6. 規制準拠手順書の自動生成デモンストレーション
     6.1 国際規制要件に準拠した手順書作成
      ・FDA、EMA、ISO要件の統合的対応
      ・手順書テンプレートの自動生成
      ・規制要件の変更に対応した自動更新機能
      ・多拠点展開のための標準化手法

     6.2 参加者によるプロンプト体験
      ・実際の監査手順書作成演習
      ・プロンプトの改良とカスタマイズ実習
      ・生成結果の品質評価手法
      ・チームでの協働作業のシミュレーション

     6.3 AI活用効果の体感
      ・従来手法との作業時間比較
      ・品質向上効果の定量的評価
      ・コスト削減効果の試算
      ・ROI計算の実践

    7. 監査業務専用アプリケーション開発
     7.1 APIの活用方法
      ・主要AI APIの特徴と選択基準
      ・セキュリティ要件への対応
      ・レート制限と コスト管理
      ・API統合のベストプラクティス

     7.2 データベース連携
      ・監査データの構造化と管理
      ・既存システムとの連携方法
      ・データの整合性とバックアップ戦略
      ・アクセス権限とセキュリティ管理

     7.3 自動化ワークフローの構築
      ・監査プロセスの自動化設計
      ・承認フローの電子化
      ・通知・アラート機能の実装
      ・パフォーマンスモニタリング

     7.4 実装・運用のポイント
      ・段階的導入戦略
      ・ユーザートレーニングプログラム
      ・システム運用・保守体制
      ・継続的改善のサイクル

    8. コスト削減とROI最大化戦略
     8.1 生成AI導入による具体的なコスト削減効果
      ・人件費削減効果の定量的分析
      ・作業時間短縮による生産性向上
      ・外部コンサルタント費用の削減
      ・トレーニングコストの最適化

     8.2 投資対効果を最大化するための戦略
      ・段階的投資計画の立案
      ・早期回収のための重点施策
      ・リスク軽減のための対策
      ・成果測定とKPI設定

     8.3 人的リソースの最適配置
      ・監査員の役割再定義
      ・高付加価値業務へのシフト戦略
      ・スキル開発とキャリアパス設計
      ・組織風土改革のアプローチ

     8.4 監査品質向上との両立方法
      ・品質指標の設定と測定
      ・継続的品質改善のメカニズム
      ・ステークホルダーとの合意形成
      ・長期的価値創造の視点


    ※内容は予告なく変更になる可能性があります。

    セミナー講師

    (株)イーコンプライアンス 代表取締役 村山 浩一 先生

    <ご経歴>
    1986年4月 日本ディジタルイクイップメント株式会社(日本DEC) ソフトウェアサービス部 入社
       ・GCP管理システム、症例データ管理システム企画・開発担当
         (現ClinicalWorks/GCP/CDM)
       ・改正GCP(J-GCP)に対応した標準業務手順書作成コンサルティング
       ・製薬業界におけるドキュメント管理システム導入コンサルティング
    1999年1月 日本ディジタルイクイップメント株式会社 退社
    1999年2月 日本アイ・ビー・エム株式会社 コンサルティング事業部 入社
       ・NYのTWG(The Wilkerson Group)で製薬業界に特化したコンサルタントとして研修
       ・製薬企業におけるプロセス リエンジニアリング担当
       ・Computerized System Validation(CSV)、21 CFR Part11 コンサルティング
    2001年7月 IBM認定主幹コンサルタント
       ・アイビーエム・ビジネスコンサルティングサービス株式会社へ出向
         マネージング・コンサルタント
    2004年7月 日本アイ・ビー・エム株式会社 退社
    2004年8月 株式会社イーコンプライアンス 設立
    現在に至る。

    <主なご活動>
    医薬品業界・医療機器業界を担当し30年以上のキャリアをもつ。
    医薬品企業・医療機器企業における、コンピュータ化システムの品質保証(CSV、Part11対応)をはじめ、リスクマネジメント、CAPA(是正処置および予防処置)、QMS構築支援、FDA査察対応等のコンサルテーションなどを幅広く展開している。
    サイエンス&テクノロジー株式会社におけるセミナー開催多数。

    <著書・論文>
    ・実践ベンダーオーディット実施の手引き(2008年)イーコンプライアンス刊
    ・コンピューターシステムバリデーション・厚労省ER/ES指針・21 CFR Part 11「社内監査の手引き」(2009年)イーコンプライアンス刊
    ・GAMP5,Annex11,厚労省CSV指針を基礎から解説【超入門シリーズ1】コンピュータバリデーション
    (2009年)イーコンプライアンス刊
    ・【厚労省新ガイドライン対応シリーズ】医薬品・医薬部外品製造販売業者における「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き(2010年)イーコンプライアンス刊
    ・GAMP 5, FDA, ANNEX 11 に対応した【改定版】コンピュータバリデーション実施の手引き(2011年)イーコンプライアンス刊
    ・対応のためのガイドラインサンプル付【改定版】厚労省ER/ES指針対応実施の手引き(2011年)イーコンプライアンス刊
    ・【要点をわかりやすく学ぶ】製薬・医療機器企業におけるリスクマネジメント(2015年)サイエンス&テクノロジー刊
    ・【要点をわかりやすく学ぶ】PIC/S GMP Annex15 適格性評価とバリデーション(2015年)サイエンス&テクノロジー刊

    セミナー受講料

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    会場受講:1名申込価格 55,000円( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) 

    ライブ配信受講:1名申込価格 44,000円( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) 


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    (備考)※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。


     

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    開催場所

    東京都

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    キーワード

    医療機器・医療材料技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   AI(人工知能)

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    医療機器・医療材料技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   AI(人工知能)

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