
〜新施工法でコスト低下、ビルや風車にも設置〜
セミナー趣旨
第7次エネルギー基本計画において政府は2040年までにペロブスカイト太陽電池を20GW導入するという目標を立てた。
これを受けた国内の各メーカーは全国で実証実験を開始している。その内容は、建築物の屋根や壁面への設置、交通インフラや発電所などへの設置、住宅用建材との一体型など多岐に渡る。ペロブスカイトの課題である耐久性やコストの問題を克服するため、新たな施工方法の実証実験や耐久性の向上につながる技術開発を進める動きもある。
国内におけるペロブスカイトの実証実験の最新動向を概観し、早期の社会実装を実現するために必要な課題を整理する。
セミナープログラム
1.工場や駅、風車や窓で実証実験がスタート
・耐荷重の低い屋根、倉庫やビルの壁面への設置
・空港や風力発電所などインフラ設備への設置
・窓・バルコニー・瓦など建材一体型
2.コストと耐久性の課題克服に向けた新施工法とバリアフィルムの開発
・ペロブスカイトの課題
・施工コストを低下させる新たな施工方法の開発と実証実験
・耐久性向上に寄与するバリアフィルムの開発
3.法整備と生産支援の拡大で社会実装の早期実現へ
・行政による導入目標の設定
・施工方法ごとの法的課題
・新たな施工方法の開発や生産設備への支援拡充
4.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
公益財団法人自然エネルギー財団
上級研究員
尾身 悠一郎(おみ ゆういちろう) 氏
2024年より自然エネルギー財団に入職。財団では太陽光に関する調査チームに所属し、ペロブスカイト太陽電池の開発動向や自治体における太陽光発電の普及策について研究。2022年 一橋大学院法学研究科後期博士課程修了(法学博士)。専門は米国外交史。2022年には一橋大学特任講師として国際関係と気候危機の歴史に関する講義を行う。同年から国際環境NGOグリーンピース・ジャパンが事務局を担う任意団体「ゼロエミッションを実現する会」において、自治体に対して太陽光パネル設置義務化、高い断熱等級の設定、2030年までの温室効果ガス削減目標の引き上げを求める活動に取り組む。自然エネルギー財団では、主に太陽光発電の拡大にむけた調査研究を担当。
セミナー受講料
1名につき 34,430円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
※複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
追記をお願い致します。
受講料
34,430円(税込)/人
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