
「第7次エネルギー基本計画」に基づく
~太陽光発電の軽量化・多用途化 太陽光設置標準化 課題と対策~
開催日時 2025年04月04日(金) 13:30 - 15:30
セミナー趣旨
日本には建物の屋根や壁面に太陽光発電を導入する大きなポテンシャルが残されており、屋根上や窓への設置が容易なペロブスカイト太陽電池の開発に期待が寄せられています。
第7次エネルギー基本計画においても、ペロブスカイト太陽電池は太陽光発電の導入目標の1割前後を担うとされており、各メーカーは2024年から実証実験を精力的に進めています。
さらに、ペロブスカイト以外にも、軽量フレキシブル型や建材一体型など、耐荷重の低い屋根や建物の壁面への設置が可能な新たな太陽光発電技術が登場しつつあります。
本セミナーでは、これらの新しい太陽光発電技術を普及させるための課題を整理するとともに、需要を創出するために必要な施策について詳説します。
セミナープログラム
1. ペロブスカイトの社会実装に向けた国内外の動向
(1) ペロブスカイトの構造と種類
(2) 国内外の開発動向
(3) 実証実験の動向
2. ペロブスカイトとシリコンパネルの比較
(1) 原材料、性能、耐久性の比較
(2) コスト比較
(3) 日本におけるポテンシャル・導入目標
3. 軽量化・多用途化する太陽光発電の新技術
(1) シリコン軽量フレキシブル
(2) 建材一体型
(3) 導入が期待される場所
4. 太陽光の新技術の普及に向けた課題と対策
(1) コスト・耐久性・需要
(2) 導入への支援策
セミナー講師
公益財団法人 自然エネルギー財団
上級研究員
尾身 悠一朗 氏
2015年3月 宇都宮大学国際学部国際文化学科卒業
2019年3月 一橋大学大学院法学研究科修士課程修了(修士(法学))
2022年3月 一橋大学院法学研究科博士後期課程特別研究者養成コース 修了 博士(法学)
2022年4月 一橋大学院法学研究科 特任講師
2023年4月~2024年9月 一橋大学法学部非常勤講師(ヨーロッパ国際関係史担当)
2023年9月 一般社団法人環境政策対話研究所 研究員
2024年4月~ 公益財団法人自然エネルギー財団 上級研究員
1989年香川県生まれ。自然エネルギー財団では太陽光発電の新技術の動向や、自治体における普及策の調査研究を担当。レポートとして「ペロブスカイト太陽電池に高まる期待」を執筆。2022年一橋大学院法学研究科後期博士課程修了(法学博士)。大学院での専門は米国外交史で、博士論文では石油とドルを巡る米国の外交政策を研究。
著書として『国際経済と冷戦の変容—カーター政権と危機の1979年—』(千倉書房、2024年)を出版。2022年から国際環境NGOグリーンピース・ジャパンが事務局を担う任意団体「ゼロエミッションを実現する会」において、自治体に対して太陽光パネル設置義務化、高い断熱等級の設定、2030年までの温室効果ガス削減目標の引き上げを求める活動に取り組む。
セミナー受講料
1名:35,250円(税込)2名以降:30,250円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
35,250円(税込)/人
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