化粧品・日用品におけるクリーンビューティーの実装、サステナビリティ対応の進め方~国際的な規則・認証動向とその要求事項をふまえて~

・業界初!企業向けクリーンビューティー専門講座開講!!
・国際的に規制や取り組みが追い付いていない日本国内の現状をふまえ、今後どのようにグローバルな製品展開を進めて行けば良いのか? 
・「知っておきたい基礎知識」「実際の市場展開」について、2日間にわたり詳しく解説!(いずれか一方のみのご受講も可能です)! 

日時

第1回 2025年9月12日(金)10:30-16:45
化粧品・日用品業界に関わる国際的な環境問題・サステナビリティの基礎知識
第2回 2025年9月26日(金)10:30-16:30
クリーンビューティー・サステナブル化粧品の実装・製品展開のすすめ方

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    セミナー趣旨

      欧州などを中心に、2018年ごろよりクリーンビューティーへの関心が高まりを見せ、グローバル市場規模では2030年予測で約212億ドルとなっており、今後もさらなる期待が高まっている。
      国内市場では、2019年ごろからのサステナビリティ・SDGsなどへの注目によって、各社サステナビリティ戦略が進んできているが、欧州などに比べるとまだまだ取り組みや規制が追い付いていない。
      本セミナーでは、1)今後化粧品およびその原料や関連の日用品業界に求められる、国際的動向もふまえたクリーンビューティーの概念やサステナビリティ・生物多様性に関する基礎知識の把握および、2)グローバル市場への展開を見据え、実際に企業が対応すべきクリーンビューティーの実装展開とその戦略的取り組みのすすめ方などについて解説する。

    受講対象・レベル

    ・化粧品・日用品などの業界の方・サステナブルブランド構築にお困りの方・クリーンビューティーについて改めて知りたい方
    ・商品企画/研究開発/マーケティング/CSR/ブランド戦略部門/サステナビリティ部門

    習得できる知識

    ・クリーンビューティーに関する基礎的知識、サステナブルブランドの開発やすすめ方、など
    ・クリーンビューティーの本質理解と社内実装
    ・消費者ニーズに即した商品設計・情報発信力の強化

    セミナープログラム

    (1日目:9月12日(金) 10:30-16:45)
    「化粧品・日用品業界に関わる国際的な環境問題・サステナビリティの基礎知識」

    Ⅰ サステナビリティ基礎知識
     1. グローバル課題の整理 
     2. グローバル動向

     ① 環境問題・サステナビリティに関する国際情勢
     ② SDGs
      1) SDGs Index
      2) ポストSDGs
     ③ 生物多様性
      1) 生物多様性への危機
      2) 生物多様性に関する国際動向
      3) 生物多様性ホットスポット
      4) COP15成果:KMGBF for 2023
      5) Target23から読み取れる消費財業界の生物多様性
     3. 注目すべき地球環境課題:化粧品業界で必要なこと
     ① プラスチック問題
     ② 湿地帯とマングローブ
     ③ サンゴ/化学物質汚染
     ④ ブルーカーボン/ブルーエコノミー
     ⑤ 干ばつ/砂漠化
     ⑥ 水問題
    Ⅱ 化粧品・日用品業界と環境・生物多様性との関わり
     1. 化粧品・日用品業界で注目すべき地球環境問題

     ① アロエフェロクス(CITES)
     ② サメの持続可能な原料調達
     ③ ブルーエコノミー/消費財業界での独自定義
     ④ パーム油の持続可能な利用
     ⑤ マイクロプラスチックと消費財
     ⑥ UVケア製品とサンゴの関係
     2. 研究発表に基づく国内環境・生物多様性動向
     ① UVケア製品のマーケティング実態
     ② グローバル企業から学ぶ、化粧品/日用品業界とブルーカーボン
     ③ 化粧品・日用品の生物多様性保全の実態
      1) 化粧品業界
      2) 日用品業界
      3) 業界の特性と違い
      4) 今後の期待
    Ⅲ 認証と規制
     1. 環境・生物多様性に関する国際認証や規制

     ① 認証の種類
      1) 化粧品や日用品に関わる認証(国内外)
      2) エコマークと識別マーク
      3)環境・生物多様性に関する認証の整理 
     ② 国内外環境規制とその違い
      1) 化粧品認証と薬機法
      2) プラスチックに関する規制
      3) グリーンウォッシュ規制
     ③ 研究発表に基づくサステナブル認証に関係する消費者思考
     ④ 認証や規制に関する消費者教育
    Ⅳ サステナブルパッケージと廃棄戦略
     1. プラスチックパッケージの種類
     2. リサイクル・廃棄戦略

     ① 3Rから5Rへ
     ② リサイクルとアップサイクル
     ③ プラスチックパッケージの種類
     ④ 廃棄方法・戦略
    Ⅴ グリーンサプライチェーンにおける生物多様性配慮
     1. グリーンサプライチェーンとは
     2. 化粧品・日用品における生物多様性への配慮
    Ⅵ クリーンビューティー
     1. クリーンビューティーとは

     ① クリーンビューティーの定義
     ② 海外動向
     2. クリーンビューティーで求められるもの
    Ⅶ 質疑応答


    (2日目:9月26日(金) 10:30-16:30)
    「クリーンビューティー・サステナブル化粧品の実装・製品展開のすすめ方」

    Ⅰ クリーンビューティーの基礎と潮流
     1. クリーンビューティー新定義
     2. トレンドキーワード解説
     ① 市場規模・成長率
     ② Z世代の価値観
     3. クリーンビューティーが求めるもの
     4. クリーン vs グリーン
     ① 定義と違い
     ② 誤解されやすい概念の整理
      1) オーガニック 
      2) 天然≒安全
      3) クリーンはマーケティング用語?
     5. 化粧品×環境・ジェンダー・労働など多角的視点
     ① 化粧品×サステナビリティ(環境)
     ② 化粧品×ジェンダー
     ③ 化粧品×労働
     ④ 化粧品×アニマルウェルフェア
    Ⅱ クリーンな製品設計
     1. 海外化粧品認証とその成り立ち、日本との違い
     ①日本と海外の産業構造の違い
     ②日本と海外の認証の位置付け
     2. 成分の置き換え戦略:代替成分と技術的課題
     ① パーム油
     ② パラベン
     ③ シリコン
     3. 企業事例
     ① 米国ナチュラルコスメ企業
     ② 国内ナチュラルコスメ企業
     ③ 元祖クリーンビューティーブランド
     4. クリーンラベル表示の仕方と改善点
     ① クリーンラベルとは?
     ② クリーンビューティーにおけるラベル表示のノウハウ
    Ⅲ クリーンビューティーブランドの未来戦略
     1. クリーンビューティー×ESG
     ① 原料調達、トレイサビリティ
     ② プラスチック削減
     ③ 海外事例にみるクリーンビューティーに関する投資
     2. クリーンビューティー・マーケティング
     ① SDGsはもう古い?
     ② 訴求方法のクリーンへの移行:機能性からクリーンへ
     ③ 表示の透明性
     ④ ターゲット
     ⑤ SNS戦略での注意点
    Ⅳ 質疑応答

    セミナー講師

     日本サステナブル化粧品振興機構 代表 昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員  長井 美有紀 氏

    ■ご略歴
    日本サステナブル化粧品振興機構 代表、昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員
    米国大学卒業後、国内PR代理店・化粧品メーカーに勤務後独立。化粧品業界に長くに身を置く。
    兼ねてから環境問題に興味を持ち、2008年の国内オーガニックコスメ第2次流行に一役をかうが、
    欧米との違いに衝撃を受け、「美容×環境」の提唱をはじめる。
    その後、SDGs・サステナビリティがグローバルトレンドになってきた2019年からは、
    本格的に「サステナブルビューティー」の提唱へ。
    国内業界での遅れに鑑み、2021年には、満を持して化粧品のサステナブル産業支援を行う業界団体
    「 日本サステナブル化粧品振興機構(JSCF)」を設立し、代表に就任。
    サステナブル美容の専門家として、業界・企業・一般向けに化粧品のサステナビリティ達成に向けて、
    クリーンビューティーを様々にアプローチする。また、サステナブル専門家として、化粧品やその周辺業界において、
    講演や専門執筆、大学での講義、環境・生物多様性を中心とした学術研究や論文発表なども行う。
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    生物多様性と産業・グリーンサプライチェーン・クリーンビューティ
    ■本テーマ関連のご活動
    日本サステナブル化粧品振興機構 代表、昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員
    講演歴:投資家向けESG戦略セミナー、オーガニックライフスタイルEXPOでのセミナー登壇、つくば市講座(一般向け)
    大学講義:関西女学院大学、昭和女子大学
    執筆:オルタナ、週刊粧業コラム連載、ほか
    雑誌/取材:25ansほか
    研究/学会発表:
    ① 福井大学共同論文『サステナブル化粧品認証と生物多様性との関わり』
      (2023年1月)
    ② ICEBIT2024学会発表『Research about raw materials consideration for Biodiversity in cosmetics industry in Japan』
      (2024年3月)
    ③ NERPS2024学会発表『Exploring the Potential of Blue Economy on Biodiversity Conservation in Cosmetic Industry』
      (2025年3月)
    ④ 昭和女子大学紀要『Consideration for biodiversity in the personal care products industry in Japan』
      (2025年3月)

    セミナー受講料

    参加形態 区分 見逃し配信なし 見逃し配信あり
    1講座のみの参加 1回、2回・・・ 1名50,600円
    ↓1社2名以上同時申込料金↓
    1名39,600円
    1名56,100円
    ↓1社2名以上同時申込料金↓
    1名45,100円
    全講座(2講座)の参加 1・2回 1名78,100円
    ↓1社2名以上同時申込料金↓
    1名67,100円
    1名86,900円
    ↓1社2名以上同時申込料金↓
    1名75,900円

    *準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みお願い致します。
     (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

    ※申込時に見逃し配信「なし」「あり」どちらかをお選び下さい。
    ※各回、別の方が受講いただくことも可能です。
    ※1社2名以上同時申込は、同時申込、同形態(講座数、参加日)でのお申込にのみ有効です

    *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

    申込締日: 2025/09/25

    受講料

    78,100円(税込)/人

    申込締日:2025/09/25

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    78,100円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    環境負荷抑制技術   化粧品・医薬部外品技術   高分子・樹脂材料

    申込締日:2025/09/25

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    78,100円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    環境負荷抑制技術   化粧品・医薬部外品技術   高分子・樹脂材料

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