医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例

~QA/監督者/上級経営陣必見!「違反/失敗」防止の仕組みを体現するには~

 受講可能な形式:【会場受講】【Live配信】or【アーカイブ配信】  

近年、GMP/非GMP現場では、度重なる不祥事(違反/失敗)に対する評価は厳しくなり、
同じ失敗をしない様に「リスク」に対する「検知力」と「問題点解決力」が問われます。

●本セミナーでは、「品質は人造り」の日本式経営「全社的品質管理(Total quality control:TQC)」の実践体験を基に「人為的誤り」に特化した「包括的管理」で継続的な成功を目指す『「人為的誤り」管理戦略の4つの柱』を紹介いたします。
●「後工程はお客様」班長を中心に「患者リスク」診断表による「リスク検知」と小集団活動による「問題点解決訓練(評価)」の仕組みは『「全社一丸」となった「違反/失敗」防止』のスタートアップに活用いただけますと幸いです。


日時

【会場受講】2025年9月30日(火)  13:00~16:30
      ( 東京・品川区大井町 きゅりあん  第4講習室)

【LIVE配信】 2025年9月30日(火)  13:00~16:30

【アーカイブ受講】 2025年10月14日(火)  まで受付(配信期間10/14~10/28)

★会場受講者・Live配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
 聞き逃しや振り返り学習に活用ください。


【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    近年の度重なる不祥事(違反/失敗)に対する厳しさは増しており、同じ失敗をしない様に「リスク」に対する「検知力」と「問題点解決力」が問われる時代。そこで本稿では「品質は人造り」の日本式経営「全社的品質管理(Total quality control:TQC)」の実践体験を基に「人為的誤り」に特化した「包括的管理」で継続的な成功を目指す『「人為的誤り」管理戦略の4つの柱』を紹介する。「後工程はお客様」班長を中心に「患者リスク」診断表による「リスク検知」と小集団活動による「問題点解決訓練(評価)」の仕組みは『「全社一丸」となった「違反/失敗」防止』のスタートアップに活用できる。

    習得できる知識

    ・「違反/失敗」の根本的対策と評価体制の構築挑戦事例
    ・ 全社一丸となって「品質/安全/信頼」構築への取組姿勢
    ・「苦情/事故/労災」多発工場の「立て直し」宣言と始動力
    ・「あれも、これも心配」な「リーダー」の教育事例
    ・ 品質心配、ラインの弱点が「10秒で即答」できる
    ・ 再三のGMP「違反/失敗」への警鐘(何が足りない?)
    ・「経営者」によるGMP遵守の「啓蒙/啓発」活動事例
    ・「人為的誤り」の管理戦略の必要性と実践モデル
    ・「全社的品質管理(TQC)手法」の活用
    ・「コミニケーションコスト」改善と評価事例(小集団活動)
    ・「心の癖」「心理的バイアス」による「性弱説」防止対策
    ・「GMP違反再発」⇒「業務停止」から学ぶ「バイアス」対策
    ・ 医薬品(化粧品)製造所の「患者リスク」とは何?(言語化)
    ・「製品回収」での「患者リスク」分類と対策事例
    ・「患者リスク」診断表によるモニタリング(主観性の最小化)
     

    セミナープログラム

    【1】「人為的誤り」対策は「挑戦宣言」の時代に
     (1)「苦情/事故/労災」多発工場の「立て直し」宣言の紹介 
      ~「宣言失敗」を恐れずに「成長志向」の「挑戦始動力」~
       ・宣言に至った「起源」は『異種錠の混入苦情・異種細粒の混入事故・切替で指切創』
       ・曖昧な「指示/責任」⇒自分都合優先で「危険な医薬品」を生む
     (2)全員参加のTQC「小集団活動」(後工程はお客様)
       ・対策結果:「苦情/事故/労災」1/10以下達成
       ・対策成果:「ミスによる原材料の物損」の低減達成
        ⇒目標値「10万円以下/年」を達成(7年半継続)
     (3)「挑戦宣言」前に「大切なもの」を伝える準備 
      ~「患者ファースト」の「連呼」では伝わらない~
       ・「挑戦意識」「知識」「取組姿勢」「立振舞い」「貢献評価」
       ・〖検知力〗⇒「患者リスク」の言語化(明確でスッキリ分り易い)
       ・〖問題点解決力〗⇒『分かる(安心)まで「学んで変える」』訓練
       ・〖貢献の随時評価〗⇒「支援/成果物/効果」評価の仕組

    【2】「あれも、これも心配」な「リーダー」の教育事例
     (1)「全てが心配」では進まない『目付処「6点監理法」』
       ・このラインは「何処が問題」?⇒リーダーが「10秒で答えられる」訓練手法
     (2)「リスク情報」を集めて「分類/分解/紐付け」
       ・大きな課題を「分類し小さく」していくと解決の糸口が見えてくる⇒紐付けすれば「思い出す」(想起力)
       ・『「分類・分解・紐付け」6点監理法』
       ・「混同不良」の「管理6項目」紹介⇒「混同事故の対策事例」
     (3)「人為的誤り」対策は「ミス分析」から「経営」に
       ・広く見渡す「目付処」『人/手法/設備機器/運営/お金/情報』
       ・【5M+C】での監視ポイント紹介(経験則)
        (Man Method Machine Management Money:Communication)⇒直ぐに役立つ『「5M+Ⓒ」監視ポイント表』
     (4)「コミュニケーション」は「コスト」
          ⇒「伝える姿勢」が試される~「雑な情報」は雑な仕事を生み「親切な情報」は報われる~
       ・「コミュニケーション」の「構成要素」モデルで解説
       ・『「患者・家族のために」という思いを抱き‥』が伝わらないわけ
       ・すれ違いによる「コミュニケーションコスト」増大「失敗事例」

    【3】近年の「違反/失敗」に対する「警鐘」と傾向 
     ~『人間は「同じ石」でつまずく唯一の動物』(ムヒカ元大統領)~
     (1)繰り返される「違反/失敗」(何が足りない?)
       ・英国「MHRA査察官ブログ」
        ⇒「人が根本原因」で報告後に「再発」
       ・〖PDA北陸勉強会〗北陸での「GMP違反」事件について
        ⇒「人為的誤り」が発端だが原因は「GMPの形骸化」
        ⇒『経営陣のマネジメトン』が機能していない  
       ・〖オレンジレター〗経営陣が製造現場の改善状況の把握を
     (2)「経営者」によるGMP遵守の「啓蒙/啓発」活動 
       ~「薬事規制の手前にあるもの」が大切(「PMDA」)~

        ⇒『経営者のGMP遵守「啓蒙」活動が足りない!』
     (3)『即答できますか?』「啓蒙/啓発」意識の「7つの質問」
      1.「人為的誤り」対策で経営者の「意識/知識」⇒1.「何を」する人 2.「一番大事な」ことは?
      2.「失敗の乗り越え方」の「取組姿勢」は?(失敗は必ずある)⇒失敗を生かす「取組姿勢」の参考事例紹介
      3.  GMPは「金喰い虫!」(腐敗の「置き去り」なし)⇒「GMP批判」に対する「啓蒙/啓発」と対処方法?
      4.『「想定外」に対する「想起力」低下』への取組姿勢?⇒「失敗の記者会見」での言い訳「想定外」とは何?⇒「想定外」を「言語化」して「即時報告の訓練」は?
      5.「欠点数ゼロ」(薬機法違反)不良品発見は「想定外」⇒「止めて報告」の訓練と「約束の記録」は?
      6.「手順は守られない」もの(「想定外」言い訳防止)⇒「性弱説」の「バイアス」知識と「予防措置」は?⇒「大切なこと」を「文書化」しないで「遵守連呼」?
      7. 近年課題の「安定供給」に対する⇒「ロバスト性」(変動/変化)対策は?

    【4】〖「人為的誤り」の管理戦略〗の必要性 
     ~人間の「心理的側面」⇒「失敗の予測」に関して頼りにならない~
     (1)「管理戦略」の4本柱
      1.GMP「堅牢性向上」(ズレ修正/ロバスト性/バイアス対策)
      2.主観性の最小化(操作、評価の自動化)
      3.失敗からの学び(オレンジレター等の活用)
      4,「コミニケションコスト」改善(小集団活動等)
     (2)4本柱による「巧みな指揮」の目付処(参考例)
       ・※全社的品質管理(TQC)手法」の活用」(挑戦始動力)
        ※“Quality and safety are in my hands”
       ・〖「対岸の火事」対策〗「失敗から学ぶ」情報活用「5段階」評価
       ・「オレンジレター情報」の活用⇒「品質管理手順書」の改訂事例

    【5】「心の癖」「心理的バイアス」対策 
    ~人間は「不完全」⇒(罪)「嘘、自己中心、思い込み」~
     (1)「悪しき癖」を知り「想い起こし」再発防止
      1.正常性バイアス
      2.言い訳バイアス
      3.同調性バイアス
      4.透明性錯覚バイアス
     (2)「GMP違反」の再発指摘で再び「業務停止」事例
      1.「心理的バイアス」からの「再発生原因」の分析

    【6】医薬品(化粧品)製造所の「患者リスク」とは
    ~あれも、これもが「リスク」と「混ざったまま」では「ゴミ」、「分類」すれば資源、紐付すれば「思い出す」~
     (1)製造所の「重要課題」と「患者リスク」
       ・〖重要課題(4項目)〗「品質」「安全」「安定供給」「信頼/信用」
       ・〖患者リスク(14項目)〗「重要課題」に「紐付け」した「患者リスク」
       ・ラインの「モニタリング」で「患者リスク」の「検知力」が試される
     (2)「患者リスク」14項目の内訳
       ・【品質(6項目)】【安全(3項目)】
       ・【安定(3項目)】【信頼/信用(2項目)】
       ・「自分事」で取組めるように担当責任に応じた「目付処」の指示
      (例)「不確か/曖昧/変動/変化/不信感」の「潜在リスク」教育
     (3)【品質】の6項目(最近の「品質心配」は何?即答に役立つ)
      1.混同 2.表示不良 3.汚染/異物 4.品質低下5.虫/生体由来  6.微生物
     (4)【安全】の3項目(「製造所」を守れなくては患者も守れない)
      7.労災 8.防火 9.疾病
     (5)【安定】の3項目(昨今話題の「安定供給」の目付処)
      10.「設備不良」11.「※ミス/ロス」12.「ロバスト性」(変動・変化)
       例)※隠れ「チョイミス/手直し/遅延ロス」の検出方法(先取り)
       例)「ロバスト性」とは何?「管理/監視6項目」
     (6)【信頼/信用】の2項目(「信頼の免許証」を「信用」に変える)
      13.DI不備(信用低下) 14.違反と「言動不一致」(信頼失墜)

    【7】「製品回収」での「患者リスク」分類と対策事例
       ・「製品回収」の原因となった「患者リスク」分類例
       ・「表示不良」回収の対策事例
       ・「微生物」リスクで回収事例

    【8】「患者リスク」診断表によるライン評価 
    ~分かる(安心)まで、調べて「学び変える」(畏敬の念)~
    (1)「患者リスク」診断表による「リスク検知」
       ・「モニタリング」で「リスク検知」に活用(主観性の最小化)
       ・ライン毎の「弱点と危険度」の傾向分析(「リスクマップ」)
       ・「改悪提案/改悪変更」の防止に活用(改善提案/変更/逸脱)
        「対策/変更案」に「患者リスク」の発生源がないか「対比/想起」
    (2)見落とした「患者リスク」のギャップ分析
       ・「患者リスク」の見落としからの「学び」
       ・「苦情/外部監査指摘/重大な逸脱」との対比

    □ 質疑応答 □
     

    セミナー講師

    医薬品食品品質保証支援センター(NPO QAセンター)  顧問 島田 明 先生

    <主なご経歴>
    ・塩野義製薬(株)にて、製剤の製造標準設定、製造管理責任者、工場の品質保証業務全般、国内外原材料メーカーのGMP監査、製造委託先管理、及び工場総務長と「製造/品質保証/委託先管理」から「工場運営」に渡る幅広い業務を経験。
    ・退職後、受託専門の医薬品製造所のアドバイザー業務で、FDA査察対応支援、国内外の原材料、医薬品製造所の監査と技術支援を行った。
    ・現在は「NPO-QAセンター」顧問として、医薬品製造所等のアドバイザー(QAと製造)で活動中。
     

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    キーワード

    医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等規制   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)

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