
英文契約書の縁の下の力持ち(法務・管理的条項)である『一般条項(General Provisions)』のポイントと交渉の基本を完全マスターして、英文契約書全体を読み易くしましょう!
セミナー趣旨
「一般条項」とは、英文契約書の一定の割合(数割~多い場合は過半数)を占めており、どの種類の契約書にも必ず登場する条項のことです。たとえば、守秘義務、不可抗力、契約解除、完全合意条項、契約譲渡の禁止、紛争解決(裁判管轄や仲裁合意、準拠法)などの条項です。金銭条項(保証、補償、責任制限)も広義の「一般条項」に含まれます。
「一般条項」は、ビジネス条件と違って直接取引の条件を決めるものではありませんが、万一紛争があった場合に威力を発揮する条項です。これらは法務的・管理的な性格のものが多いので、英文契約書の基本的な考え方や頻繁に出てくる基本的な言い回しはもちろん、ビジネス条件の読み方の基本と交渉スキルの基礎を学ぶことができます。そこで、各種の英文取引契約書の固有なビジネス条項の習得をする前に、一般条項とその交渉スキルを理解しマスターしてください。それにより、英文契約書全体が非常に読みやすくなることは間違いありません。
本講座では、英文契約書の各種一般条項のポイントと基本的交渉方法を習得していただくことにより、ビジネス条件を含む英文契約書全体を読み易くするための基本入門講座です。初学者の方にも、ベテランの方にも基本からご理解いただくことで、英文契約書のスキルアップ、明日からの実務に直ぐに役立てていただける講座です。新任者の研修にも是非ご利用頂きたい講座です。
受講対象・レベル
法務部門、総務部門、知的財産部門、海外事業部門、その他関連部門のご担当者
セミナープログラム
1.「一般条項(General Provisions)」の全容と各条項の簡単な説明
(こんな一般条項があるんだ、どこまで含めるべきか)
2.交渉方法の観点での一般条項の分類とそれぞれの具体的交渉方法について考えてみよう
3.金銭条項(保証、補償、責任制限)のポイントと交渉スタンス
4.紛争解決条項(裁判管轄や仲裁合意、準拠法)のポイントと交渉スタンス
5.その他の一般条項のポイントと交渉スタンス
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
芝綜合法律事務所 弁護士・米国弁護士・弁理士
牧野和夫 氏
早稲田大学、琉球大学法科大学院、関西学院大学商学部・法学部、同志社大学商学部の各兼任講師。早大法卒、ジョージタウン大ロースクール法学修士、General Motors Institute 優等修了、ハーバードロースクール交渉戦略プログラム修了。いすゞ自動車法務部課長(審議役)、アップルコンピュータ法務部長、クレディスイス生命保険法務部長、内閣司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員(新司法試験・法科大学院制度設計)、国士舘大学法学部教授、大宮法科大学院大学教授、一橋大学法科大学院講師等を歴任。
専門は法律・知的財産・IT・海外法務・M&A・人工知能・自動運転・創薬等。
著書に「初めての人のための英文契約書の実務」(中央経済社)など多数。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人