
〜NEDO-CO2排出削減・有効利用実用化技術開発事業を通して〜
開催日 2024年 9月 4日(水)
セミナー趣旨
2024年度はエネルギー基本計画の改定年にあたり、GX2040ビジョンと連動した第7次エネルギー基本計画が年度内に策定される予定である。CO2-メタネーションによるe-メタンの導入は、第6次エネルギー基本計画に目標が記載されているため、関係省庁での制度検討と共に、都市ガス事業者を中心に事業化検討が活発化している。
INPEXでは、2016年度から現在まで、NEDO事業としてCO2-メタネーション技術の開発・検討を進めており、2021年度からは新潟県長岡市に400 Nm3-CO2/hの試験設備を構築中であり、2025年度には当社天然ガスパイプラインにe-メタンを注入予定である。
本セミナーでは、INPEXの2050ネットゼロカーボン社会に向けた取組み、e-メタンに係る政策動向や各社の事業化検討の現況と、e-メタンの大規模実証事業であるNEDO-CO2排出削減・有効利用実用化技術開発における2023年度等成果について概説する。
セミナープログラム
1.INPEXの2050 ネットゼロカーボン社会に向けて
(1)INPEX Vision@2022、ネットゼロ5分野について
(2)水素・CCUS事業開発本部の取組み
(3)e-メタンの位置付け
2.e-メタンに係る政策について
(1)METIメタネーション推進官民協議会おける議論について
(2)METIガス事業制度検討WGにおける議論について
(3)MOEJ SHK制度における議論について
3.e-メタンに係る現状と課題について
(1)平衡反応のジレンマについて
(2)最適反応器と規模について
(3)コスト及びLCA試算について
(4)事業化検討の現況について
4.NEDO-CO2排出削減・有効利用実用化技術開発事業について
(1)事業概要について
(2)反応シミュレーション技術開発について
(3)反応プロセス技術開発について
(4) スケールアップ等適用性検討について
5.INPEXの今後の展開
セミナー講師
株式会社INPEX 水素・CCUS事業開発本部 技術開発ユニット
兼)イノベーション本部 ニューベンチャーユニット プロジェクトジェネラルマネージャー 博士(工学)
若山 樹(わかやま たつき) 氏
1994年 日本大学生産工学部工業化学科 副手。1996年 株式会社クボタ 基盤技術研究所 研究員。
1996年 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 NEDO/MITI-CO2固定化等プロジェクト 研究員。
1999年 通商産業省・工業技術院・生命工学工業技術研究所 特別技術補助職員。
2005年 株式会社KRI・コンサルティング本部 コンサルタント。
2010年 国際石油開発帝石株式会社 経営企画本部・事業企画ユニット コーディネーター。
2020年 国際石油開発帝石株式会社 再生可能エネルギー・電力事業本部 事業企画ユニット 事業企画グループ シニアコーディネーター。
2021年 株式会社INPEX 再生可能エネルギー・新分野事業本部 プロジェクトジェネラルマネージャー。
2023年 株式会社INPEX 水素・CCUS事業開発本部 プロジェクトジェネラルマネージャー。
2024年 現職。
セミナー受講料
1名につき 33,880円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 1時間58分 テキストデータ(PDF形式)つき
■セミナーオンデマンドについて
<1>お申込み後2営業日以内に、ご登録いただいたメールアドレスへ
Vimeoの視聴用URL・PASSと資料(PDFデータ)をお送り致します。
<2>動画は視聴案内日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
受講料
33,880円(税込)/人
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