物流管理業務をきちんとやる(その1) オペレーション業務と管理業務

 
  
SCM
 
 物流業務には一般的にオペレーション業務と管理業務の2種類があります。前者は運搬や保管などの物理的な業務で、後者は何かをマネジメントする業務です。どちらかというと、オペレーション業務にばかり目が行きがちですが、実際には管理業務が重要であると考えられます。
 
 そこで物流管理業務にはどのような業務があり、それに磨きをかけるためにはどのようなことをしていかなければならないのかについて考えてみたいと思います。
 
 物流管理業務の筆頭に挙げられるのは物流オペレーションを支えるための管理業務です。たとえば物流オペレーションで使用する機器類、つまりフォークリフトや牽引車などの動力車や、容器やパレットなどの保管具、運搬具などのツールを管理していくことです。
 
 動力車の管理には日々の始業点検や定期点検など、その機械が支障なく動くようにメンテナンスしていくことが挙げられます。この中には「法令に基づく点検業務」もあり、その業務について手を抜くことはコンプライアンス上も好ましくありません。
 
 また動力車の場合、所要台数管理も重要です。毎月必要な数量を計算し、その台数を投入することでオペレーションに支障をきたさないようにしていく必要があります。
 
 この必要数ですが、足りないということは稀であり、どちらかというと過剰投入の方が問題になるかもしれません。まめな台数管理を行っていきたいものです。容器やパレットもまずは数量管理が基本でしょう。中期的な生産台数などを使って、所要量計算を行います。
 
 もし不足しているのであれば、その不足分を補充する必要があります。しかしここで一点注意すべきことがあります。容器やパレットは自社内だけで動いているものではないということです。得意先に出荷する際に自社から出ていきますし、サプライヤーから納入される際に入ってくるものです。つまり容器やパレットの管理の中で重要になってくるものが「日々の数量管理」だということになります。
 
 どこに、いくつ貸しているのか。どこから、いくつ借りているのか。この「貸借管理」を行う必要があるのです。この管理の手を抜くと一気に容器やパレットの流出が始まり、会社資産を失ってしまう可能性があるのです。大変だから、煩わしいからといって手を抜いてはなりません。なぜならこの業務も立派な物流管理業務だからです。
 
 次回に続きます
 

この記事の著者

仙石 恵一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参きました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参きました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...

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