印刷する

ホーム > 技法解説 > パラメータ設計(ロバスト設計) > パラメータ設計は「部分最適」から「全体最適」へ

パラメータ設計(ロバスト設計)」の技法解説記事



パラメータ設計は「部分最適」から「全体最適」へ

ある企業で指導している時、担当技術者からサブシステムの改善問題が提案されました。その場合の「機能性評価」をどう考えたらよいかという問題です。 企業では組織が分割されているため、担当技術者はサブシステムの機能を考えて評価を行い、パラメータ設計で最適化を図ることが普通です。 したがって従来のものづくりでは、サブシステムごとに最適化を行い、全体システムはサブシステムを寄せ集めて編集設計をすることになります。 この場合の問題点は、サブシステムの最適化が全体システムの最適化と矛盾する場合が多い事です。

品質工学では、テーマが決まった後でシステム選択を行いますが、消費者が満足する「目的機能」を明確にして、目的機能の「全体最適」のマネジメントを行うことが大切です。その場合、まず目的機能を満足するシステムを考えられるシステムの中から、機能や生産性を考えて選択します。その後で、システムを構成するサブシステムを考案して、サブシステムの最適化を行うのですが、その場合サブシステムの機能性を評価するのではなく、全体システムの機能性で評価することが大切です。

全体システムにいくつかの機能がある場合には、機能ごとにパラメータ設計を行うことになります。 機能性評価は「システムの分割」でなく、「機能の分割」で評価することが大切なのです。すなわち、全体システムは、いくつかのサブシステムから構成されていますが、それらは全体システムの制御因子に過ぎないのですから、パラメータ設計を行う場合でも機能性評価は分割された機能ごとで行うことが大切なのです。



パラメータ設計(ロバスト設計)」の関連記事が掲載されたらメールでお知らせ
(会員登録後、マイページで「お気に入り技法」をご登録ください)

③他にも数々の特典があります。詳しくは↓のボタンから会員登録ページをご覧ください!

無料会員登録

会員登録は無料です。登録も1分で完了しますので、是非ご登録ください!


品質工学を通して製品開発、設計の真髄を伝えます

品質工学(タグチメソッド)」の質問

品質工学、間接部門での使い方 New!(2017-01-17 16:46:43)
実験ができない場合について (2016-10-24 08:21:03)
…続きを見る

パラメータ設計(ロバスト設計)」の他の技法解説記事

パラメータ設計(ロバスト設計):その1 (2016-09-20)
統計的実験計画法と品質工学の違い (2012-12-30)
パラメータ設計の特徴とは (2012-03-09)
パラメータ設計の手順とは (2012-03-06)
パラメータ設計(ロバスト設計):その2 (2016-09-28)
品質工学問答集 (2015-03-03)

パラメータ設計(ロバスト設計)」の活用事例

塑性加工のばらつき改善事例 (2012-10-23)
消費者の立場で行った開発事例-マッサージ機を品質工学で- (2013-01-24)
表面処理薬品開発におけるQFD,TRIZ事例 (2013-09-17)
タグチメソッドにQFDを連携させたアルプス電気(株)事例 (2012-09-22)
ロボット塗装条件の最適化 (2012-03-08)
プレス加工の条件を最適化し大幅なコストダウンを達成した事例 (2012-10-12)
ファクシミリの紙送り時間と安定性を劇的に改善したキャノンの事例 (2012-12-06)
ロボット塗装の条件最適化で時間短縮と安定性向上を達成したアルパインプレシジョンの事例 (2012-10-15)
酵素反応による脂肪酸製造のパラメータ設計事例 (2012-12-22)
TOTOのオゾン発生装置の機能性評価事例 (2012-08-01)


オープンイノベーション支援サービス | Linkers(リンカーズ)

MONO - モノづくりを愛する起業家達のためのコワーキングオフィス

月刊ビッグライフ21 BigLife21 私たちは全国420万中小企業の代弁者です。