技術士第二次試験対策:解答を事前に考える(その2)

 

【目次】

 

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【この連載の前回へのリンク】

 

1.論文の見出しを考える

論文の見出しを考えてから解答を事前に考えてください。以下は、令和3年度・機械部門・必須科目(Ⅰ-1)の問題です。

 

 

例えば、以下のような論文の見出しを考えてから解答を事前に考えます。

 

 

2.「解答の主旨と解答の主旨の説明」を考える

解答を事前に考える場合、解答の主旨注1)と解答の主旨の説明注1)を考えると頭の中が整理しやすくなります。

注1):「技術士第二次試験対策:『解答の主旨』と『解答の主旨の説明』を考えて論文を書く」を参照してください。

 

試験場では、解答の主旨と解答の主旨の説明に関するキーワードあるいは内容を、問題用紙の空きスペースにメモ程度で書き出してください。また、書き出したら、その内容を確認してください。特に、必須科目と選択科目での応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力の問題では、各問題での(1)~(4)や(1)~(3)などの一連の小問題がそれぞれ関連しています。例えば、令和3年度・機械部門・必須科目(Ⅰ-1)の問題では(1)から(4)の小問題がすべて関連しています。このため、「解答の流れは正しいか(解答がねじれていないか)」などの確認が必要です。

 

最後に、解答の主旨と解答の主旨の説明に関して書き出した内容に肉付けをして所定の文字数で解答を書いてください。

 

3.解答を事前に考え書き出す時間

解答を考える時間(解答を事前に考えこれらのポイントを問題用紙の空きスペースに書き出す時間)は、答案用紙に解答を書き出す時間を考えて決めてください。「解答を考える時間+考えた解答を答案用紙に書き出す時間」が試験時間以内になることが必要だからです。

 

「書き出す時間が〇分だから、そろそろ解答を考えるのを止めて答案用紙に...

解答を書き出そう」のように考えてください。ここで、論文を時間内に書くための時間管理方法注2)が重要になってきます。

 

次回に続きます。

 

注2):「技術士第二次試験対策:論文を時間内に書くための時間管理方法(その1)」「技術士第二次試験対策:論文を時間内に書くための時間管理方法(その2)」を参考にしてください。

 

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