新商品アイディアは今あるものからしか生まれない 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その54)

 
  
 
 「新商品は今あるものからしか生まれない」
 
 これは分かっているつもりでも、意外と忘れがちなことです。
 
 なぜかと言いますと「今あるもの」にフューチャーしてアイディアを出すと、その商品がとても陳腐でつまらないものに見えてくるからです。
 
 世の中にある商品は今あるものの組み合わせでできている事がほとんどです。
 
 「顧客に提供する価値」を主眼に今あるものから新商品アイディアを考えましょう。
 
 そこでまず取り組んでいただきたいことが、「今あるもの=資産」の洗い出しです。
 
 
 以上が大分類ですが、より詳細に洗い出します。
 
 「技術」は、誰にも負けない技術や特許技術である必要はありません。
 
 ワイヤレス機器や自動操縦制御機器やモジュールが作れるのであれば、その具体的な技術をブレイクダウンして一般化します。
 
 また、ゲートステージ開発、アジャイル開発といった開発手法や3DーCADなどのツールなども入ります。
 
 一般化した表現にまで落とし込むことができると、今まで考えたこともない新商品アイディアが浮かぶことがあります。
 
 「人脈」は、社内だけではなく、大学や他の企業、またはコミュニティなどを含めて洗い出します。
 
 この時、相手とビジネス協業できるかを考えてはいけません。
 
 まずは洗い出すことに専念します。
 
 「技術」と「人脈」のリストから新商品...
の開発テーマのアイディア出しをしてみてください。きっと「ヒラメキ」や「ヒント」が得られるはずです。
 
◆関連解説『技術マネジメントとは』

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