4. 「21世紀の経営戦略」とは
前項では、世紀の変わり目を大きく概念的にとらえましたが、身近な日本の産業界に目を向けたとき、グローバルスタンダードという大波の真っただ中にあり、その激変ぶりは、過去の体制と規範が、ことごとく覆されようとしている点で、明治維新と重ねて論じられるほどです。
このような環境下で企業が立ち行くための経営戦略に求められるのは、現状に対する的確な「混沌解明」と、その結果から把握される21世紀におけるあるべき姿の具現に向かって、一見不可能と思われる高い目標に果敢に「挑戦」することです。このような認識のもとに、21世紀における経営戦略のステップを、この連載では次の3点としました。
◆ 混沌の解明
◆ 挑戦項目と達成レベルの設定
◆ 挑戦管理
この3項目の推進に最前線で深く関わるのがトップマネジメントの命を受ける管理者・スタッフであり、その方たちをN7がどのように支援するのかが本書の主題です。しかし、経営戦略の核心である第2項は、トップの決断によるところが大きく、手法やスタッフの域を超越したものです。したがって、N7の支援対象である“スタッフワーク”は「混沌解明」と「挑戦管理」 の2項目に絞られます。すなわち、これからの管理者・スタッフは「21世紀の経営戦略遂行の中枢にあって“混沌解明”と“挑戦管理”を的確に実施すること」を求められるわけで、本書ではこれを「21世紀型スタッフワーク」と呼ぶことにします。
さて、この「21世紀型スタッフワーク」をN7がどう支えるのかですが、“混沌解明”と“挑戦管理”の中身を整理してみると、細分化...