固体NMR の 基礎と応用

固体NMRの急速な進展に伴い、今までわからなかったことがわかるように!?
 反面、その取り扱い・使いこなしが一層難しくなってきている!
★測定法の選択・パラメータ設定やスペクトル解釈・緩和時間等、基礎から測定時のテクニックまで解説します!


講師


日本電子入社後、主にNMR装置の開発や、NMRユーザーへのサポート等に従事。
 現在、2011年にNMR・ESR部門が日本電子から分社化したJEOL RESONANCEに勤務。


セミナーポイント


 固体NMRをはじめるために知っておきたい基礎的な内容から、測定時におけるテクニックや注意点を紹介します。

○受講対象:
 固体NMRを今後使用しようと考えている方、使い始めたばかりで、固体NMRの扱いに不安を感じている方。等

○受講後、習得できること:
 ・固体NMR装置、測定についての理解を深め、試料に最適な条件で測定できる。
 ・NMR測定のデータ解釈の理解が深まる。
 等


セミナー内容


1. 固体NMRの基礎
 1) 固体NMRの原理と特徴

  a) 固体NMRの原理
  b) 固体NMRから得られない情報/得られる情報
 2) 固体NMRと溶液NMRの相違点
  a) 装置構成
  b) 試料管と測定試料
  c) サンプルスピニング(マジックアングルスピニング)
  d) 分解能
  e) 化学シフト
  f) ハイパワーデカップリング

2. 固体NMR測定のテクニック紹介
 1) サンプル形状とサンプリング
 2) サンプルスピニング
 3) 測定パラメータの設定
 4) データ処理
 5) データの読み方・スペクトル解釈のポイント


3. 固体NMRの測定手法の特徴と選択
 1) 一次元測定

  a) 測定手法(パルスシーケンス)の特徴と選択
  b) シングルパルス
  c) DDMAS
  d) CPMAS
 2) 二次元測定
  a) 13C-1H二次元相関
  b) 1H-1H二次元相関

4. 緩和時間測定
 1) 緩和時間の基礎

  a) 緩和時間を測定する意味とデータ解釈
  b) 緩和時間測定手法の選択
 2) 直接観測による1H縦緩和時間測定手法
  a) 反転回復法(inversion recovery法)
  b) 飽和回復法(saturation recovery法)
 3) 間接観測による1H縦緩和時間測定手法
  a) 反転回復+CPMAS法
  b) 飽和回復+CPMAS法
 4) 13C縦緩和時間測定手法
  a) CPを使用しない縦緩和時間測定法(飽和回復法)
  b) CPを使用した縦緩和時間測定法(torchia法)

5. 固体NMRの測定例
 1) 結晶性低分子
 2) 高分子
 3) 無機材料
 4) 半固体試料

6. 測定上の注意点とメンテナンス
 1) 信号が見えない場合には?
 2) 装置を安全に使用するには?
 3) 日常管理・メンテナンスの方法

7. まとめ


  <質疑応答>



※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

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【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術

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