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発電プロジェクト契約の基礎・体系を押さえた上で
メガソーラーから洋上風力までフォロー
セカンダリー取引や民法改正も踏まえ、来年に向けた「総ざらい」
セミナー趣旨
近時、ESG投資や脱・炭素化の流れが世界的に加速する中、日本政府も再生可能エネルギーを将来の主力電源として位置付けるに至りました。今後、日本でも本格普及が期待される電源として風力(陸上・洋上)やバイオマスに注目が集まるとともに、太陽光を中心として事業の譲渡・流動化などのセカンダリー取引も増加しています。こうした流れの中、プロジェクト・ファイナンスを伴う大規模な発電プロジェクトは、今後より一層拡大かつ多様化していくことが予想されます。
そこで、本セミナーでは、事業者側か金融機関側かを問わず、発電プロジェクトの開発・ファイナンスに新たに従事される方、あるいは改めて基礎から体系的に整理したい経験者の方を主な対象として、発電プロジェクトの契約実務の基礎を解説しつつ、セカンダリー取引や民法改正も踏まえ、来年に向けて「総ざらい」を行います。
セミナープログラム
1.プロジェクト・ファイナンスとは
(1)プロジェクト・ファイナンスの意義
(2)ストラクチャーと契約関係
(3)リスクの整理と分担方法
2.発電所の建設・運営に関する契約
(1)各種コントラクターとの交渉上・リスク分担上のポイント
(2)金融機関から求められるポイント
(3)洋上風力案件における最新実務
3.ファイナンスに関する契約
(1)ローン契約のポイント
(2)担保関連契約のポイント
(3)スポンサーサポート・直接協定のポイント
4.セカンダリー・流動化取引に関する実務
(1)事業譲渡/買収・流動化の各種手法・ストラクチャー
(2)法務DDのポイント
(3)譲渡契約のポイント
(4)買収ファイナンスの特殊性
5.民法改正による影響・留意点
6.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
村上 祐亮(むらかみ ゆうすけ)氏 : 森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
【略歴】
各種の再エネ案件を始めとして、エネルギー・インフラの両分野で、事業開発、契約交渉・管理、プロジェクト・ファイナンスからセカンダリー投資まで、事業者と金融機関の双方に対して、幅広くアドバイスを提供している。Allen&Overy ロンドン(プロジェクト・ファイナンス部門)では、欧州・中東の発電プロジェクトに従事した経験を有し、クロスボーダー案件にも強みがある。
The Legal 500 Asia Pacific 2019にて、Next Generation Lawyer (Projects and Energy)およびBest Lawyersの10th Edition of Best Lawyers in Japanに選出。
2004年 東京大学法学部卒業、2006年 東京大学法科大学院修了、2007年 弁護士登録、2012年 ハーバード大学ロースクール卒業、2012年 Allen&Overy (ロンドン)に出向(~2013年)、2013年 ニューヨーク州弁護士登録、2015年 東京大学法学部講師(~2016年)。
主な著書・論文として、「発電プロジェクトにおける担保法上の論点-民事法と実務の交錯-」(SFJ Journal Vol.12)、 「プロジェクト・ファイナンスにおけるステップ・インの再検討-英米におけるDirect Agreementの実務を踏まえて-」(NBL 1052号)、『詳解 シンジケートローンの法務』(金融財政事情研究会、2015年、共著)等、多数。
セミナー受講料
1名につき 33,770円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
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