映像関係の権利処理実務で陥りやすい落とし穴

【近時の裁判例から学ぶ】~著作隣接権、著作者人格権、引用等の事案~


【セミナープログラム】


メディア関係の法律実務に従事していると、コンテンツ制作にあたって「王道」的な著作権のところについては十分ケアがされているにもかかわらず、著作隣接権が問題となったり、著作者人格権が問題となったりと、思わぬところに「落とし穴」が潜んでいたりします。
著作権法は、増築を繰り返してきた結果、非常に複雑になっていますし、頭ではわかっていても、なかなか事前に気が付かないのが落とし穴の怖さです。
そこで本セミナーでは、近時のメディア関係の裁判例を紹介し、実際にどのようなところが争いになったのか、どういうところに落とし穴が潜んでいるのかを見ていきたいと思います。
特に近時の裁判例の中でも、著作隣接権や著作者人格権が問題となった事案、引用に当たってクレジット表示がされていなかったことなどを理由に適法引用の抗弁(32条1項)を排斥した事案など、映像関係にまつわる事件を中心に紹介したいと思います。

1.JACO PASTRIUS音源事件(大阪地判平30・4・19)
映画の中で使用されていた音楽について著作隣接権(レコード製作者の権利)の侵害が争われた事案

2.ASKA未公表曲事件(東京地判平30・12・11)
未公表曲をテレビで放送したことについて著作権及び著作者人格権(公表権)の侵害が争われた事件
また、著作権侵害について適法引用及び報道利用の抗弁の成否も争われた

3.沖国大ヘリ墜落映像事件(知財高判平30・8・23)
ニュース映像をドキュメンタリー映画の中で使用した行為について、適法引用の抗弁の成否が争われた事件

4.質疑応答/名刺交換


【講師】


平井 佑希(ひらい ゆうき) 氏 : ライツ法律特許事務所 弁護士・弁理士


北海道大学農学部森林科学科卒/北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻修了/横浜国立大学大学院国際社会科学研究科
法曹実務専攻修了/美勢法律特許事務所から事務所合併によりライツ法律特許事務所/横浜国立大学法科大学院非常勤講師
(知的財産法)
<主な著作> 「シートカッター事件最高裁判決」AIPPI Vol.63 No.4(日本国際知的財産保護協会、2018)/「ゴルフシャフト・ デザイン事件」著作権法研究44(有斐閣、2018)/「海賊版サイトをめぐる法的論点の整理-「漫画村」の出現を契機として」ジュリスト
No.1523(有斐閣、2018)/「育成者権(しいたけ)侵害事件判決」知財ぷりずむ No.192(経済産業調査会、2018)/「本尊写真事件」コピライト Vol.58 No.693(公益社団法人著作権情報センター、2019)/小泉直樹ら編「著作権判例百選[第6版]」
(有斐閣、2019)


【受講料】


1名につき 33,500円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,000円(税込)