ムダ取りIE実践コース(コード:KMJ)

 仕事における問題解決を行うときのツールの1つとして管理技術がある。本講座では管理技術の中でも、仕事の設計、改善、確立をねらいとしているIE(インダストリアルエンジニアリング)の種々の分析手法を学ぶことを目的としている。

 講義では、「ムダ取りIE基礎コース(コースコード:KMD)」での内容の一部を復習してから個別の分析手法について説明する。はじめにプロセス全体を俯瞰する「工程分析」について学ぶ。次にプロセスの時間を把握する「時間分析」さらに、仕事のシステムの稼働状況の把握を行う「稼働分析」について学ぶ。これらの分析結果を用いて標準時間を設定する方法を示す。
 最後に、モノの流れを量としてとらえる分析手法について説明する。できるだけ簡単な事例を用いて演習を行いながら講義を進める。


【対象】


上司からの改善要求の多い生産・製造技術スタッフ
継続的に改善活動を続けていきたい工場長
職場に標準作業のない企業
早く家に帰りたい現場スタッフ


【コース内容】


1. IEの分析手法(基礎編の復習・一部新規)
 IEの考え方と分析手法:IEのねらいとそのねらいを達成するための分析手法の位置づけを知る。
 資源の循環プロセス:主としてモノづくりに投入される種々の資源の相互の関係について示す。
 問題解決のプロセス:仕事における種々の問題に対する一般的な解決手順について考える。
 管理目標・評価尺度:問題の一つの要因であるPQCDSMEなどの目標について学ぶ。

2. 工程分析とECRSの原則
 工程分析の考え方と手順:仕事のプロセスを分ける手法の中で最も粗い工程分析の考え方を示す。
 工程分析からわかること:分析の結果に適用し改善のきっかけを生むECRSの原則を学ぶ。

3. 時間測定
 時間分析の考え方と手順:工程分析より細かい要素作業に分け、その時間を求める手法を示す。
 時間分析からわかること:時間分析の結果について改善に結びつける考え方を学ぶ。

4. 稼働分析の基礎
 稼働分析の考え方と手順:機械や作業者を対象としてその稼働状況を把握する手法を示す。
 稼働分析からわかること:稼働分析の活用法について学ぶ。

5. 標準時間の考え方
 標準時間の考え方:職場で用いられている標準時間が正しく設定されていることを考える。
 標準時間の設定方法:ここまで学んだ分析手法を用いて標準時間を設定する方法を学ぶ。

6. モノの流れの分析基礎
 モノの流れのとらえ方と手順:モノの流れを物量に着目した手法と正しく捉えるための考え方を示す。
 モノの流れの分析からわかること:分析結果をもとに、流れの改善方向について学ぶ。